南米漂流・なんでも2020

2・1 ネット

ネットが突然きれた。うちはまだADSLだ。光ファイバー回線もアパートの建物まできているようなので簡単な工事をすれば使えるようである。おそらく値段もそれほどは大きな差はないと思うが・・・?
 ADSLでも速さの点では、僕が利用するくらいでは大して不便は感じないので、まあ、いいかと、そのまま使っている。そろそろ光ファイバーにするべきか? 悩むところである。ブラジルの場合、頼んでも運が悪ければ、そのままずっと置きっぱなしにされることもあり、それが怖い。
 日本食レストランを経営している知人の電話は、近くの電線が工事された際、きられてしまい、そのままずっと切れたままであったらしい。何度しつこく電話会社に電話してもたらい回しにされ、ほとほと困り果てていたそうである。それが、お客の建設業者の社長に訳を話すと、電話会社に話してくれ、すぐ翌日には電話工事人がきて電話は直ったそうである。
 日本もそういうことはよくあるだろうが、ブラジルでは一層強い。未だにアミーゴ社会だし、上からの命令は影響力絶大である。僕にはそいった力をもった知人はほとんどいなから、泣き寝入りするしかないような気がする。そんな訳で、不便さも感じないこともあり、未だにADSLだ

 あっ、つながった。最近、雷雨が多いので、もしかしたら、どこかの電話線が切れ、その影響でうちのも切られていたのかもしれない?


1・30消えたギラギラ目つき

 

日系の旅行社に行くと、白人系の目の青い? べらべらの日本語を話す20代と思われる女性がいた。座っていたのでよく解らなかったが、多分小柄で、僕好みの美人! 

その時、まず思ったのは、こともあろうに、「こんな女性が息子の彼女だったらいいな!」である。そんな自分に気づきはっとし、驚いた。自分に、でなく息子に! このとき、自分がすっかり歳を取ってしまったことを自覚せずにいられなかった。

自分の老いた姿をほぼ毎日鏡で見ている間に、気づかない間にすっかり老いたことを自覚していたのだ! 

もう、え~、である。50半ばにして自分のおっさんぶりをすっかり自覚する様になっていたのである。あ~、悲しい。

 おそらく、目つきも、女が欲しい、欲しい、ギラギラ目つきではないだろう。そんなことを考えているとすっかり寂しくなってしまった


1・29 ブラジルでの感染は

 コロナウィルスはブラジルでも感染疑いの人間が出始めている。1例は武漢から戻ってきたミネイラ(ミナス女性)で、発症した? と思われる。あと2例はポルトアレグレとクリチバの人でこちらはまだはっきりと解っていないらしい。リオで武漢からの中国人旅行者がせきや熱が出たが陰性だったという。

 ブラジルまでコロナウイルス感染者がでてくると、おそらく世界中に中国を旅行した人や中国人にウイルスは撒き散らかされているだろう。中国人は、たとえ病気になっていなくても自国でじっとしていればいいものを! 他国に行って動き回るからよけいウィルスは広まっていく。

 昨日、メルカードにいく。メルカードには中国人がよく買い物にくるのでマスクをしていこうかと思ったが、残念ながら家になかった。東洋人からは2m以上離れていることを肝に銘じていくことにする。普通だったら、メルカードの中で、写真を撮りながら散歩するのだが、それは止めて魚と卵に鶏肉を買って、そそくさとでる。鶏肉屋に中国人がいたので、2m離れる。と、もしかしてこれは差別になるんじゃないだろうか? という考えが頭を過る。この中国人はずっとサンパウロに暮らしている人かもしれない? 無理して近づくつもりはないが、あまりにもわざとらしく遠ざかるのも、中国人にとって気分がよくないだろう。改めて、その辺に気を付けることにした。

友人に「ブラジルにもコロナウイルスが入ったんだってね」

「大丈夫よ。ブラジル人はカーニバルで強くなっているから・・・ハハハ」と笑い飛ばした。彼は日本でいうと東大にあたるウサンパウロ大学を出た人間である。その彼でさえ、たいして危なくないと考えているようだ。まあ、確かに、気持ちよく晴れ渡った空の下では、ウイルスが広まりそうな可能性は微塵も感じられない。とはいいつつも、結構、危ないことをしっている人も多く、いつも買う果物屋のおじさんはこちらが言いだす前から知っていた。テレビでもニュースになっているのだろう。

今日のネット・ニュースには社員の、中国への出張を、フェイスブックや日産、ヴァーリなどの企業では取りやめたらしい。

 カーニバルでは、保菌者がいれば感染する可能性はかなり高いと思う。1、2月ではこの病気は収束するのは難しいらしい、カーニバルを目指してくる中国人も多いだろう。考えただけでも憂鬱である。今年のカーニバルは家でじっとしていた方が良さそうである。

 

 

1・27 カーニバルが近いが・・・

 今年のカーニバルは2月21日かららしい。ネットで見てみると、既に旅行社ではツアーを出している。中国で発生したコロナウィルスは、さすがにカーニバルまでにはおさまっているように思うがどうだろう?
 中国から一番遠いブラジルとはいえ、このごろは中国からの観光客が多いので安心はできない。もし、カーニバルまで続いていれば、と思うとぞっとする。
ここ数年、サンパウロでは、カーニバル・デ・ルア(路上カーニバル)が大人気で、人気のあるブロッコになるとそれこそイモを洗うほど、ちょっと大げさにいうと立すいの余地がないほどの人が集まる。そんなところに保菌者が入れば、どっとウィルスは拡散されてしまうだろう。男同士でも女同士でも知らない同士が涎を垂らすほどキスをしまくる人もいるし、首にキスOKの段ボールを下げた人もいる(無理強いキスは犯罪と数年前に報じられた)から拡散はまぬがれないだろう。
 考えただけでも恐ろしい。
 踊りながら、ほとんどの人がビールを飲み、ウイスキーやワインをラッパ飲みし、酔っ払って踊る人が多いから、病気のことなど頭からほとんど飛んでしまっている。気が付けば病気にかかっていたなんてこともありえる。カーニバル後は、いろんな病気にかかる人がいるのではないだろうか?
 武漢に行き、コロナウィルスに感染した疑いのブラジル人家族がフィリピンにいるというニュースもある。コロナウィルスがブラジルに来るのも時間の問題かもしれない? 。
 カーニバルまでに治まっていることを願いたい。


1・25 ブラジルでもコロナウイルス対策

 コロナウイルス感染者の収容計画の会議が、クンビッカ空港で国家衛生監督庁が行われ、感染者の収容場所などを決めたらしい。

サンパウロは、最近の異常気象で、肌寒い日が続き、体調を崩す人が増えている。回復したが、息子も体調を崩していた。今週末、リベルダーデで旧正月祭りがあってもいかないように警告した。今、コロナウイルスがもし入ってくれば、爆発的に増えそうだ。国としても地球の反対だから、ブラジルまではこない、と安心していられない。

最近、急激に中国人は増えている。旧正月で親戚や友人を頼ってくる中国人や、観光に訪れる中国人も多いだろう。

日本は隣国で、数万単位の訪日客が来ると分っているのに、対策が遅すぎるような感じがする。このブラジルでさえ対策を考えている。それは、ザルのようなものかもしれないがブラジルにしては早い対応だと思う。

この病気が世界的にひろまらないことを祈りたい

 

1・24 飼い主の意地を見せるのも一苦労

 

寒い! 今日は家にいる間も上着を着ずにいられない。朝から雨で犬の散歩に行けずセントロ付近の気温はわからないが、20度以下は確かなようである。スマホではサンパウロの気温は17度とある。この時期からすればかなり寒い!

ネットニュースでは、サイクロンが発生し、リオ・エスピリトサントス州付近は警戒が必要とあった。僕がブラジルに来てからサイクロンの警戒なんて聞いたことがない。それだけにびっくりである。ブラジル国内のニュースに関心を持ち始めたのは、つい数年前からであるから、それまでにもサイクロンの警戒はあったのかもしれない・・・。

サイクロンの発生といい、今夏はかなり涼しいし、今年は異常気象である。世界的な災害がなければいいが・・・。大地震で今年のオリンピックはない、というような予言も多くの予言者にされているようだし心配だ。年末から年始にかけて、日本で地震が発生するかも? というような予言もあり、今年の正月は随分心配した。笑われるかもしれないが、僕はそう言った予言を信じる方なのだ。東北大震災の津波で、家や車が流されるのをみて本当に悲しかった。このとき、日本が崩壊する! とさえ思った。このような悲しみを2度と味わいたくない。

 雨で、2日散歩にいけていない。少しでもエネルギー発散さしてやろうとリンとボール遊びをするがキリがない。なんどボールを投げても、もう1回投げてくれ、ともってくる。ボールを持ってくるのはいいが、リンはすぐは離さない。ボールの取り合いもしたいのである。最近は毎日散歩に行き身体も強くなっているし、噛む力も強くなっている。簡単にはボールを離さない。しかし、ここで離して、負けるわけにはいかない! 常に飼い主が強いことを示さないと、今後の躾に差しさわりがでる。そう思って力いっぱいひっぱってボールを取る。リンも必死になって離さないしボールを取るのは一苦労である。飼い主の権威を守るのも大変である。


1・23 異常気象

 今年は異常気象のようで、サンパウロは小雨の降る肌寒い日が続く。今日は朝から小雨が続き、その上肌寒い。散歩に行けないリン(犬)は不満気にしている。

 近郊農家も大変なようで、野菜の生育がおかしいらしい。先週、オーガニック野菜市で買ったジュース用の人参は半分以上を捨てた。買った日は別におかしくはなかったのだが、1日冷蔵庫に入れていただけで、人参のいたるところがブュジョブジョ柔らかくなり、指がすぽっと入るほどになった。最初は棄てるのはもったいないと思い、柔らかくなった部分を取ってジューサーに入れようと思ったが、生で食べる訳であるから危ない。ケチケチしてお腹を壊すのもバカ臭い。柔らかくなっている部分が少しでもあるものはすべて捨てた。

僕が買っているボックスは完全無農薬で野菜を作っているので、こうした病気や虫がはいることもあるだろう。仕方がない。ただ最初から腐ったモノを売られるのは困るが・・・

一応、食べられなくて捨てたことをおじさんに告げた。申し訳ないと、買った野菜を無料してくれようとしたが、別に文句をいうつもりで言ったのではないので、それは遠慮した。


1・22 犬泥棒

真夏だというのに、肌寒い。朝6時半の気温はセントロ付近のデジタル温度計で19度。日本の人に笑われるかもしれないが、かなり肌寒く感じる。道行く人も長袖や上着をきている。

 今朝も、いつものように柴犬リンと散歩だ。うちからリベルダージまでの往復約4キロ、速足で40分程。結構、上り下りがあり、終わると汗ばむほどだ。最初はリンのエネルギー発散のために行っていたが、最近は自分の健康維持のためである。この散歩のおかげか? メニエル病の予兆である、ふらついたり、気分がすぐれなかったりすることも、すっかり影をひそめ体調がいい感じがする。

 今日もいつものようにリベルダージのリベルダージ広場を通り抜ける。この広場では、白いジャージを着た老人たち30人ほどが毎朝ラジオ体操をしている。最近は、リベルダージにやって来る観光客目当てに、広場にも様々な屋台テントが張られ、ラジオ体操をする空間も侵され始めている。とにかく広場中に金儲け目当てに食べ物を売るテントなどが張られはじめた。オーナーは目ざとい中国人やブラジル人だろう。リベルダージがどんどん侵略されるようで悲しいが、これも時の流れである。それだけリベルダージの、人の流れが活発になってきたということだろう。10年前に日本に帰った友人たちがこの様子を見たらきっと驚くだろう。

 あのころ、リベルダージの町に漂っていた陰気さ、野暮さは、どんどんなくなり、垢抜けた町になったのだから。日本からやってきた人が古き良き日本が残っている、といって喜んだものだが、今はもうその面影もほとんどない。日本人街から東洋人街に、そして今中国人街になろうとしている。

メイン通り、ガルボン・ブエノ通りを通り、お土産屋をまがろうとすると、

「ほら、見ろよ、言った通りだろ」という声が聞こえてきた。お土産屋の従業員? らしき数人の男達が柴犬リンを見ていっているのが聞こえた。柴犬はサンパウロではまだ珍しい。日本円に直しても20万円以上する。そんな高い犬を何故買ったかというと、仔犬を産ませて売ろうと考えたからだ。今まで4回以上仔犬を産ましたことがあったから、それほど無理なくできると思ったのだ。ところが、ブリーダに仔犬を買いに行って、その施設を犬工場のように感じた。僕にはとてもそんなことはできない、と気づいたのだ。もう、その時には既に前金を払っていた。後戻りすることは難しかった。

今や、リンはすっかり散歩犬である。売るかどうかは別にして、それでもリンにお産をさしてあげたいと思っている。

何が怖いかというと、犬泥棒が横行していることである。高価な犬に目をつけ、散歩中に盗むのである。盗んだ犬は、売れるものは転売したり、あるいは、子供うましたりして売るらしい。とにかくブラジル人は金になると思えばなんでもやってしまう。泥棒でなくてもあっという間に泥棒に変身してしまう輩がおおいのだ。

なので、散歩の時間も人どおりの多い時間を選んでいるし、微妙にかえている。心配し過ぎだと考えるかもしれないが、「あの犬たかいのだよ」とか「その犬幾らで買った?」・・・と言われたり、通りすがり耳にするとやっぱり心配になる。実際、ニュースなどでも、しばしば犬が盗まれたニュースをよくみる。あの凶暴なピットブルでさえ抱いて盗んで行ってしまうのであるからびっくりしてしまう。

柴犬は、ブラジル人には可愛くみえるらしい。だから散歩中も注目を浴びることがよくある。気をつけるに越したことはないと思っている

 


1・21 外国人用値段

を通り過ぎると、突然、「グッド、モーニング」という声をかけられた。ちょっと小汚い服装から、てっきり路上生活者かな?? と思って追い抜いた男性が英語で、おはよう、と声をかけてきたので驚いた。はっとして、後ろを振り向くと、男は髭面の白人系で、ニーッと笑って片手を上げた。僕が外国人と解ったのか??? 連れている犬が柴犬だったせいか???

今日はなくなりかけた、アロエ・ベラをいつもの古いメルカードで買うつもりだった。しかし、犬用に牛の心臓や鶏の骨がら、刺し身用の魚、息子に卵などを買ううちについ買い過ぎてしまい、所持金のほとんどを使ってしまい、のこり15レアルになってしまった。

3週間前にアロエは15レアルだったが、今年にはいりインフレが始まったので、20レアルくらいになっているかもしれなかった。買いに行こうか? どうしようか? 迷った。行くためには橋を渡らなければならなかった。少々面倒であったが、えい、ダメモトよ! とばかりに行くことにした。所持金は15レアル30センターボ。大丈夫か?

以前、買ったボックスは閉まっており、その隣でちょっとずるそうな感じのするおじさんがアロエを売っていた。一度、通り過ぎて別の店を探したがない。仕方がないので、また帰っておじさんにいくらかきいてみた。ちょっと考えて、1拍置いて、答えが返ってきた。「20レアルだよ。3つ買えば50レアルにするよ」いかにもいくらにしようかと考えた様子がうかがわれる。明らかにおかしい。

試に、「以前買った時は15レアルだったけれど、あがったの?」というと、間髪いれずに「じゃ~ それでいいよ」という答えが返ってきた。僕を外国人とみて、ふっかけてきたのか??? 20レアルでも十分安い値段ではあるが・・・。他の場所だともっとずっと高いことは知っていた。

外国人とみると、値段を吹っかけてくることはよくあることだ。友人も車を買う際に、自分で交渉した値段と、ブラジル人の彼女が交渉した値段とでは全然違ったらしい。彼女が聞いた値段の方が随分やすかった、と友人は憤慨していた。 

外国人には高くても売れるだろう、言っても構わない、と思っている輩が多いのだ。すべての外国人が皆お金持ちではないのである。僕の様に貧乏な外国人もいるのだ。別に安くしてもらおうという気はないが、正規の値段を言って欲しい。できるだけ腹をたてないようにしているが、ついカッとしてしまうこともしばしばある。

右端の茶色い建物がメルカード・ムニンシパル。旧メルカードは川を渡って少し行ったところにある

 


1・20 メニエル病の良化

このごろ、メニエル病(三半規管の病気。ひどいとめまいでまともに立っていられない)の予兆さえも感じることがなくなった。メニエル病になって、もう何年になるだろう。7,8年は経つと思う。もしかしたらそれ以上かもしれない。最初に発病したときはひどかった。ちょうど、保険を解約したばかりで公共病院に担ぎ込まれた。ぐらんぐらん目が回り立っていることさえできなかった。吐気はとまらずゲーゲー吐いた。

このときはじめてブラジルの公共病院のひどさを味わった、威張り散らす鼻もちならない若い医者たち(インターンか?)、点滴場所でボロボロこぼしながら飯を食う患者、点滴が終っても外してもらえず、歩き回る患者・・・・、若い医者達はお喋りに夢中であった。さすがに日本の病院には点滴室で飯を食う患者などいないだろう。知り合いの医者に言うと、「そんなにあそこの病院はひどくないはずだけどね~」と首をかしげた。

カンカン照りの中を路上カーニバルの撮影中に再発した。水も飲まずに撮影していたので熱中症にかかり、さらにメニエル病も再発したのだろう。初めてのメニエル病は全快するのに1年ちかくかかったが、このときは3か月、それから数回再発したが、回復する度に、時間はどんどん短くなっていった。身体がなれたのであろうか?? しかし天候に左右されるのか? 再発の予兆を感じることがしばしばあった。橋を渡るときは、落ちそうな気がして欄干から離れて歩かなければならないし、高い所に昇ることはもう無理になった。ふわふわ、ちょっと気分が悪い時がしょっちゅうであった。

それが最近は、全くなくなった。食べ物を野菜・魚中心に変えたせいか? 酒も全くと言っていいほど飲まなくなったおかげか? 犬との毎朝約4キロ速歩散歩のおかげか? 血圧が下がり、血圧降下剤を止めたせいか?(本当はダメであろうが、自分で勝手にやめた) 

最近は体重計にのっていないのではっきりとわからないが、52キロほどになっていた体重は、バンドの穴が一つ減ったので55キロを越えたかもしれない。

メニエル病は不治の病らしいから、いつまた起こるかもわからない。油断をせず十分気を付けて行きたい。

 


1・18 ジジ犬ニンジャ、下痢になる

ジジ犬ニンジャが極度の下痢状態になった。便は、水状態で終った後も完全に切れず、ポトとポタと滴のように下痢便を落とすほどであった。
原因は解っていた。他の動物も食べるかと思い浅い容器にいれ、床に置いておいた、ジューサーを洗った後に流しにたまった人参カスや野菜の切りくずを食べた結果だ。
 僕は一切、食器を洗うのに石鹸や洗剤などをつかわない(では、食器を洗うのに何を使うのかと言えば、お湯、あるいはコメのとぎ汁だけである)ので犬たちが食べても大丈夫だと思っていた。それが、吐くほどの下痢を引き起こした。歳も歳だけに(15歳)、もう、だめかもしれない、と思いつつ、ネットで調べてほぼそのとおりにおこなうと次第によくなり、ほっと胸をなでおろした。
 しばらく餌を与えないで胃腸をやすめなければいけないことは知っていた。休めた後、胃腸にやさしいモノを与えなければいけないことも。しかし、何を与えたら良いのかわからなかった。人間だったら断食の後に食べる物は野菜ジュースやおかゆのような消化の良いものだから、同じようなものだと察しはついた。
 約24時間ニンジャにほとんど何もあたえず、というよりは何も食べなかった。その後、ごはんと鶏の胸肉を細かく切って一緒に煮たものを与えた。初めてした便は、液体状というよりは個体状になりつつあった。良くなってきている感じである!
 ニンジャは気分もよくなってきたようで、身体が軽くなったようでさえある。ババ犬アズミとじゃれるほどになった。もう、安心である。サイトによると腸の善玉菌が減っているらしいので、増やすための薬を、朝晩の食事に混ぜてやろうと思っている。

ジジ犬ニンジャ、15歳。顔もすっかり白くなり目もほとんど見えない


1・17 ベティハーバ(甘藷)のジュース

 朝起きて、小便をすると、赤い色がついている。一瞬、あれっ、と思ったが、慌てない。というのは、最近、ベティハーバ(日本語で甘藷)をジュースにして毎朝1個飲んでいる。そのせいで赤いことを知っていたからだ。昨日は大便さえも赤い色がついていた。
 毎朝、犬の散歩に行く前に、スロー・ジューサーで絞ったジュースを飲んで出かけるのだが、昨日はベティハーバのジュースを飲んでいたことを忘れたままでかけていた。家に帰って鏡をみてびっくりした。口の周りがまっかに染まり、血をすすったようになっていたからである。ベティハーバは極めて染色力が強く驚かされる。
今でこそ、大小便が赤くなることに慣れたが、最初赤い大小便を見た時には驚愕した。また内臓器官がいかれた・・・、と思った。
 大分前に一度、血尿が出たとことがあるだけに、赤い大小便には神経質になっていた。
このときは、水分を十分にとらず、アマゾンで仕事に精を出し過ぎたことが原因である。仕事を始めるとつい身体のことを忘れてしまう。サンパウロに帰って空港の便所の便器に真っ赤な小便が出たとき、それはそれは驚いた。気を取り直して、すぐ普通の小便がすぐでるようになるだろうと思ったが、赤い尿はしばらく続き、ついに病院にいく羽目になってしまった。尿検査とレントゲンの結果、腎臓がわるかったようだ。検査に行くまで、毎回小便をする度に、赤い尿が出ないことを祈った。本当につらかった。
 赤い大小便は慣れたが、甘藷から砂糖が作られることを思い出した。糖尿病が怖い。さっそく、1日とっていい分量などをネットで調べてみなくては。


1・16少しずつ慣れてきた犬たち

 やっと犬たちが喧嘩しなくなってきた。リン(若い犬)はジジババ犬が怒って唸ろうがまったく気にしないで近づいていくが、ジジバババ犬はリンから遠ざかるようになってきたこともあるだろう。
 死ぬ寸前まで行ったババ犬とリンの喧嘩が起きた時には、途方に暮れた。仕事で6時間以上家をあけることがあるし、ちょこちょこ出かけることも多かった。最近はリンが大人になり少しおとなしくなったことと、3匹がが一緒にいることに慣れてきたのでぐっと喧嘩することは少なくなってきた。 
 特に、ジジ犬とリンは相性が悪いようで、見ているとジジ犬はリンが近づくと逃げ出す。リンもあまりジジ犬のことを好かないようで、目の悪いジジ犬が知らずに近づいてくると唸りを発するることも多々ある。
 目を離すと、リンがジジババ犬を後ろから襲うことも何度かあったので、未だに出かけるときには、ジジババ犬とリンを別々の部屋に入れる必要がある。これが非常に面倒くさいが仕方がない。
 今のところ、以前おきた、死ぬ寸前までいくような喧嘩は起きていないが、また起きる可能性は十分あるので、面倒くさくてもジジババ犬とリンは別々にしてでかけるしかない。
 何故、苦労してまで犬たちを飼うのか? と友人にたずねられたことがあ。その時は、はっきりした理由をこたえることができなかった。おそらく、理由となるようなことは探せば他にもたくさんあるだろうが、健康維持と自分の精神安定のために飼っていることは確かである。

リンとジジババ犬


1・15 ナッツの食べ過ぎ

サイトやユーチューブでナッツ類が身体に良い、というのを見て、最近よく食べる。1週間に1キロほども。これは明らかに食べ過ぎだろう。第一、ブラジルでもナッツはそう安いものではない。もちろん僕が購入するモノは欠けたりした3流品、それも安く売っている場所で買うのであるが、ちょっと食べ過ぎだと言う気がしてきた。例え身体に良いとされるものでも食べ過ぎはよくない。

 今まで、カシューナッツ、クルミ、ブラジルナッツ、アーモンドを1週間に300グラムずつ買って1500円ほどであった。しかし、インフレがはじまりナッツ類も値上がり始めたのだ。

 食べ過ぎたモノは、便となってでるだけだろう。お金がもったいない。また身体に悪い影響を及ぼす場合もあると思う。

 お腹がすいたら、バクバク食べていたが、これからは購入量もぐっとへし、もっと大切にたべようと思っている。おそらくその方が身体に良いだろうし、お財布にもやさしい。

サンパウロ・セントロのメルカード

 


1・14 服のせい?

「・・・・セニョール・・・・」

今日は何故かみなからセニョール呼ばわりされた。英語でいうMR.だから決して悪い意味ではない。むしろ、尊敬している場合に多く使われる。が、歳を取った男性にも使われる。つまり、歳をとったおじさんに見られた、ということも考えられる。通常、メルカードでは、「Voce(あなた)」や「amigo(友達)」で呼ばれることが多い。今日はそんなに歳をとってみえたのか??

ただ、普段とは異なり、今日は少し小奇麗な服を着ていた。小奇麗と言っても、いつもはいている15年ほど前に買った大きめのツータックのチノパンでなく、去年、妹に選んでもらって買った身体にぴったりあった夏用のズボンと白いシャツをきていた。どちらもユニクロ製である。

 今や僕の着る服はすべて日本で買ったユニクロ製である。日本人用につくられているから小柄な僕にもぴったりあった。何より手ごろな値段で丈夫なことが気にいっている。学生時代から、まったく服装は気にしないが、ブラジル人は服装で人を見るところがあるので、この頃は少し気を使うようになった。特に仕事では。

 ちなみに学生時代はちゃんちゃんこを着て授業に出ていた。友人から「大学で一番見苦しいよ」とまで言われた。いつも山の中にいたのでまったく平気であったが・・・

普段着は流行おくれだろうが、格好悪かろうが、どうでもいい、と思っていた。ところが、どっこい同じアパートに住む住人や、門番は見ていないようでしっかりみていることがわかり、少し小奇麗な衣服を着るようになった。あんまり昔の服だとダサク、あるいは田舎者に見えるらしい。どう見られてもどうでもいいのだが、相手の対応が変わる。僕は相手の態度に反応し易い。たかが服装が原因で怒るのはアホ臭し、健康にも悪い。簡単にいくこともいかい。それなら小奇麗に着ていた方が得であることに気が付いた。それもユニクロの服で十分以上であるのだから。

というわけで、最近はぼろぼろの着古した服ではなく、幾分見栄えのよい身体にあった服を着るようになった。今日「セニョール」と呼ばれることが多かったのも服のせいかな~???

最近、夕方にスコールが多くなった


1・13 セントロで普通にみかけるようになった同性カップル

ここ数年、サンパウロのセントロ付近にはゲイ・レズが増えてきた。土曜日の早朝にバスの中から見ていると、踊り明かし、今から家にかえるのか? 男4人がバス停でバスを待っていた。ただ居るだけなら普通なのだが、彼らは、男同士で恋人のように、腰に手を回し、見るからに仲睦まじかった。同性カップルであることがありありとうかがえた。

 彼らは、別に僕に対して何かしてくる訳でもなく、他人に迷惑をかけるわけでもない。ただ自分たちが心地よくいるだけで、文句をいう筋合いは僕にはまったくない。彼らの勝手ということはよ~く分っている。

しかし、頭が古くて硬い僕には、ただただ見苦しい!「僕の見ないところでやれ! 

あっちゃ行け!」と言いたいが、サンパウロで、そんなことを言えば差別発言だ、と言って訴えられる可能性が大きいだろう。

 以前は、男同士の同棲者は片方が女装をしていることが多かったが、最近はどちらも男そのもので、顔にはヒゲまではやしている。そんな二人連れが、毛もじゃもじゃの手をつないで歩いている姿を見かけることがホント多くなった。こちらは、目を背けるしかない。

 女性も、女同士手をつないでいる姿をみかける。が、もともと女性はレズでなくても手をつなぐ人が多かったので、こちらはレズなのかどうかは見分けづらい。しかし、女性の場合は、何故か片方が、短髪にキャップ、ズボン、でぶ、の場合が多く、見分けやすい。

 最近は、こうした同性カップルを普通に見かけるのですっかり慣れてしまった。

 

1・11 日本の土で作った日本製の食器

気が付くといつの間にか家からお箸が消えていた。
 以前、友人にお箸がないというと、「それでも日本人か!!」とエラく怒られた。ごもっとも! と思い、言われてから、すぐお箸を買にいった。しかし、数か月後にいつの間にかなくなっていた。犬がくわえてガチガチ噛んでなくなってしまったようだ??? それ以来、また家からお箸は消え、食事に使うのは、また、フォークかスプーンになってしまった。
 僕の小学校時代には給食があって、お箸でなく先割れスプーン(はっきり名前を覚えていないが先が3つに分かれたスプ-ン)だった。別に何の不自由もなく何でもたべることができた。
 僕は、食器などに全くと言っていいほど気にしない。一人で暮らすようになってさらに拍車がかかり、毎回使うのは同じどんぶりひとつである。ごはんの上におかずものせてしまう。そうすれば、洗うのは使ったフォークとどんぶりだけとなる。自分でも驚くほどの無精である。こんな無精者であるが、それでも鍋からそのまま食べる気にはならない。最近は、自分で作るおかずが1品、2品と増えることもあり、慌てて皿を用意することもある。ただ、困るのは、息子がきたときに、食器がないことである。
 ときどき、イタリア製のスパゲティ製麺機でうどんを作る。そのときには、麺好きの息子を呼ぶことがあるのだ。そんなときはどんぶりを持ってこさせる。基本的にうちに知人・友人は来ないので困ることはまったくない。呼ぶハメになったときは、食器を新しく買うしかない。
 どうしても、中国製のどんぶりを使うのがイヤで、日本に帰ったおり、わざわざ探した覚えがある。デパートなどで「日本製?」ときくと多くの売り子は「さぁ~っ」と言って首をかしげるので、専門の焼き物屋に行って、「日本の土で作った日本製」と言ってくれるものを買った。日本の人はどこ製であろうと気にしないようである。僕は毎日使うものだけに日本の土で作った日本製が欲しかった。
 何とか焼き、というようなモノが欲しかったのでなくて、確実に日本の土をねって作ったものであればどれでもよかったのである。無事ブラジルに持ってきた、日本製のどんぶりとコーヒー茶碗は、気のせいか唇にほんのりと土のあたたかさを感じる。
 コーヒー茶碗は使っているうちに不注意から割れてしまった。去年一時帰国した際に日本製のマグカップを買って持ってきたが、残念なことにスーツケースの中で粉々に割れてしまっていた。形あるものはなんでも壊れる。仕方ないことである、次回、帰国したらまた買ってこよう。

毎週日曜日に開かれるフェイラ(青空市)。気づかないうちにブラジルで暮らすことにすっかり慣れてしまった

1・10 アロエを使い始めて2か月

 友人と話していて、今までリュウゼツランの仲間と思って、髪や足に塗っていたものはアロエでないか、と言われ、家に帰って調べてみた。彼のいう通りアロエの仲間のアロエ・ベラというものであった。
アロエ・ベラはアロエの仲間最大になる種である。寒さによわいが、栽培しやすいらしい。道理で安いはずだ。僕が買っているメルカードで一株、15レアル(350円ほど)である。
 ウイルスやバクテリアを死滅させる作用があり、特にやけどによく、その他にも治癒力を促進してくれるらしい。売っていたおばちゃんが、何にでも効く、と豪語していたがどうやら本当らしい。お肌にもよく、シミに効くアロエシン、ビタミンCなどを含有するようだ。お肌に良いということは、髪にも良いということだろう。
 約2か月ほど試してみたが、髪がふさふさ生えてきたということはないが、髪の毛が少し太く強く名なり、立ってきたような? 感じがする。さらに、目立つほどではないがほんの少し生えて来たかもしれない?? 
 2日に1回、大き目の葉だと半分を使い髪、頭、顔、静脈瘤ができぼこぼこになった左足に塗っている。一度、ミキサーでジュースにしてみたが、泡立っておいしいものではなかったので止めた。
 アロエを使うようになり、完全にシャンプーを使わなくなった。それまでも、シャンプーを使うのは2,3日に1回にしていたが、もう全く使わない。別に痒くも感じないし、毎日洗わなくても脂っぽくしなくなった。2日に一度の洗髪で十分である。
 髪を洗うのが2日に1回になると、毎日シャワーにあびるのも面倒になり、同様に2日に1回となってきた。散歩などをして、汗をかいても、すぐタオルで拭くようにしているから別に汗臭くならない。むしろ、或る時突然においだした加齢臭が消えたような気さえする。
 考えて見れば、日本では毎日風呂に入っていなかった。幼い頃は、3日に1回ほどだったような気がする。大学は北海道だったこともあり、2、3日に1回だったと思う。
ブラジルにきて毎日シャワーを浴び、頭を洗うようになった。それも朝シャンである。
 朝シャンは髪の毛に悪いとしり、夜に変えたが毎日浴びていた。今は、よっぽど汗をかいたときにはシャワーを浴びるが、基本的には2日に1回である。しかし、別に匂うようなこともない。と、思う?
 毎日、シャワーを浴びる事は、一見、清潔に見えるが、身体の良い菌まで洗い流してしまうのではないだろうか? 食べる物が、肉から魚や野菜、ナッツに変えたこともこと、毎朝、犬の散歩で4キロほど速足で歩いて汗を出すことことも体臭が減ったことの一因かもしれない。

リュゼツランの仲間ではなくアロエ・ベラだった

 


1・9 拾い食い 

お~,さすが日本犬! 
 気持ちの良い夏の早朝散歩をしながら、主人を立てて僕の後ろを歩く柴犬のリンに感心した。
 ところが、どっこい、僕の後ろを歩きながら、僕の目がいかないことをいいことに、拾い食いをしていることが発覚した。
 或る時、たまたま後ろを振り返ると、リンがぱくっと地面に落ちているパン屑のようなものを飲みこむところだった。慌てて、吐き出さそうとしたが、すでに飲みこんでおり、聞こえるか、聞こえないかぐらいではあるが、かすかに唸っているようである。手を口に突っ込んで吐き出さそうとしたがやめた。噛まれる恐れもあるし、以前読んだネットに、主人に取られないように、犬が慌てて飲みこんで、もしも鶏の骨のような鋭いモノの場合は消化器官を傷つけることがあると言う記事が頭に浮かんだからだ。
 最近は吐かなくなったが、以前はときどき吐くことがありおかしいなと思っていた。家で食べさせるものは、ドッグフードと犬が食べても良い野菜と果物だけだったので不思議に思っていた。病気かと思ったが、犬はしばしば吐くことがあるので、しばらく様子をみてみることにした。そうしているうちに嘔吐はやまった。
 そう言えば、リンは散歩ちゅうに地面すれすれに顔を下げ、臭いを嗅ぐように歩いていることがよくあった。拾い食いをしていたのである。それからは、拾い食いをしそうになると叱った。しかし、叩いてしかったりするとところをブラジル人に見られると、ブラジル人は携帯ビデオにうつし、犬の虐待だと言って訴えることがあるので気をつけなければならない。
 拾い食いは犬の命にかかわることである。ダメなだ、とよ~く分らせないといけない。しかし、犬に人間の言葉で教え込むのは僕には難しい。以前、息子の犬が散歩の途中に拾い食いをしたらしく顔がパンパンに腫れたことがある。この犬はアレルギー体質で変なものを食べると目が充血し顔が腫れる。たかが拾い食いと思う人がいるかもしれないが、喉がふさがり息ができなくなり死ぬこともある。非常に危ないのである。ましてやブラジルであるから、どんなものが落ちているか分らない。気をつけなければならない!
 僕は、子供も犬も命にかかわるようなことは、ある程度の体罰で教えることは仕方がないと思う。もちろん意味のない過度の暴力はダメであるが・・・、分らなければ、叩くしかない。
 ブラジル人の自称動物愛護家は、言い聞かせれば分ると思っているから困る。拾い食いをして病気になったり、死んで悲しいのは僕であるから、厳しくしつけるしかない

1・8 クリ

 

リベルダージの日本食品店に納豆を買いに行くと、クリがたくさん売られていた。食べるのが面倒臭いので、今まで進んで食べようという気にならなかったが、最近、旬の物を食べようという気持ちが強くなってきた。さらに、ナッツ類は健康に良いので、クルミやアーモンドなどのナッツを食べるようになっていた。当然、クリは木の実だから栄養もあるだろう、と思い買うことにした。

ブラジルでは、カスターニャ・デ・ポルトゲーザと言われ、ポルトガルからその昔もってこられたものが植えられ、生産されているらしい。クリスマスなどに木の実を食べる習慣があるが、クリもよく食べられる。日本から持ってこられたクリも植えられているらしい。味の違いは判らないが、みかけはそっくりである。

クリは、長時間煮なければならないし、皮を剥かなければならないので、昔だったら面倒臭いので絶対買わなかったと思う。歳をとりマメになったということか・・・

早速、ネットでクリの煮方を調べた。最初に、虫を除くために念のために数時間浸水し、40分くらい塩水で茹でるか、蒸すだけらしい。以前だったら、これだけでやっぱり止めようという気になっていたが、今は、シソジュースを作り、らっきょうを漬け、ドッグフードを毎日作るほどマメだ。さほど抵抗感もなく、軽い気持ちで今茹でている。面倒くさがらず、頑張って食べるつもりである

煮る前のクリ


1・7 朱色に染まっていくリベルダージ

久しぶりにゆったりと街歩きをした。
 リン(若い柴犬)とババ犬が大喧嘩をして以来、ゆっくりと街歩きができなかった。
扉を閉めて別々の部屋に分けておくのだが、帰ると、初めの頃はリンがドアを開けてジジババ犬がいる部屋に入り込んでいることがしばしばあった。しかし、最近はそういうこともなくなり、やっと安心して出かけることができるようになった。リンは、成長し少し大人しくなり、喧嘩することがほとんどなくなった。
 ジョン・メンデス広場からグロリア通りに入る。驚いた。
新しいお店がたくさんでき雰囲気が変わっていた。それも朱色をメイン色にした店ばかり。つまり、中華系の店ばかりである。1軒や2軒ではない、もっとたくさんである。どれも朱色の壁に朱色の看板に漢字・・・。グロリア通りは、朱色を除けばメイン通りのガルボンブエノ通りよりしゃれた感じさえする。そしてエスツダンチ通りに入ると、ここにも竜を描いたレストランなぞ、新しい店がたくさんできていた。もう、リベルダージは中国人の町と言っても差し支えがない。
 リベルダージがどんどん朱色に染まっていく。そのうちリベルダージのシンボル、スズラン灯(リベルダージの通りにあるスズランのような街灯)も消えていくのではないだろうか? 寂しい限りである。
 僕がきた1990年代は、あかぬけのしない、日系が経営するお店ばかりだったのに。今や中国系の店がどんどん浸食していく。これも時代の流れなのだろう。街が生きている証なのかもしれない。おそらく、リベルダージに日本人が増えはじめた頃、周辺に住むブラジル人も変わっていくリベルダージを見て、同じような寂しさをかんじただろう。
 香港を逃げ出し、ブラジルにやってきて店を開いた人も多いだろう。リベルダージが中国人街になる日も近いかもしれない

リベルダージのメイン通りガルボンブエノ


1・6柴犬を飼う

日本で普通に飼われているので、柴犬は飼うのが楽な犬種だと思い仔犬を飼った。ところが、柴犬を飼い始めてしばらくたって、友人たちから、柴犬は大変でしょう、などといわれることが多かった。
確かに大変で、頭は今まで飼ったどの犬より飛びぬけて良いものの、強情だし、平気で無視する。少々叩いても、噛まれてもまったく痛みを感じ無いようであった。それは子供のときからで、ジジババ犬に吠えられようが、噛まれようが全く平気であった。ジジババ犬はほとんど歯抜けであったが、それを見切っていたようだ。
 日本に一時帰国する際、別のアパートに住む息子に世話を頼もうとしたが、ジジババ犬は大丈夫だけど、リンは無理だ、と言って断られた。今まで飼ってきたどの洋犬ともタイプが違っていて、荒々しかった。これは、うちの柴犬、リンの性格だと思っていたが、どうやら違うらしい。日本の柴犬を飼っていたという友人に聞くと、同様に結構大変だ、という。
 しかし、一度も僕に対して歯を剥き出すようなことをしないのは感心する。ババ犬と喧嘩して殺しかけたときなど、かなり叱ったが、僕の権幕に驚いたのかもしれないが? 反抗することはなかった。耳を伏せて、少々叩かれてもじっとしていた。もともと猟犬で座敷犬ではないのだから、それをアパートの中で飼うことが間違っていたのだ。最近になって気づいた。
 このごろ、やっと僕の言うことを聞くようになった。しかし「ここに来て!」と言っても、来るには来るが、いやいや、ということが多い。洋犬なら尻尾を振りながらやってくるが・・・
 そろそろ生後1年になる。身体はすっかり大人で、目を離すとジジババを使ってマスターベーションをしようとする。ジジババ犬は怒っているのだが、平気の平左である。できればお産をさしてやりたい。オス犬を飼うか、去勢していないオス犬を持っている人を探して頼むか、である。今までリンをしつけるのに苦労した。またもう1匹飼って苦労することを考えるとちょっと憂鬱だ。
 柴犬がブラジルに入ってきたのは、まだ新しいようで、ほとんど見かけない。それでも最近やっとちらほら見かけるようになった。
 知人に紹介してもらった柴犬クラブに入会し、メッセージを受け取っている。毎日いろんなメッセージが来るが、多くの人が柴犬の野性的? 気まぐれなところところが気に入っているようである。事故も結構多く、人を噛んだというメッセージなどをしばしば見かける。
 それでも2、3頭飼っている人が意外に多いので、柴犬を飼い始めるとその虜になるのかもしれない。

 


1・5 良い買い物

日本で買ったパナソニックのスロー・ジューサーが思った以上に役立っている。最初は高いモノを買ったかな? と思ったが、予想以上の働きをしてくれている。

 1分間に45回転ほどしかせず、酵素などの有効成分を殺さないらしい。本当か?? 一応、信じて買ったがどうだろうか?

ブラジルでもスロー・ジューサーは購入できるらしいが、僕の行った普通の大型電気店にはなかったし、店員にきいても知らないようであった。おそらくブラジルでは、まだまだ一般ではないようだ。友人(日本の日本人)に聞くとネットで売っているらしかったが、かなり高価らしかった。なので、一時帰国した折に購入し、壊れる覚悟で持ってきたのだ。 

 使ってみると、しぼりカスとしぼり汁が別々に出てきた。カスは結構な量である。捨てるのはもったいない気がして、ごはんに混ぜてせっせと食べていた。食べきれないものはベランダ栽培の肥料にしていた。

 息子が飼っている犬がアレルギーになった。が、あまりに抗アレルギードックフードは高かった。そこで犬ご飯を自分で作るようになった。そこにしぼりカスを混ぜた。にんじんはアレルギーにも効果があることを知っていたからだ。息子の犬は喜んで食べたので、飼っているジジババ犬にもそのドッグフードを与えた。

今年で15歳を迎えるジジババ犬は年内(2019年)に死ぬかと思われたがどんどん元気になった。痩せていた身体に肉がつき、毛が生えさらに毛艶がでてきた。まだ数年は生きそうである。おそらく、にんじん、かんしょ、ケール葉などのしぼりカスが良かったのだろう。どんなものを使っているのか分らない既成ドッグフードより、オーガニック野菜を使ったドッグフードの方が良いに決まっている。

 最近は、うちで飼っているその他の動物たちにも、しぼりカスを餌として与えている。与えるとすぐ食べてしまうところを見ると喜んで食べているのだろう。

 そんな訳で、自分が食べるしぼりカスはなくなってしまう。毎日、オーガニックの、にんじん4本、甘藷1個、ケール葉4枚を絞っているので、結構しぼりカスがでるが、カスはすべて動物たちが食べてくれている。

 久しぶりに良い買い物をしたと思っている。当たり!!


1・4 インフレが

 1キロ12レアルだったオーガニック玄米が16レアルに。
新年になったら値上がりするだろうと思っていたが100円以上も上がるとは。
 近くのスーパーでスイカひと玉買ったら、ひと月前に20レアルのものが25レアルに。まさか、こんなにあがるとは!! せいぜい上がっても1、2レアルだろうと思っていたが、甘かった。
 野菜などはオーガニック市の方がスーパーよりも安かった。市の方は農家が直販売しているからまだ安いのだろう。これからインフレの嵐のようになるような気がする。う~ん、困った。
 普段はスーパーなどいかないのだが、たまたまバナナをオーガニック市で買い忘れたので仕方なくアパートの近くのスーパーにいったのだ。バナナはオーガニック市と同じか高いほどであった。まさに、驚き桃の木である。
日本のTV番組でオーガニックのバナナは皮ごと食べられると自慢していたが、1本1000円近かくもしていた。ブラジルではオーガニック・バナナは1キロ約130円ほどである。消毒されていないから、食べようと思えばもちろんかわごと食べられる。
 スーパーが値上がりしているとなると、来週は、オーガニック市の野菜なども値が上がっているだろうな~。あ~憂鬱。

 今日オーガニック市では、らっきょうが出ていた。2袋買ったが、甘酢で漬けるのが面倒臭い。置いて置くと、どんどん根や芽が出るらしいから、帰ると早速洗って塩をまぶして成長を止め、冷蔵庫に保存。明日はリンゴ酢につけなければならない。
 ラッキョウの伸びた根を切りながら、ユーチューブで昨日みた「大草原の小さな家。2005年版」を思い出した。何でも自分で作るのは僕の憧れていた生活ではないか! そう自分を励ましながらラッキョウの根をきりつづけた。 
 小学生の頃、「ロビンソン・クルーソー」や「15少年漂流記」を読んで、なんでも自分で作る生活に憧れた。もちろん「大草原の小さな家」もだ。(TV番の前に本を夢中になって読んだ) 

 置いて置くといやになるので、この頃は、嫌なことは、すぐやるようにしている。だから、ニンジンを絞ったスロージューサーも ジュースを飲み終えるとすぐに洗う。置いて置くと洗うのが面倒になるし、おいたままにすると小バエがわんさか寄ってくる。これが嫌ですぐ洗うようになった。最近はすぐ洗うのがすっかり習慣になった。
 嫌な事はすぐやり、習慣にすれば意外にできることに気が付いた。

 


1・3 ジジババ犬の若返り

リンがカリカリなにかを噛んでいるので、取り上げると、ババ犬(今年15歳になるダックスフンド)アズミのものらしき奥歯だった。以前、アズミがしゃぶっているのをとりあげるとやはり奥歯だった。2本目が抜けてしまったのだろう。最初のときは、小指の爪以上もある大きさの奥歯が抜けたことにびっくりし、悲しく感じたが、2度目のだったのでそれほど大きなショックはなかった。

このままいくとアズミの歯はすっかりなくなってしまうのではないだろうか? 最近はお湯にふやかした餌を与えるようにしていた。幼いころから歯磨きのクセをつけるべきであったと思う。が、今となって遅すぎる。一時期、人間が食べるクラッカー(無塩)も犬用のビスケットもさほど変わらないだろうと思ってやったのがまずかった。人間用のビスケットは溶けやすく歯にくっつきやすいが犬用は溶けずらく歯にくっつかない。そのことを知ったのはあげ始めて大分後になってであった。今ではジジババ犬とも大部分の歯が抜けて落ちてしまっている。

同じ年のジジババ犬とも随分歳をとり、近くに住む同年齢の犬は去年死んでしまった。おそらくジジババ犬も去年中に老死するだろうと思っていた。ジジ犬はすっかり顔の毛が白くなり、背中の毛も抜け、目もほとんど見えないようであった。ババ犬は首と腹に大きなできものができていた。若い頃はできものができると何度か取ってもらっていたが、10歳を過ぎたのでそのままにしていた。ついこの間、リンと大ゲンカをし、舌がでっぱなしとなり、もう死んでしまうものと思った。ところが、餌を作ってあげるようになると、ジジババ犬とも食欲が増し、毛が生え艶さえでてくるほどまでになった。最近は、3匹がじゃれ合うほどになり、ジジ犬は回春し、ババ犬にのっかるポーズをとり怒られるほどになった。まだ2,3年は元気に暮らせそうだ。

ただ困ったことにまだ1歳にならないリンのマスターベーションが激しくなってきた。オス犬買うべきか?? でも4匹になるし・・・悩む所である。

元気になったジジババ犬

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