ブラジルで銀行を使う時の注意点

銀行

窓口はさらに奥で入り口は回転扉が

 

○銀行を利用するときにはできるだけカバン類、金属物をもっていかないこと

 どこの銀行の入り口もほぼ同じで、銃や刃物を発見するためにメタル探知機をつけた回転扉が設置されている。回転扉の脇にはたいてい警備員がいるので、おそらくこの警備員が遠隔操作で安全だと思われる顔見知り客は遠隔操作で通すのだと思う。コインや鍵束を横の透明ボックスに入れ忘れてポケットに持ったままでも通過できることがしばしばあるので、メタル探知機によっても差がある。

しかし、いくらメタル製品をボックスに預けても通過できない人もいる。何度も繰り返しているうちに怒った客の中には意地になって下着姿や、果ては素っ裸になる人がいて、よくニュースで取り上げられる。これなどは警備員のいじわる、あるいは融通の利かないまじめな警備員に当たってしまったとしか考えようがない。もうずいぶん前から金属探知回転扉は採用されているが、未だにこの手の問題は起きているので、銀行側は指導をせずに警備員に一任しているのかもしれない。

 銀行によっては、行内の入り口にカバンを入れるロッカーを設置しているところが多い。カバンを持っている人は警備にロッカーに入れることを勧められる。こうしたロッカーも必ずしも安全とは言えないので、銀行を利用するときは、できればカバン類はもって行かない方が良い

 

○窓口に利用するときには、受付番号を取る必要アリ

 窓口を利用する場合は、日本と同じように受付番号を取るようになっているところがほとんどだ。電光掲示板で順番がきたことを知らせてくれる。老人や身体障害者、妊婦などは専用の窓口で受け付けてくれるようになっているところが多い

 

○銀行の中では携帯禁止

 通常、外の仲間と連絡をとるのを防ぐために建物内での携帯使用は禁止されている。銀行内に禁止の貼り紙がされている。それにもかかわらず、銀行によっては客が平気で携帯を使用しているところもある。警備員が見て見ぬふりをして何も言わないのだ。責任者・警備員次第で規則は変わってしまうが、原則としては禁止となっている。

 

○銀行以外のキャッシュングはしない方が無難

 ATMが、銀行だけでなくスーパーやガソリンスタンドにも設置されるようになり、キャッシングを誰もがどこでも簡単に行えるようになってきた。それとともに、暗証番号の巧妙な読み取り部品やカード吸収部品をATMに取り付けてカードや情報を盗む犯罪が急増している。おそらくこのような手口は日本やアメリカから伝わってきているものと思われるではないだろうか。例えばオレオレ詐欺などは日本での出稼ぎ経験のある日系人やブラジル人が伝えられたようだ。一時期急激に拡散した。

銀行のATMも決して安全だとは言い難いが、スーパーやガソリンスタンド、バスターミナルなどに設置している機械はさらに危険だ。お金が出ないなどの問題があって電話しても係りの人間が来ないこともしばしばある。どうしても使うならばせめて銀行内に設置してあるものにした方が良い

○ATM周辺で、近づいてくる人間は信用するな

 ATMの近くにいて銀行員の振りをして暗証番号を聞き出す輩も多い。銀行内にいて銀行のTシャツなどを着ている人はたいていホンモノだと思われる。しかし、それでも絶対ホンモノとは言いない。警察の振りをして車を止めての強盗などはいくらでもあるから要注意である。

銀行以外で親切そうに近づいてくる人間はまず危ない人だと考えてよさそうだ。とにかく、お金に関係することで頼みもしないのにハエのように近寄ってくる人間は泥棒だと言っても決して過言ではない。一見親しみやすそうに見えても、相手の方から近づいてくる知らない人間は、まず関係しないのが無難である。

 

日本で日本語のATMを使うのでさえ嫌いな僕には、ポルトガル語のATMは使う気にさえならない。毎日、あの手この手の詐欺事件をニュースで見ているものだから、すっかり耳年寄りになってしまい、時間はかかっても、もっぱら窓口を利用して金の出し入れをしている。ブラジルの都市に長いこと一人で住んでいると、日本にいる時以上に人間不信になってしまう。

studio crystal