南米放浪・なんでも2月

2・21 お酒

30年ぶりに友人にあい、ビールを一杯だけ飲んだ。
うまい! 苦味がなんとも言えない。以前はおいしいなんて感じたこともなかったのに、久しぶりに飲むとうまい、と感じるのが不思議だ。それも苦味がおいしいなんて! そう言えば、友人がサンパウロに来た当時は毎晩のようにバールでビールを飲んだ。懐かしい思い出である。
 友人がビールを買いたいというので、スーパーのビール売り場にいくと知らないメーカーのビールばかりになっていた。輸入品も随分増えている。それだけブラジル人の味覚も広がっているということだろう。
 メニエル病になって以来、ほとんどアルコールは飲まなくなった。友人といると、ついつい飲んでしまうが、ひとりではまず飲まない。ほとんど友人はいないから、もうアルコールは飲まない、と言っていいだろう。別に無理に酒を辞めたわけではない。飲みたい、という欲求がまったくないのである。おそらく、お酒はもともと身体に合わなかったのだろう。
大学時代の友人に、飲まなくなった、というと驚かれる。それだけ学生時代は飲んだ。ほとんど毎日二日酔い状態であった。酔っては、モノを壊したり、人に絡んだり、道路にあるものをとってきたり、今考えると、めちゃくちゃであった。酔うと、気持ちはスーパーマンとなり、5,6人のチンピラにつっかって行って逆にやられ、財布をとられたこともあった。出入り禁止となった店も何軒もあった。苦い思い出である。
 冬の北海道で凍死しなかったのは、友達たちのおかげである。よっぱらて、ぐてんぐてんの僕を見捨てず、いつも連れて帰ってくれた友人たちには深く深く感謝している。

 


2・19 自然の常備薬プロポリス

リン(柴犬1歳)に吻を噛まれたアズミ(ババ犬15歳)は、今度こそ(2回目)ダメかと思われたが、なんとか復活した。噛まれて、数日はまともに息ができず苦しそうだった。寝ていても寝息が苦しそうで、なんどもチリ紙のこよりで血混じりの鼻汁をとりだしてやらなければならなかった。一晩に2回以上だから意外に大変であった。やっと血がまじらなくなり、呼吸も少し楽そうになってきたが、ご飯を食べる時にひどく咽こむ。さらに、鼻で息ができないために口から呼吸するために唾液が乾き、息がひどく臭くなった。

 噛まれて傷を負った吻にプロポリスをなんども吻に塗り、口臭を抑えるために、プロポリス入りの蜂蜜を与えた。

 犬にたくさんの蜂蜜を与えるのはよくないらしい。人間の1歳以下の幼児とおなじように、蜂蜜に含まれている可能性のあるポツリヌス菌がよくないようだ。死ぬこともあるそうだ。少し夕食の後になめさせるようになってと大分口臭がきえた。

 寝息が苦しそうなときには、ちりがみのこよりを鼻の穴につっこみ鼻汁を除き、プロポリスクリームを吻に塗るとぴったっとよくなる。僕と犬にとってプロポリスはいまや欠かせない自然の常備薬となっている。

 2回目まではなんとか、乗り切ったが、さすがに3回目となるとダメだろう。そうならないように、リンにたいする注意はおこたらないようにしている。

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2・18 マスク姿

 旅行社に行くと、受付の若い娘がマスクをしていた。ブラジルでマスクをしている人を見たのは初めてである。
ほ~っ、思わず見とれてしまった。確かに逆に病気もちの感じがしないでもない。中国人や日本人がマスクをしているのを見て、欧米人が病気もちに見えるのも納得がいく。日本や中国では普通でも、ブラジルでは仰々しく、逆に危ない人のように見える。
 カウンターには来客用の消毒液までおいてあった。さすが日系の旅行社だけあって、日本の状態には敏感である。
そういえば、友人の日系人は、マスクはもう薬局にないよ、と言っていたが、あの娘はどこで買ったのだろう?
聞けばよかった。マスクはあまり予防には役立たない、と日本のネットニュースでは書いてあったが・・・。
 これほど天気が良かったら、ついコロナウイルスなんてぜんぜん大丈夫だと思ってしまう。それほど今日は天気が良かった。気温も12時半で32度。
 ところが、マスク姿の受付嬢を見て、一転、気が引き締まった。人の顔を半分以上隠すマスクには不思議に威圧感がある。もし、感染していないのであれば、予防効果はあまりないようだし欧米やブラジルではマスクをつけないほうがよいかもしれない

ブラジルの現在、疑惑感染者は3人。たしかに未だに感染者はいないが、杜撰な検査方法なのでいまいち信用できない。カーニバルではびっくりするほどの人が一か所に集まるので怖い。できれば行かないほうが良いと思う。

 

2・17 カーニバル1週間前

 

 カーニバル一週間前の日曜日、セントロはプレカーニバルでたくさんの人が繰り出すか、と思っていたがさほどでもない。

 雨が降ったり止んだりのいまいちの天気と、コロナウイルスと長引く不況のせいかと思っていた。ところが、ぎっちょんちょん! イビラプエラ大通りや他地区の大通りでは凄い人出だったようだ。その人ごみの中で強盗未遂で発砲事件があったようだ。ネットニュースではあまり詳しく乗っていなかったが、大騒ぎになったのではないだろうか?

 コロナウイルスが中国を中心に感染者が出ているし、生物兵器の可能性大とも言われているのに、この人出とは・・・。もっとも、新宿などは、ほとんど変わりがないらしいし、東京マラソンも一部開かれたらしいし・・・。今のところ感染者ゼロのブラジルで、人々が自分たちには関係ないと思うのも仕方がない。南米諸国ではまだ感染者がでていないらしい。インドネシアも。これらの国では果たしてちゃんと確認しているのか? 日本でさえもきちんとは確認できていないようだし。

 感染者数が中国についで2位(クルーズ船の感染者も含めて)の日本の東京でさえ、自分たちにはあまり関係ないと思っている人も多い有様であるから、ブラジル人が、自分たちには遠い話、と思うのも無理はない。

 僕はコロナウイルスも怖いが、東洋人差別がもっと怖い(腹が立つ)ので、今年はカーニバルにいかないことにした。意外に、ブラジル人は、若者を中心にユーチューブなどをみており、東洋人が近くにいるとあからさまに嫌な顔をして鼻・口を隠したりする奴もいる。

 群集心理どのように左右するかまったくわからない。ましてや、今年のカーニバルは、不況のせいもあり今までに輪をかけて治安がわるそうである。

 

2・15 プレカーニバル

 カーニバルまであと一週間になった。サンパウロのセントロでは、昼すぎからあたりから、トリオエレトリコ(大音響トラック)がカーニバルミュージックをあたり一帯にまき散らしながら、数千の人々を引き連れ路上を練り歩いている。
この行進のために、市内バス560路線が変更になったという。まだ一人も感染者がでていないことから「コロナウイルスなんて地球の反対側の病気! 私らには関係ない」という感じが、そのバカ騒ぎからうかがわれる。とはいうものの、今年のプレカーニバルは少しおとなしい気がしないでもない。1週間前だろうか??
僕自身はまだ一度もこの行進には参加したことはないが、日のカンカンに当たる中を上半身裸になり、缶ビールを片手に気の知れた仲間との行進は、一体感を産み、日ごろのストレスはあっという間に霧散してしまうだろう。
騒音や、バカ騒ぎを嫌い多くの人々は、さっさと旅行にでかけてしまうが、近年はサンパウロの路上カーニバルは人気を呼び、地方からわざわざ来る人も多いし、路上カーニバルに参加するために旅行を取りやめる人も増えているらしい。
 今年はコロナウイルスのこともあり、カーニバルの写真を撮りに出かけないことにした。メトロで、近くにいた若者が僕を見て上着であからさまに顔と鼻を覆ったのが大きな決めてとなった。アルコールで酔っ払った人間が数人で暴
力を振るってくる可能性もなきしにもあらずである。うつされる可能性もあるし、無理はしない。しかし、寂しい~。血が騒いでどうしようもなくなりつい出かけるかもしれない。そうならないように気を付けなくては!

セントロのいたるところに簡易トイレが設置された。終わるころには大小便でタプタプン。とても使用する気にならない

こんなにいい天気にコロナウイルスのことなんか考えられない! が・・・

 

2・14 メトロで 

久しぶりにメトロに乗る。乗車率は70%ていどか。最近はどの時間にも乗ってもそこそこ混んでいる。降りる予定の駅がちかづいてきたので、列車の扉付近行くと、ひとりの若者が、上着で鼻と口を覆った。むむむむ・・・・・

 おそらく東洋人の僕を見てコロナウイルスを持っているかもしれないと考えたのだろう。急に腹立たしくなってきた!! ぐっと手を握る。病気の知識もないと思われるモレーノ(黒人と白人の混血)に、こんな態度を取られるとは・・・・。うちにはテレビがないので良く知らないが、コロナウイルス関連ニュースは、毎日のように流れているのだろう。友人の日系人もそう言っていたし、最近の大きな話題のひとつだろう。

テレビしかほとんど見ないブラジル人にはテレビの影響力は凄まじい。それだけに今後、気を付ける必要がある。中国人だけでなく、日本人も、最近の汚染拡散では、ブラジル人は同じに危険だと思っているだろう。だいたい、彼らには日本人、中国人、韓国人の見分けはつかない。

 ニューヨークで、東洋人女性が、黒人に攻撃される動画がアップされていた。同様なことがブラジルでも起きる可能性がある。大きな野生動物のような黒人に突然叩かれ、それに腹をたてたマスク姿の東洋人女性はその黒人をおいかける。僕なら、いかにも強靭そうで野生動物のようなその男を、とても追いかける気にはならないと思う。しかし、その女性は追いかける。しかし逆に反撃にあってしまう。

 なんとも恐ろしい。サンパウロでもありそうな話である。襲われはしなかったが、避けられたりすることは、サンパウロでも、今後増えていくだろう。カーニバルでも、カメラを壊されたり、なんらかのことをされる可能性は大きい! 

 仕事で頼まれれば別だが、そうでなければ今年はカーニバルの写真を撮らないことに確定!


2・13 よく壊れるエレベータ

 一昨日も昨日も雨、その上エレベータの故障でリンを散歩に連れていけない。今朝も早朝は止まったまま。今日、10時頃にはエレベータは直っているだろうと思い、見にいくと直っていた。急いで散歩に連れていく。空には雲が多く、昼からまた雨になりそうだったからだ。
 ブラジルのエレベータはよく壊れる。僕の住む建物なんかしょっちゅうである。下の階に住む女性は、何度も止まるエレベータにキレた。ちょうど僕も一緒にのっているときに止まり、彼女は怒り心頭で、各階のボタンを押しまくった。彼女の行動に驚いた。ブラジル人は短気が多い!! 慌てて「そんなに押すと、余計こわれるよ」と彼女をなだめた。PCも含め機械類は優しく扱ってやらないと、本当に壊れてどうしようもなくなる。僕も短気なので、PCが固まると思いっきり叩きたくなるが、ぐっとこらえてスイッチを切るなどやさしく扱うようにしている。今まで、カッと血が上り力任せに扱って、壊れてしまったことが何度かあったからだ。そうすると、買い替えに余計お金がかかるし、面倒である。最近は怒りで力任せに叩いたり、扱ったりすることはなくなった。
 よくエレベータが壊れるのはうちのアパートに限ったことではない。専門家によるとサンパウロに約9万あるエレベータのうち0.5%は落ちる可能性があるらしい。
 そういえば、うちのエレベータも人が載っているとき落ちたことがある。幸いにも、死人はでなかったが・・・。市の文化遺産にも選ばれるような古い建物であるから、建物自体もおそらく60年を越えているだろう。エレベータは新しいモノに変えたはずであるが、しょっちゅう壊れる。
 僕が乗っているときに、落ちることが無いように祈りたい。


2・12 性格の悪い? 柴犬リン

 

「よう、よう、ばーちゃんよ~」
 と、でもいうように、柴犬若犬、リンがミニチュアダックスフンドのババ犬、アズミに執拗に絡んでいる。昨日、今日と雨がしょぼつき散歩に出かけられないので、リンはいらついているのかもしれない。朝、寝室と台所と廊下を開け放ち、できた約15mの長さがある空間にボールを30分ほど投げて遊んでやったのに、まだ足りないようだ。そんなことを思いながら、PC仕事をしていた
 まさか、ここで争いが起きるとは夢にも思っていなかった。飼い主が、同じ部屋にいるのである!! ちょっと目を離したすきに、リンがババ犬アズミに後ろから覆い被さった。リンを引き離そうと拳で叩くが、我を忘れてしまったリンは離れようとしない。アズミは泣き叫んでいる。やっと引き離した時には、アズミの鼻に噛み傷が数か所あった。流血もしている。その間、わずか数十秒。以前ほどの大きな傷ではなかったから大丈夫かと思ったが、噛まれたの場所は、犬の急所の鼻近く、吻である。ばい菌がはいらないようにすぐにプロポリスクリームを塗る。しかし、案の定、3時間後には腫れてきた。腫れて片方の鼻の穴がふさがって息がくるしそうである。以前、アズミが歯槽膿漏で歯が抜け、顔が腫れた時に使った、腫れをひかせる抗生物質を飲ませようと引出しをさがすと見つかった。しかし、使用期限を見ると15年10月までとある。約4年も過ぎている。飲ませようか、どうしようかと迷う。考えたあげく止めた。4年も過ぎていると変質していている可能性が高い。天然の抗生物質、プロポリスだけにすることに決めた。
 プロポリスは僕にとっても万能薬だ。傷をすると、ばい菌がはいらないようにすかさず塗るようにしている。少しは腫れるが、気が付くと化膿することなく完治している。一応、犬用と人間用を分けて使っている。液体のプロポリスと異なりクリームは沁みて痛み伴うこともなく、犬たちに使うには非常に便利なのだ。
 アズミは目に力があり、大丈夫だと確認するが、寝息は鼻がつまりいびきをかいて苦しそうである。息が詰まる可能性もある。寝ずに番をすることに決める。しかし、気が付くと寝てしまっていた。
 アズミは?、とみると、いびきをしているが、昨日よりは落ち着いているようである。晩は食べなかった餌も今朝は食べた。峠はこしたようだ。しかし、まだ鼻汁が固まって穴を完全に塞いでしまうかもしれない。チリ紙を棒状にして鼻の穴にいれる。最初はいやがっていたが、2,3度行うと空気が入りやすくなったのか、いやがらなくなった。もう、絶対、ジジババ犬の近くにリンを近寄らせない!
 リンはなんて性格の悪い犬だ、と思っていたが、たまたま見かけた犬の矯正トレーナーのユーチューブに、柴犬は、もともと猟犬なので非常に難しい。性格の良い柴犬は、大人しく性格の良い柴犬どうしを掛け合わせたものが多い、と言っていた。リンは嫉妬深く、どうしても性格が悪く見えてしまうが、それは柴犬特有の、もともとの特性かもしれない。あるいは、リンが性悪の犬なのか? あるいは、あるいは、僕の飼育の仕方が悪いのかもしれない。ともすると、キレそうになるが、前者であることを信じて、気長にキレずに、リンの性格が曲がらないように飼育していくしかない。柴犬は本当に難しい!  今までたくさんの洋犬を飼ってきたが、こんな犬は初めてである


2・11 天然もの


 今朝も早朝から雨が降り、そのうえ肌寒い。セントロの、8時半の路上デジタル温度計は20度を表示している。温度的には、さほど寒くないはずであるが、昨日の日中は30度ちかくあったせいか、体感温度は、肌寒く感じる。多くの人が同様のようで、長袖にうすい上着をきている人が多い。下がったりあがったりの、一定しない気温では体調を崩す人が多いようだ。
 ちなみにコロナウイルス感染者はブラジルは現在ゼロ、疑感染者11人らしい。先日、中国から救出され、ブラジルに到着した人々はゴイアスの軍基地に収容されて様子をみている状態だ。いまだに、感染者がひとりもいないので、ブラジル人はすっかり安心しているようだ? 貧しい人がただでさえ多く、栄養不足の人が多いだけに、一度ウイルスが持ち込まれれば爆発的に拡散しそうだ。それだけに怖い。
 
 今日はメルカードに買い出しの日。セントロは余り降らなかったが、その他の区域では大雨でかなり被害がでたそうだ。小雨がしょぼつき、買い出しもいまいち気も晴れないが、大雨がふらないだけ恵まれている。
 メルカードの魚売り場に行くと、オオアジが入荷していた。3枚におろしてもらい、味噌汁の出汁様に頭と骨すべて持って帰る。このごろは、魚のアラで出汁をとるようになり、化学調味料を使わなくなった。良い傾向である。が、化学調味料をこれでもかと使う安い中国料理屋にいけなくなったのは、少々残念である。というのは数年前に、安い中華料理屋に2回行って、2回とも翌日二日酔い状態になり寝込んだ。おそらく使われている化学調味料のせいであろう? 初めは食べ物にあたったかと思ったが、一緒にいった友人はなんともなかった。ネットでいろいろ調べた結果、症状がそっくりだし、化学調味料の可能性が一番大きかった 
 ブラジルの魚の何が良いかというと、なんといっても養殖モノでない天然モノがそこそこの値段で食べられること。淡水の魚は、養殖がかなりされているが、海水の魚はまだほとんどされていない。魚ではないが海水で養殖されているのはエビと牡蠣くらいではないだろうか?
 そんな訳で、アジも天然もので身がしまり抜群にうまい。魚屋で3枚におろしてもらったものを家で刺し身にしてたべると、ほんのりと甘くしまった身がとにかくうまい! 僕のような料理ド下手な人間が、ほとんどぶつ切り状態に切っても旨く感じるのであるから魚自体が本当にうまいのであろう。魚のうまい高知で育った人間がいうのであるから間違いない。最近は、魚の輸送技術があがり、メルカードの日系魚屋の魚はかなり新鮮である。おそらくブラジルでは1、2を争うくらい新鮮だと思う。
 日本にいるときは、ほとんど名前も確認せずにただ刺し身をたべていたが、最近、随分詳しくなった。アジにもいろいろ種類があることがわかったし、日本の魚の豊富さ、おいしさもあらためて気づかされた。一般的には太平洋や日本海で獲れる魚は大西洋の魚よりおいしい気がする。
 いまでは、週に1度のメルカードの買い出しは、すっかり楽しみになってしまった。

大きな天然もののアジ


2・9鶏糞の残留物は?

オーガニック市のいつも買い物をするボックスにいくといつも買う人参がない。どのボックスで買うのが良いのかきいた。念のために、鶏糞を肥料として未使用のところで買いたいことを告げた。

「そうだね。鶏糞はほとんどのところで使っているよ。ここでは3か月置いたものは使っていいことになっているんだよ」

「鶏糞って、普通の鶏糞?」

「そうだよ」

「そんな! 知らんかった!! てっきり鶏糞も、無農薬で育てたエサで育てた鶏の糞のみ使用可と思ってた!!!」

 この市はサンパウロで最も古く、最も厳しいオーガニック市である。近所に数キロ内に工場がないこと、2年間農薬を使ってないこと・・・・など、野菜を販売するにあたって厳しい規則があった。しかし、普通の鶏糞でも3か月置いたものなら肥料として使ってもいいらしい。

3か月たったら、鶏に食べさせている、ホルモン剤や病気にかかりにくくするための抗生物質は消えるのだろうか??? 日本のネットなどでは有機栽培されている野菜は虫やヴィールスなどがついて逆に不衛生で汚い場合もある、という記事を読んだことがある。まだ、読んでないが、 最近「無農薬野菜を高いお金を出して買うのはバカだ」なんていう記事まであった。

 全然しらべていないので、僕の思ったことであるが、3か月置いても、ホルモンや抗生物質は消えないような気がする。もし、残存するとしても3か月たてば影響がないほど極少量なのだろうか? 厳しい規則のある市で、普通の鶏糞でも3か月おいたら使っても大丈夫、とい言っているのだから大丈夫なのろうが・・・

結局、鶏糞を使っていない農家のボックスを教えてもらい、人参を買った。

 僕がいつも買っているボックスは完全無農薬で肥料は鶏糞を使わず、農薬を使っていないシメジの育苗床の土を時々畑の土に混ぜているそうだ。実際、農場まで行って見学させてもらったから信用はできると思う。

 せっかく朝早く、バスに乗ってでかけ、高いお金を出して購入しているのだから、安心できるものを買いたい。普通の鶏糞残留物について調べようと思っている。

2・7頭の痛いリン

柴犬リンには頭が痛い! 
 出かける際には、喧嘩をしないよう、いつも、彼女とジジババ犬を別々の部屋にしていたが、最近、自分だけ1匹にされるのが嫌なのか、帰ってくると部屋が荒らされていることが多い。恐らく1匹にされることに腹をたてているのだろう。昨日は荒らすだけでなく糞、小便まで決められたトイレ場所ではない床にしていた。さすがにこれには腹がたち、糞尿に鼻を押し付け、尻をぶっ叩いた。
 彼女が何か悪いことをしたらすぐ分る。何も怒られるようなことをしていないと、帰ってきてアパートのドアを開けると、喜びを身体一杯で現し「遅かったね、帰ってきてくれてうれしい」とばかりに目をパチパチしながら飛びついてくる。しかし、逆に怒られるようなことをしていると、迎えにやってこない。
最近、ジジババ犬の部屋に侵入していることが何回かありジジババをいじめていた。絶対に侵入できないようにすると、1匹だけにされたことを怒ったのか、トイレのトイレットペーパーをボロボロにし、居間のテーブルの上に上がりモノを落とし、さらに糞尿までしていた。
出かけたふりをして、エレベーターを待つ場所にしばらくいると、ジジババを閉じ込めている部屋になんとか入ろうと、扉をひっかく音がした。入ることができないと知ると、今度は鳴きはじめた! これが一番困る。というのは,すぐに苦情がくるからだ。
 建物の管理責任者はアパートの住人で威張った嫌味な奴だ! 高い給料をとり、最近はそのおかげか、太ってきたし、着ている服装も随分よくなってきた。
最近は、外から管理責任者を呼んで、お金を出して雇っているアパートもあるが、昔同様住人から選出するところもある。うちの建物は選出だが、他に誰もなり手がおらず自動的に彼がやっている。もう、かれこれ10年以上やっているのではないだろうか? 昔はボランティアであったが、最近は給料制になった。銀行の支店長並の給料を取るのだからあいた口がふさがらない!
知人から、「シンジコ(責任者)には遭ったら挨拶くらした方がいいよ」と言われるが、向こうからしてこない限りはしない。彼の方でも僕のことを嫌っているようで、してこない。だから僕もしない。
犬の苦情があると、罰金を取られる。ほんとうに腹立たしい!! なので、このリンの鳴くのは困るのだ。鳴くのを止めさせる方法はないものか? できるだけ毎日わずかの時間でも出かけるようにして少しずつ馴らしていくしかないようである。

2・6 最近のサンパウロ・セントロ周辺

 

以前にも書いたが約25%路上生活者が増えたそうである。(これは日系の友達からの受け売りであるが・・・)確かに、セントロを歩いていて、いたるところでゴロゴロ寝ている路上生活者が増えたし、裸足の路上生活者をよく見るようになった。以前から路上生活者は、セントロでは良く見かけたが、さすがに裸足はあまり見かけなかったような気がする。それだけ、貧しい人が増えたということだろう。それも超貧しい人が。
 突然、殴りかかったり、蹴りかかったり、横断歩道を渡っていて物をぬすむふりをしたり、訳の分からない行動をする人間も増えた。はじめは、もしかして、そんなことをされるのは僕だけか、と思ったが、見ているとブラジル人男性も女性も、こうした嫌がらせを受けている。普通に歩いていて突然されるので、ほんとうに腹立たしい!! どうやら貧富の激しい社会の中で、貧しい自分の状態に、どうしようもない苛立ち・不満を持ち、他人にぶつけているような感じである。たいてい、チンピラのような路上生活者で大きな犯罪もできず、せいぜい人を驚かせて楽しむ「世を拗ねた」奴である。しかし、殺しをしたり、おおきな犯罪をしたり、しないだけましかもしれない? ただこういった人間はよっぱらったりすると、急に気が大きくなり犯罪に走る傾向がある。気をつけなければならない。警察に訴えても実質的には、何の被害をうけていないし、やられた後なので、「どしようもない」というだけである。
昔は、たいていの路上生活者は、ピンガ(安酒)を飲みベロベロ状態の人が多く危なくはなかったが、最近の路上生活者は麻薬常習者が多く何をするか分らない。十分気を付ける必要がある。

 ちなみに、日本から旅行でやってきて、「中」以上のホテルに泊まり、タクシーなどを使って観光する場合はほとんど危ないことはない。油断し過ぎると問題であるが、そうでなければブラジル観光は危ない目にほとんど遭わずに楽しめる、と思う。
 ただし、サンパウロのセントロ付近や、地方でもこの辺は気を付けてと言われる場所を観光をする場合は十分気をつけた方が良い

 

2・4 セントロには変な奴が多すぎる

 早朝の雨がの日が続き、散歩に行けない。やむなく晴れ間狙って行くことになる。今日の散歩は9時50分に出発した。犬のエネルギー発散と自分の健康のために、毎日ほぼ欠かさず散歩に行っている。
 10時以降になると人通りもぐっと増える。それとともに昼間活動する路上生活者も。僕の前に、手で顔を隠してずっと歩き続けている路上生活者いた。どう考えても普通ではない。これは危なそうな奴だと思い、さっさと追い抜いた。
 ところが追い抜いて信号待ちしていると、その男がやってきて
「その犬は、広場で遊びたがってる! 他の犬も遊んでいるから連れて行ってやれよ!!」と大声で言う。
 どうしようと僕の勝手だし、どこに行こうと僕の勝手だ。何も反応せず無視。信号が変わると速攻で離れた。男はそれ以上何も言わなかったし、何もしてくることもなく横断歩道で佇んでいた。
 この男のように関わってくる人間が危ない! 反応するとどんど近寄ってきて何をするかわからない。僕は完全無視と決め込んでる。しかし、気の良い日系人の友人は、お金を恵んでくれ、と頼まれても決して無視することなく「今、あげるお金はないんだよ」
 と丁寧に返事をする。僕のように無視せず、本当はそうするべきだろう。そうすれば、お互いにへんなしこりが気持ちにのこらない。わかっているのだが、僕には彼のような態度とれない。
 やはり、柴犬はまだブラジルでは珍しい犬なので、いろんな人間がちょっかい出してくる。それらを無視し、仏頂面でどんどん歩いていく。
 一人の路上生活者らしき男が「その犬、日本犬だろう?」と声をかけてきた。「すごく高いんだよな・・・・」
 危ない奴だ。こういう男が強盗に早変わりする。
 ブラジルでは、ポメラニアンやフレンチブルドッグなどの高価な犬を、ここぞとばかり見せびらかしながら散歩する輩もいるが、僕にはそんな気持ちはさらさらない。高価な犬を狙って盗んでいく奴もいる。聞くところによると、高価な犬種の成犬は盗んでいって、仔を産ますらしい。そんな奴らに狙われる可能性もあるので、できれば早朝に目立たないように散歩したい。
 だいたい、僕の家の周り(セントロ区)は変な奴や路上生活者が多く、危なすぎる。路上生活者は25%も増えたそうである。改めて注意しなくては!! と思った。

スッカリ成長したリン


2・4ブラジルの医療事情

「サンパウロでもマスクはうりきれているって!」
「ジェルやアルコールも?」
「それらはあるらしいけどね。でも、きっとスクはほとんどの人が買ったまま使わないで終わるよ!」
 友人のブラジル人と話していてコロナウイルスについてになった。
最近ではほとんど毎日、コロナウイルスの話題がテレビで流されているらしい。
ブラジル人も結構感染を心配している人が多いようだ。
「ブラジルじゃ、公立病院は、普通でも、医者が足りなくて、診察してもらうのは難しいほどだから、ウイルスが拡散すると大変なことになるだろうね」
 ブラジルは公立病院は誰でも無料で診察してもらえるが、病人に対して病院、医者の数が足りず、診察や手術までに数か月かかる場合もあるらしい。だから、お金がある人は、たいてい、保険に加入しており、保険が適用されている私立病院にいく。その場合は、すぐに診てもらえるし、手術・入院をしても保険会社が払ってくれる。
 しかし、毎月の保険代は高く、そのうえ、しょっちゅう値上がりするので、かなりの負担だ。知り合いの80を超えた人は「毎月の保険料が高くて、年金の3分の2以上が保険代に消えるよ」と言って嘆いている。
 ちなみに、僕は入っていた保険会社がつぶれて以来、保険に加入していない。その分、健康には気を付けている。例えば、食材のほとんどはオーガニック野菜と魚を中心で、肉鶏類はあまり食べない。そして毎朝、5キロちかく早足で犬の散歩もかねて歩いている。最近、無農薬野菜は逆に健康によくない、などという記事も見かけるが、今、無農薬野菜中心の食で体調は良好なので、このまま続けていこうと思っている。マスコミや研究機関などで報道されることはごろっと変わることが多いので、あまり信用していない。一応しらべてみて、自分にあう食べ方にであえばそれを続けることにしている。
 今後、安い保険を探してできれば加入したい。事故で負傷した場合、ブラジルではほとんど自分で医療費を払うことになる可能性が高いからだ。多くの人は交通事故を起こしても車保険に入っていないし、怪我をさせた人の医療費も払うことができない。怪我を被った方は、裁判にかけても何年もかかり、治療費以上に高くつくことがあるらしい。なので交通事故にあって自分が悪くなくても結局自分で払う人が多いと聞く。


2・3 ウイルスは怖いがついつい・・・

 

ついにブラジルも武漢滞在のブラジル人を本国に送還させることを決定した。ブラジル国内で決めただけのことで、すんなりと中国が許可するかどうかは解らないが・・・・

そして、リオ・デ・ジャネイロではカーニバルでのコロナウイルス予防を計画しているらしい。具体的な内容は書かれていなかったが、おそらくマスクの配布くらいではなかろうか?

今朝は、他の話題が少なかったのか、僕が見たネットニュースではコロナウイルス関連が多かった。ブラジルもやっと注意するようになったようだ。

しかし、土・日には旧正月祭りは行われるし、昨日はプレカーニバルのカーニバル・デ・ルア(路上カーニバル)が行われた。実際は、多くの人はブラジルまでは拡散されないだろうと思っているようである。

最初はどちらも写真を撮りに行くつもりはなかったが、ついつい行ってしまった。

もともとは日本人街であったリベルダージが、悪く言えば中国に乗っ取られるような感じがして数年前からいかなくなっていた。なによりいやだったのは、街のシンボルであるスズラン灯(街頭)一個一個に中国風の絵をかいた朱色の段ボールを被せているのを見ることであった。ここまでするか! といいたい。旧正月まつりをするのはいいだろう。しかし、スズラン灯をないがしろにするのは許せなかった。今年は、段ボールを被せたのはメイン通り・ガルボンブエノの、ほんの300mほどにあるスズラン灯のみで、それも左側だけであった。嫌だと思いつつもこの写真を撮っておきたくて、今年は行ったのだ。人ごみを避けて8時半だったので人は少なかった。感染する可能性はほとんどないだろう。こうしたイベントには中国から観光や仕事にきた人も参加する可能性も高いと思う。そのうえ、例年だと歩くのもやっとなほど人がくる。感染者がいれば拡散されることは間違いないだろう。今年はどれだけの人がやってきたのか知らない。

 アパートでネットを見ていると窓から、カーニバルの音楽が流れ込んできた。外を見ると、数百人が音楽に合わせて踊りながら行進しているではないか! 初めは無視をするつもりであったが、望遠レンズで撮れば大丈夫だろうと思い、結局写真を撮りに行ってしまった。

 ちょっと感染に神経質になりすぎのような気もするが・・・、保険にも入っていないしできるだけ病気にはかかりたくない。外に出ると、たくさんの上半身裸の男性や、結構たくさんの人々がビール片手に踊っている。これは!! これほど多くの人が集まれば、もし、この中にウイルス感染者がいれば感染は免れないであろう。爆発的に感染すると思われる。それでも、写真を撮っているうちにウイルスのことなど忘れ去ってしまっていた。
 自分は大丈夫! ついつい、知らなかった、などという能天気なブラジル人が多いだけに、カーニバルは危ない! という僕も能天気な人間のひとりであるが・・・

プレでこれだけあつまるのだから、本番はもっとたくさん集まる。もし感染者が紛れ込んだら・・・考えただけでもぞっとする

 


2・2 旧正月まつり2

犬の散歩のついでにリベルダーデの旧正月フェスタの写真を撮りに行った。9時になっていなかったので屋台テントもまだほとんどのテントが準備中で、人も来ていない。人の少ない時間を狙って行ったので、正解だ。例年だと、開催中は歩くのも難しいほどの人出である。

テレビやラジオでもコロナウイルスのことは報道されているらしいので、今年は、来場者数は少ないような気もするがどうであろうか? ネットで調べたのだが解らなかった。

 昨日、遠目に、スズラン灯に中国風の絵を描いただんボールが被せてあるのを見た。その写真を撮りたかった。数年前は、ガルボンブエノ通り(リベルダージのメイン通り)のほとんどのスズラン灯に被せられていたが、今年は300mほどだけで、それも片側だけであった。やたらモノを売る屋台テントがおおく、広場にたてられた大型のメイン会場テントがぎょうぎょうしい。実際のフェスタが行われている時間に来ないと分らないが、印象として中身のないスカスカフェスタのような気がする??? 去年、今年と中国経済がよくないのでその影響をもろにかぶった感じである。おそらく、今年は本国からの寄付も少ないのではないだろうか? やたらと、金を稼ごうとする屋台テントが多い感じがする。いつも休日にリベルダーデでテントをだしている知人の日本人が車の中から声をかけてきた。

「やあ、散歩かね」

「あれっ、中国人フェスタですよね? 参加するんですか?」

「ああ、なんでもいいんだよ」

「へえ~、コロナウイルスにお気をつけて!!」

 後で、昨日の人出について聞き忘れた事に気が付いた。失敗であった。

 多分、例年並にたくさんの人が来るのであろうな?? ここから感染者が出ないことをただただ願う

 

8時半、祭りが始まる前のリベルダージ


2・1 旧正月まつり

今日の犬の散歩は、早朝買い出しに出かけたため少々遅くなり9時を過ぎていた。
いつものようにリベルダージに向かう。リベルダージでは、中国の旧正月のフェスタが行われる準備がされていた。広場には大きなテントが幾つもたてられ、街のシンボル、スズラン灯には中国らしいデザインを書いた厚紙が被されている。スズラン灯ひとつひとつに被せられている中国模様の厚紙を見ると、激しい憤りを覚える。そこまでやるなら自分たちの町でフェスタをやれ! といつも思ってしまう。スズラン灯は僕がブラジルに来る前からずっと、ぼんやりほのかな光でリベルダージの夜を照らしてきた。僕にとってもっともリベルダージで愛着のあるものと言っても過言ではない。それだけにこういうことを行われるとムカつく。
 ブラジルでも、ラジオやテレビ、ネットで毎日のようにコロナウイルスのことは報道されている。にも拘わらず、フェスタを行うとは! 中国からの、ウイルスにかかった人がフェスタに参加し、拡散するかもしれないということを考えないのだろうか? カーニバルも近いし、ここでウイルスに侵された人がカーニバルでウイルスを拡散する可能性もあるだろう。
 たくさんの屋台やテントが出ていたので、今更、中止にすることができなかったのかもしれない。本国では、ウイルスが蔓延して暗くなっているだけに、そんな雰囲気を吹き飛ばそうとあえて行ったのかもしれない。もしかしたら、ブラジルにおける中国人のお祭りであって本国とは関係ないと思っているのかもしれない。とは言ってもネットの動画には多くの中国人がブラジルに入国している画像がアップされていた。空港で中国からの飛行機の乗客は検査を受けていたようであるが、おそらく熱と咳くらいのものであろう。中には症状が出ない人もいるらしいから、ウイルスを持った人間がフェスタに参加しないとも限らない。中国人はお祭りを、自粛するべきだったのではないだろうか?
欧米では中国人だけでなくアジア人全体が、差別的な眼で見られているらしい。ブラジルではそうならないことをいのりたい。

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