リオ・デ・ジャネイロ

DSC_2952コパカバーナ海岸沿いの歩道に並べられたテーブルで、海風に吹かれながら生ビールを飲んでいると、ゆっくりと心が弛緩していくのを実感する。リオ・デ・ジャネイロは、疲れた心身をと癒してくれる何かを感じさせてくれる、そんな土地である。

1960年にブラジリアに遷都するまでブラジルの州都だったリオ・デ・ジャネイロは人口約1200万人のブラジル第2の都市である。世界3大美港に数えられるだけあって、コルコバードの丘から眺めたグァナバラ湾は、ブラジルの観光地の中でも1,2を争うほど素晴らしい。

リオっ子のことをカリオカと呼ぶ。その起源は、先住民のトゥピ族が、海岸に壁を白く塗った家にポルトガル人が住んだことから、ポルトガル人を「カリ・オカ(トゥピー・グゥラニー語で白い家の意)」と呼んだことに由来する。

1763年にブラジル総督がサルヴァドール・ダ・バイアからリオに移され、ブラジルの首府となった。1808年の半島戦争により、リオがポルトガル・ブラジル連合国の首都となる。この時、ポルトガル国王とともに高い文化、技術を持った人々が移住したことにより、リオに当時のヨーロッパ文化が持ち込まれた。その後、1822年にブラジル帝国の首都となり、共和制移行後ブラジル連邦共和国の首都となる。1902年には、都市計画の実施で東西南北の幹線道路が整備され、さらにセントロ地区の大改造計画で、リオブランコ大通りの高層ビル、市立劇場などが建設された。1960年にジュッセリーノ・クビシェッキ大統領によってブラジリアに遷都するまで、ブラジルの行政の中心都市として発展していった。

DSC_3245世界的に有名なカーニバルは1723年ごろ、ファヴェーラの人々による街のパレードが原型とも言われ、現在は、巨大なサンボードロモ(カーニバル会場)で、豪華な山車を使ったパレードが夜を徹して繰り広げられる。

リオ・デ・ジャネイロは古い街と近代高層ビル、そしてファベーラの雑多な小屋群が背後にせまり、不思議な佇まいを作り出している。そんな街並みをリオ独特のまったりとした時間が流れる。サンパウロでは、ほとんど見られなくなった古き良き時代のブラジルの匂いがまだ残っている魅力的な町である。

studio crystal