佐藤食堂

DSC_0157

ドブラジーニャ(牛の胃の煮物)

はじめて佐藤食堂で食べたのは、かれこれ20数年前になる。20代半ばの、いつも腹ペコの貧乏バックパッカーにとっても当時のボリュームはなかなかのもので、全部平らげるとお腹いっぱいになったものである。当時に比べると、肥満や健康のことを気にするこのご時世になり、幾分量は減った。時代の流れというものだろうか。

食堂というだけあって、店内はシンプルで気取りがなく、ほとんど90年代の頃と内装は変わらない。メニューは壁に貼った、料理名を書いた紙。未だに多くの日系のおじいちゃんやおばあちゃんたちがこの佐藤食堂を利用するのは、味付けはもちろんあるだろうが、古き良き80年代終わりごろののんびりした時代を思い出すからだろう。

20数年前のメニューは、ちょっと日本的な味わあいのあるブラジル食ばかりであったが、何年か前から、カレーライス、うどん、ラーメンなどの日本食メニューが加わった。ブラジル食の多くは、一応、日替わり定食となっているが、頼めば、土曜日と水曜日のフェジョアーダなども出してくれる。

この食堂の個人的なお勧めは、瓶に入った煮物料理。ドブラジーニャ(牛の胃の煮もの)ハバーダ(テールシチュウー)パネーラ・ダ・ガリーニャ(鶏肉の煮物)、カレー(日本のカレーというよりはカレースープ)などなど。そしてコントラフィレ・コン・ミソ。コントラ・フイレをミソと一緒に鉄板で焼いた味噌味ステーキは、移民時代の懐かしい味である。

料金はバールで食べる料理の値段とほとんど変わらない。  会計は、入り口の脇に座っているおじさんに、給仕のおばさんが書いた、料理名の小紙片を渡すか(忙しいときは渡すことを忘れる)、食べたものを自己申告するシステムになっている。

■営業時間:月~土  11:00~ 15:45

■住所:Rua Galvão Bueno, 268 – Liberdade – São Paulo – SP Telefone: (11) 3208 8504

※クレジットカードは取り扱っていない

 

studio crystal