南米漂流なんでも12



12・29 ペイシーニョ

 オーガニックフェイラ(市)に行くと、ペイシーニョが売っていた。ペイシーニョというのは魚の味がする草だ。揚げて天ぷらにして食べるのが一般的らしい。日本では一度も見たこともない。

 以前から、フェイラでは見かけて知っていた。最近、旬なのか、いくつかのボックスで売られているのを見かける。
 何度か買うかと思ったが、料理法が天ぷらということを聞いて、いつも止めてしまった。というのは、料理が苦手な僕には揚げ物は果てしなくレベルが高い。天ぷらに何度か挑戦してみたが、いつもべちょべちょになってしまう。オイルの温度が低いのか? 小麦粉が悪いのか? 何度も失敗し、作るのを止めてしまった。
 たまたま、いつも買うボックスでペイシーニョを見つけた。見るたびに今度出会ったら、買おう、と思っていたが、料理法が面倒臭くて、つい躊躇し買わなかったのだ。うまく料理ができなくてもダメモト、とにかく食べてみよう! と言う気持ちになった。何より値段が3レアル(約70円)と安かったことが買う決めてとなった。
 家に帰って、小麦粉を水に溶く。あまり混ぜすぎないことが天ぷらのコツだと何かで聞いていたのでほとんどまぜない。本当は冷やした方がカラッとあがるらしいが、面倒臭いのでそれは止める。おそらく料理には「面倒臭い」は禁句だと思う。手間を惜しまないことで初めておいしい料理ができるのだと思う。だから、面倒臭がり屋の僕は決して料理人にはなれない!
 1枚ずつハッパに衣をつけ、フライパンの油の中におとしていく。う~ん。うまくからっとあがらない。結局、うまくかっらと揚げることができなかった。しかし、せっかくあげたので食べて見る。むむむむむ、意外にうまい!! ぺらぺらのはっぱとは、とてもおもえない。確かに、かすかに海老か小魚の揚げた物のような味がする。もし、うまく揚がっていれば、きっと香ばしい小魚の味がしただろう。ペイシーニョの葉は繊毛が生えていてモフモフではあるが厚みは感じない。それが意外に重厚に感じるのである??
 3分の2以上残ったペイシーニョは棄てず、明日また挑戦してみるつもり気になった。「卵焼きにいれても食べれる」とブラジル女性が言っていたので明日は卵焼きで食べてみよう。

左のモフモフの草


12・28 ひとりが一番

年末を一人で過ごすようになって何回目だろう? その回数さえも解らなくなってしまった。

おそらく⒑回は過ぎているような・・・。クリスマス、正月を一人で過ごすなんて、寂しい、と思われるかもしれないが、実はそんなことは全くない。一人で食べたいものを食べ、眠たい時に眠り、起きたいときに起きる、そんな生活が今の僕には楽だ!

確かに綺麗な女性と一緒に過ごすのも良いかもしれない。しかし、よっぽど気ごころがしれていないと窮屈に感じるだろう。以前は、何回か年末パーティや新年会に誘われたが、いつも直前になり、なんでこんな面倒臭いことを受けたのだろう、と後悔した。結局、一人で過ごすのが一番楽なことに気づく。結構、楽しみにしてそのイベントを待つのではあるが・・・。

すっかり、孤独に慣れ切ってしまい、今では、一人でいるのが、いや犬たちといるのが一番よくなってしまった。


12・27 元気になったジジババ犬


今朝、7時半の気温は22度。体感温度はもっと涼しく感じ、肌寒い。それは決して僕だけではないようで、道行く人の多くが薄い上着や長袖を着ていた。普通、22度にもなると気持ち良い爽快な気温なのだが・・・。
 朝方になると、少し気温がさがるが、毛布の中はぬくぬくである。毛布の中に、ダックスフンドのジジババ犬が潜り込んでくるためだ。
 本当は、犬と一緒に寝ることなど嫌いで、いままで一度も許さなかった。しかし、ババ犬がリン(若い柴犬)と大ゲンカをし、死にかけた。てっきり一晩持たないだろうと思い、いつも僕のいない間にベッドの上にあがって寝ていたので、最後の晩くらいと思い、一緒に寝る事を許してやった。
ババ犬は口の中は血だらけで、舌が出たまま、顔は腫れあがっていた。ところが、一晩もち、2晩過ぎ、どんどん回復していった。顔の腫れも、出血もなくなり、すっかり回復してしまった。舌はその時の後遺症から出したままであるが、この頃大分口の中に納まるようになってきた。一度許したので、いまさらベッドにあがることを禁止することはできなかった。他の2匹の犬も同様である。
今では、ベッドの上でじゃれあうほど回復し、怪我を負う前より元気になった。餌を既成のドッグフードを止めて僕の手作りに変えたこともあるだろう。ジジババ犬は薄かった毛も生え、毛艶がよくなった。さらに臭いも皮膚アレルギーも消えた。
もう、15歳なのに、しばらくは死にそうもない。

元気になったジジババ犬

 


 

12・26 いた! あの男が!!

今日も快晴。この頃、急に良い天気が続くようになってきた。9時近くの路上温度計には26度と出ていたので、昼には30度を軽く超えるだろう。
 いた!! 急に蹴りかかってきた路上生活者が!!! リベルダージのレストランのしまったシャッターに背をもたれて地面に座っていた。一瞬、文句を言ってやろうか、蹴ったろうか、と思ったが止めた。蹴りかかってきたが、蹴られた訳でもないし、モノを盗まれたわけでもない。警察に訴えても相手にもされないだろう。
 じっと睨みつける。男もちらりとこちらを見たが何も覚えていないような顔つきである。しかし、あまりみかけない犬を連れた東洋人であるから覚えていない訳がない!! ヤクで頭がいかれ、記憶にも残っていないのか???
 何日か前に、似た奴をリベルダージ(東洋人街)で見かけたが、はっきりあの男とはわからなかった。これではっきりしたので、今後リベルダージを歩くときにはきをつけなくて!!

 


 

12・25 クリスマスの朝

 昨夜のイブは12時過ぎまで花火が打ち上げられたり、ざわざわと人のザワメキで外がさわがしかった。そのまま寝込み、4時頃目をさましたが、どこかで大音量のバイア風(アシェ?)音楽があけた窓から流れ込んできていた。おそらくイブの夜から騒いでいる奴がいるのだろう。ブラジルの伝統では、クリスマスは家族で神妙にクリスマスを祝い、新年は友人たちとバカ騒ぎをするというのが通例だったが・・・。今年はちょっと違う感じがする。今まで気が付かなかっただけなのか??
 クリスマスの日、カピカピの快晴。「雲一つない・・・」と書けるなと思っていたら、ちぎれ雲が一丈あった。
 5時に目覚め、犬たちの餌と自分用のニンジンジュースを作る。さて何時にリン(柴犬)の散歩にでようか? ちょっと悩んだ。というのは、クリスマスで、7時までだとほとんど人どおりがないだろう。いや、8時までは危ないだろう? 
 というのは、麻薬中毒の路上生活者や、青少年(ストリートチルドレン。とは言ってもたいてい170以上ありぼくより大きい)が徘徊し、襲われる可能性が高い。僕の住んでいるのはほぼセントロ区で他区は知らないが・・・。セントロ区は他に比べて、路上生活者やストリート・チルドレンが多い感じもするが、最近はどこも多いらしい。
 結局、9時にでかける。天気がよく、少々暑いが爽快である! しかし、、セ教会が近づくにつれ、人どおりは少なくなってきた。通常、今の時間だったら営業している店も閉まり、車も少ない。9時でも危ないのか・・・。
 ジョン・メンデス広場の前にある教会のちかくにくると、お年よりや家族連れがぽつりぽつり歩いていた。クリスマスのミサに行く人々だ。セ教会にいってみようかな? と思ったが、ミサはおそらく10時以降だし、犬もつれている。そして何より、セ広場は路上生活者が多く危険だ。以前は、路上性生活者の多くは、せいぜいピンガ(安い地酒)の飲んだくれであったが、最近は麻薬が蔓延し、中毒者が増えている。麻薬(混ぜ物が多い極悪品)を買うお金欲しさに襲ってくることがしばしばある。なので、決して油断できないのだ。
 何事もなくリベルダージについたが、三重県橋にさしかかったところで、知らない黒人が携帯で動画を撮っていた。撮られるのが嫌だったので、向こう側に道をわたったが僕の動きをおいかけて撮っている。チッと舌うちするとやっと止めた。風景を撮るのにたまたま入ったのなら仕方がないが動きをおいかけてまで、許可なしで撮るのは失礼である。何も言わなかったが、もし撮るのを続けたら消させるつもりであった。
 リベルダージ大通りにでるとパトカーが2台止まり8人の警官が男に尋問していた。リベルダージでは中国系食糧店が4,5軒開いていたがやはり危ないのである。
 途中、3人の上半身裸の少年たちが、営業している店にたむろっていた。オーナーは迷惑そうな顔で彼らをじっと見ていた。どう見ても危ない雰囲気である。オーナーの他に授業員がいたし、大通りに面していたので、そのまま足を速めた。
 人どおりの少ないクリスマスの朝は危ない。正月は朝の散歩をやめよう

カピカピの快晴

12・24 クリスマスの飾りつけ

昨日、できあがった写真を渡した帰りに、パウリスタ大通りをブリガデイロ大通りからアウグスタ通りまで歩いた。

 ちょうど1週間ほど前にアウグスタ通り周辺を歩いたが、ほとんどクリスマスの飾りつけがなされていなかったからである。そう言えば去年はどうだったか、どうしても思いだせない。思い出せないということは、少なくとも飾りつけは、あるにはあったのではないだろうか??? 

今年は、ほとんどない!  ブリガデイロからアウグスタまでの間、約1キロは、写真を撮ろうと思うような、これぞクリスマスというような飾りつけは皆無にひとしかった。

つい、4,5年前はパウリスタのクリスマスの飾りつけは、サンパウロでも有名で、州内の人はもとより、州外からも見にくる人がいたほどだ。セントロからはクリスマスの飾りつけを見るツアーバスが出ていた。

今年はない! 

あっても、ちょぼっ、ちょっぼ、である。それほどブラジル経済は悪いのか?? 

為替は1ドル=4レアルほどだし、確かによくはない。しかし、米中の貿易戦争で、肉、大豆などの農産品は中国向けの輸出が拡大しているはずである。インフレは少し上がり始めたが、それほど急激ではない。町の中小企業の経営者も決してよくないが、まだなんとかなる程度だと、僕が尋ねた人々は言う。

一方、セントロの飾りつけは、ここ数年で一番華やかな感じがする。巨大なクリスマスツリーがサンベントウ広場や御茶ノ水橋近くの広場に作られたり、ネオンが飾られたりしている。

パウリスタの、クリスマスの飾りつけが、ショボイということはブラジル経済もよくないのであろう。

パウリスタ大通り


12・21 今朝の出来事

 土・日の朝7時前の、セントロ付近の犬の散歩は、危ない目に遭う確率が大きいので、止めていた。若犬のために解禁したところ、最近、路上生活者? に突然襲われ、また止めたのだ。大丈夫だろう、と思っていたのだが、やはり、なんだかんだ言って危ない。油断は禁物である。

 そんな訳で、オーガニック市で買い物を終えてから、リン(若犬)を散歩に連れて行った。もう、すっかり9時を回っていて、人どおりも増えている。朝方肌寒かったのに、気温は上昇し25度を超えている。しばらく歩くと汗ばんできた。

 ジョン・メンデス広場を通り過ぎ、ファーストフード「ハビブス」の前を通り過ぎようとしたところ、片足を引きずった13,14の少年が、小銭をくれないか、と言ってきた。犬の散歩にはお金を一切持ってあるかないので、「ないよ」と冷たく答えた。あっさり少年はあきらめた。数m歩いたところで、もしかしや、あるかも、と思い直し、ズボンのポケットをさぐった。あった! 小銭が合計1レアルほどあった。市でたまたま、お釣りをポケットに入れていたのだ。引き替えし、男の子に渡した。

 わたした後に、ブラジル人の友人が、「子供にお金を渡さない方がいいよ。食べ物を買わずに、麻薬を買うから」と言っていたことを、思い出し、失敗した! と思いながら散歩を続けた。人にお金をあげるなんて何年ぶりだろう? 

 お金をあげようと、財布からだそうとしたところを、財布事盗まれた話や、時間を聞かれたので教えようと近くによったところを、拳銃で脅されお金を盗られた話など、キリがないほどたくさん聞いていた。自分自身も人にだまされそうになったり、だまされたり、で、すっかりブラジル人が信用できなくなっていた。なので、路上で人にお金を乞われても完全に無視していたのだ。

 今朝、お金を上げる気になったのは、昨日の、メトロのギター弾きのことがほんの少し記憶に残っていたせいだろう。

 最近、メトロの中でギターやバイオリンなどの楽器を弾いたり、歌ったりして、お金を乞う人々が増えてきた。その多くは、ぼくには騒音でしかなかった。

ああ、またか・・・、メトロに乗る度にやってくる自称音楽家に僕はうんざりしていた。

ところが、その男は、歌い始めるとたちまち、周囲の乗客の気持ちをつかんだ。だんだんニコニコする人が増え、中には彼と一緒に歌い始めている人もいる。何人もの人々が、床に置かれた帽子にお金を投げ込み列車を降りていった。

 ギター弾きは、始終笑みを浮かべ、いかにも人が好さげだ。服装も小奇麗、その上、歌もうまかった。明るくて陽気なブラジル人らしいブラジル人だ。

彼をみていると、自分が、始終、騙されないように肩肘に力入れて暮らしていることに気が付いた。ちょっと力を抜こう、その時の思いが今朝でたのかもしれない。


12・20 ベランダ栽培トマト

 

ベランダ栽培していたトマトの実が赤くいろづいた。

今回獲れたのはわずか3つだが、約1カ月僕がいなかった時期を耐え抜き、実が獲れただけにうれしかった。いない間は息子に頼んでいたのだが、まさか枯れずに育つとはおもいもよらなかった。

さっそく食べてみた。思った以上に酸っぱく、固い。こんな野性的な味のするトマトを食べたのは何年ぶりか。酸っぱさが口中に広がった。酸っぱいと言っても思わず顔をしかめてしまうような酸っぱさではない。トマトにしては少し酸っぱいといった感じである。その酸っぱさがおいしさを引き立てる。

ニガウリも実を付けたが、あっという間に黄色くなり、とる前にしなびて茶色くなった。収穫する時期のタイミングがこんなに難しいとは思わなかった。それだけに、トマトは完熟する前に採ったために少し硬いのかもしれない

とれたトマト

 

 


12・18 過ごし易い今年の夏

今年は、夏がきそうでなかなか来ない感じである。とは言っても、昨日は朝6時半の段階で、サンパウロのセントロ付近で23度ほどあったから実際にはきているのであろう。日中、通年のように温度が上がらないので、夏のような感じがしないだけである。

それほど暑くもなく寒くもなく、過ごし易い日が続くのでありがたい。これでスコールが降らなければ、言うことはないのだが。スコールと言っても、セントロ付近は去年のような大雨に見舞われることもなく楽勝といえば、楽勝である。

 過ごし易い気温に、毎日、そこそこの雨、これ以上贅沢を言えない。 

 


 

 

 

12・15 優しげになったリン

 柴犬リンも、はや生後9か月、なかなか送ってこなかった血統書といい、彼女の性格の悪さといい、リンがらみでイライラさせられることが多かった。

血統書は買って7か月後にやっと送ってきた。何度か請求したのだが、「そんなに早くできない」などと言われ、待つこと半年以上である。最後には返信もなく、頭にきて柴犬クラブのワットザップに書き込みしようとした前日に電話をかけてきて、その2週間後一か月後 ジジババ犬を血だらけにし、死ぬ寸前までにした性格の悪さも、最近は大分よくなってきた。何より僕の言う事を良く聞くようになった。大人になったのであろう。

 リンとジジババを長い間置いて置くこともできず、仕事に行くにも、息子が休みのときには、家にきてもらうようにしなければなかった。最近は、家を空けるときにジジババ犬を寝室に閉じ込めなんとかやり過ごすことができるようになった。リンとジジババを一緒にしておいても以前の様にいじめないと思うが何をするか分らないので別々にしている。

 日本に行っている間、預けた犬ホテルで扱いが悪かったのか、性格がいじけた。ホテルから帰って来たばかりの頃は、イライラしていた。ジジババと大ゲンカをし、その晩ババ犬は死ぬかと思った。リンは今やっともとに戻ったような気がする。

 リンは買ったときはどうみてもブス犬だった。目は小さいし、いつもふて腐れた狐顔だし・・・。しかし、今は見違えるようになり、目はぱっちりし、やさしい顔になった。白と茶色のコントラストが涼しげだ。散歩をしていても、ボニート(本当はボニータだが皆、オスと間違える)とよく言われることが多くなった。小さい頃のブス顔が嘘のようである。

 さらに、甘えて僕に身体を摺り寄せてくるようになった。前はこんなことはしなかったのに。やっと、彼女の信頼を勝ち得たのだろうか。

 

12・12 埃

2,3日使っていなかったデスクトップに見てわかるほどの埃がたまっていた。10月に日本に行ったおりに買ったデスクトップばかりを使い、ついつい今まで使っていたモノを使わなかったのだ。
 わずか、2,3日でこんなに埃がたまるとは! 人差し指でキーボードの上を軽くなぞると指が白くなるほどである。窓際の机の上にデスクトップをおいている。その窓はAv.9de julioという大通り向きである。道をひとつ挟んでいるものの22階なのでその影響をほとんど直にうけるのだろう?? いままで、PCの上には何も掛けなかったが、ビニールシートをかけた方がよさそうである。
 しかし、こんなに埃が多かったとは・・・。最近は雨が多いにもかかわらずこの埃!! 大気汚染がすすんでいるのかもしれない・
 今まで、埃は常にあったが、こんなに感じたことはなかった。さっそく近くの100均(日本の100円均一の店がブラジルにある。税関やらなんやらが上乗せされほぼ3倍=300円ほどの値段であるが、ブラジルの店で買っても、この頃はこれくらいするだろう??)にでも行ってビニールシートを買ってこよう!

正面に見えるのは大通りにかかる陸橋

 


12・11 また変わり始めた東洋人街(旧日本人街)

リベルダージ

 何年まえからか、リベルダージは、ブラジルコスプレの聖地となり、若者たちがたくさん訪れ、町はどんどん垢抜けしていった。洒落たカフェやレストランができ、国外、州外からの観光客が増えた。それまでは、日本から来た人が、「リベルダージには古き良き時代の日本が残っている」といったものであるが、その街並みも、雰囲気も、店も、いまでは変わってしまった。そして、また、リベルダーデが変わり始めた。
 リベルダージ広場には、いろんな食べ物のテントが出るようになり、早朝の毎日行われている日系人を中心にした老人のラジオ体操がどんどん場所がせばめられている。今年の前半はこんなことはなかったのだが、年の後半に入り急にテントが増え始めた。市が広場の使用を許可したのだろうか?
 ガルボン・ブエノ通りの三重県橋を渡ったアメリコ・デ・カンポス通りには、フェイラ(市)が突然立つようになり、パステルのテントや魚売りのテントが立つ様になった。わずか30mもない距離にである。普通、フェイらは500mほどの通りに野菜売りや魚売りなど様々なテントが出店するものであるが。
 最近のリベルダーデの賑わいに目をつけた、ブラジル人や中国人、韓国人の金を持った人間が我も我もと、金を儲けのためにあの手この手で入りこもうとしている感じがする。
 おそらくリベルダーデ区の土地で、日系人が所有している土地はほんのわずかであろう。大半は中国資本がすでに買い漁っている、という話をずいぶん前に聞いたことがある。リベルダーデ区で、日系人が経営する日本料理屋はたくさんあるが、おそらくすべて貸店舗を借りて店を開いていると思う。
 最近、メトロは、列車がリベルダージに着くと「リベルダージ・ジャポン」とアナウンスされている。おそらく、リベルダージに中国侵入に脅威を感じた日系人の有志が市にはたらきかけジャポン(日本)ということば入れてもらったのであろう。いまさら、遅い、という気もしないでもない。中国人経営の日本食店やレストランを儲けさせているだけのような気がしないでもない
 将来的に、リベルダージは東洋人街から中国人街になる、という噂も聞いたことがある。
 僕がブラジルに来た頃にはすでにあったすずらん灯と鳥居が未だ変わらずありつづけるのみてほっとする。しかし、中国人の旧正月のお祭りには、すずらん灯も中国風の絵を描いた段ボールで隠される。中国人街になる噂はあながち本当になるかもしれない。そんな気がする

リベルダーデ。週末以外にも人が増えた


12・10 日本の日本人には、もう見られない

犬の散歩の途中、リベルダージに来たところで、ビーチサンダル履きの旅行者風の東洋人に写真を撮ってもいいか、と身振り手振りで聞かれる。なんとなく日本人らしい気がしたので、日本語で「犬だけなら撮ってもいいですよ」というと、やはり日本人だったようで、日本語を返してきた。アメリカのサンチアゴからきたという。やはり、サンパウロで日本犬は目立つのか・・・

 ついに現地の人間に間違えられるようになったか・・・・、そう思うと悲しいような・・・。今まで日本人には、日本の日本人としか見られなかったのに・・・・。歳を取り、日系人のような顔つきになって来たのだろう。あ~。

「今の時間(朝7時前)は、ブラジルにあまりなれていない人はまだ危ないから歩かない方がいいですよ」余計なことと思いながら言った。

「路上生活者が多く、アメリカに比べると汚い感じがしていました。やはり今の時間は危ないですか?」と言って肩をすくめた。

 ちょうど、彼と会う前にも、危なそうな、路上生活者風の若者とすれ違ったので、つい口に出てしまった。旅行者に危ない! 危ない! とできるだけいわないようにしていたのに。というのは危険に遭う、遭わないは、その人の運次第だから言わないようにしていたのだ。危ないということで、行動範囲が狭くなったり、せっかくの旅行が面白くなくなったりする。

 と言いつつもブログには危ないことに出くわしたことを結構書いているが・・・。どうせ、僕のブログなど読んでいる人は少ないだろうし、ましてやブラジルにくる旅行者などほとんどいないだろうから問題とは思うが?

 その男性は日系パレセの鍵らしきものを持っていたので、リベルダーデで唯一日本人経営の、このホテルに泊まっているのだろう? リベルダージといえどもメイン通りのガルボブエノ通り以外、ブラジルになれない旅行者はできれば8時~19時以外は歩かない方が良いかもしれない? 


12・9生活するには危険なサンパウロ

今朝は何故かリン(若犬)が散歩にいきたがらない。
身体の具合が悪いのか? 何かを感じたムシの予感か??
身体の具合は悪そうに見えない。ジジ犬をいじめるので少し怒ったせいで、ふてくされているのか?? 好奇心旺盛、かつ、いじけたり人間のような性格なので、やっかいな犬なのだ。 
 今まで、ムシの予感というか、何か悪い感じがしたら、自分の気持ちに素直に従い、あまり外出しないようにしてきた。そのおかげで、大きな危険に遭うこともなく回避してこられたと自分では思っている。ブラジルは、いやブラジル人は、日本で考えられない様な突飛なことや、危険なことしたりするので、極力、自分の勘を大切にしてきた。
 普段は散歩用の首輪をつけると喜び勇んでドアにいくリンがあまり散歩に乗り気でない。何かを感じているのか? はたまた身体の具合がよくないのか? 
 散歩の途中、路上生活者がたくさんの犬を飼っており、そのうちの1匹がリンに吠えかかって走りでてきた。もし、近くにきたら、蹴ってやる! と身構えたが、僕の怒りを察知したその犬は路上生活者の呼びかけもあり、ひっこんだ。今まで何度もこうした路上生活者のほとんど野犬化した犬たちに攻撃されてきた。彼らは逃げると傘にかかっておいかけてくるので、逃げずに、弱気にならずに、撃退する気持ちが大切だ。一度などは歯をむき出しにした4,5匹の犬に囲まれて襲われそうになったことも、放し飼いのピットブル(日本ではなんというのか不明、闘犬の1種でとにかく凶暴)に襲われそうになったこともあった。なんとか難を逃れてきた。さらに、薬チュウもいるし、普通の強盗だけでなく犬を盗みにくる強盗もいるし、犬の散歩だからと言って、決してバカにできない。サンパウロは犬の散歩も危険なのだ!
 ただ、セントロ付近に生活する人や危ないと言われている地域に住む人にとって危険なだけであって、3つ★以上のホテルに泊まってタクシーやガイドと一緒に観光や移動する人は、さほど危険な目に遭うことはないと思う。
 実際、30代に駐在でサンパウロに生活した人が約20年ぶり来たらしいが、あるていどお金をかけた行動をすれば、日本や欧米とほとんどかわらず安全な旅行できると言っていた。 

リン。まだ1歳にならないが家では肉体的大きさからトップになってしまった


12・8 ブラジル庶民のコーヒー

コーヒーは今僕が飲んでいる唯一の嗜好品である。
タバコは口にしたことはあるが、1本吸ったこともない。酒は、メニエル病になってからほとんど飲まなくなった。タバコは全く吸う気にならないが、酒は時に飲むとおいしく感じる。しかし、今までの経験上、たくさん飲むとメニエル病が再発する可能性があるのでせいぜいコップ2杯である。
 コーヒーだけは毎日、午前中にマグカップで3杯ほど飲み続けている。別にそれほど飲みたい訳ではないが、なんとなく口がさみしくなり、ついつい手を出してしまう。もし、コーヒーを飲まなかったら、甘いものに手をだす可能性があるので、コーヒーだけは自分で許可しているのだ。歳をとると高血圧、糖尿病・・・などの成人病があり、本当に嫌になる。制限する自分が情けなくなるが、インシュリン注射を毎日打ったり、薬を飲むことを考えると仕方がないと思う。注射をうつくらいなら甘いモノを我慢する。
 庶民の飲むコーヒーの粉を日本の友人に持って帰ったことがある。実直な意見を聞かせてくれるように頼むと「点てても、匂いがほとんどないし、新しい粉の証明である泡立ちもない。はっきりいっておいしくないね」というものだった。友人は、コーヒー好きでいつも世界のおいしいコーヒーを自分で点てて飲んでいるようであった。
 はっきり言ってショックであった。もう少し、おいしいと言ってくれると思ったのであるが・・・・
 サンパウロに帰って、日系人の友人に聞いてみると市販されている安いコーヒーの粉は20~30%混ぜ物があるとのことだった。「ブラジル人には、それは常識だよ」とまで言われ、自分の無知を思い知った。そんなコーヒーを日本の友人に持っていったこと自体恥ずかしかった。
 それ以来、おいしいコーヒーとは行かなくても、混ぜ物がない安全なコーヒーを飲みたい、と思うようになった。そこそこ、おいしいコーヒーを飲むために直火式エスプレッソマシーンを購入した。アルミ製は痴呆症の原因となる可能性があると何かで読み、ステンレス製にした。中国製は3分の1ほどの値段で売っていたがあえてイタリア製にこだわった。当時の値段で電動式のエスプレッソマシーンが買えたと思う。コーヒーミールはブラジルにはおもちゃのようなモノしか見つけることができなかったので、わざわざ日本から買ってきた。ブラジルで、中国製の電動式が売っていたが嫌だった。
 豆はオーガニックで一番安いモノ。普通にスーパーで売っているものより少しやいくらいである。ちなみに500グラム30レアル程度(800円ほど、12月8日現在).。おそらく小さな農場で作っていて豆としてもそれほどよくないものなのだろう。僕は味音痴なので、おいしいのか、まずいのか、よくわからない。ただ、こんなコーヒーでもずっと飲んでいると、インスタントはさすがにおいしく感じない。

 日本人がおいしくないと感じる、日本で点てるブラジル産のコーヒーも、混ぜ物いっぱのコーヒーでも、ブラジルでブラジル人が作れば、不思議に日本で飲むブラジル産のコーヒー以上においしく感じる。おいしさには様々な要因が加味されるのだと思う。

 

12・6減った倒木

すっきりしない肌寒い天候が続く。

 今日は朝から小雨が続く。降りやんだ時を見計らって犬の散歩にでかける。ひとつは自分の運動不足解消のためもあるが、犬のエネルギー発散のためが大きい。

明日の朝は、朝市に出かけなければならないから、犬たちだけを置いておかなければならない。若犬が運動不足でイライラがたまり、ジジババ犬をいじめる可能性があるので今日はどうしても散歩に行きたかった。

今まで、朝市に出かける前に散歩にでかけていたが、先週、路上生活者に襲われた。やはり週末の早朝は人通りも少なく危ない。市から帰って、人どおり増えたころにでかけるつもりだ。日本の人は気にしすぎだと思うかもしれないが気を付けるにこしたことはない。

途中、街路樹の枝を切っていた。2,3年前、スコールの強風でばさばさ街路樹が倒れ、停電になったり、道路が封鎖されたり、問題になった。それ以来、市の職員が枝の剪定をしている姿をよく見かける。当時は、1日100本近く市内の街路樹が倒れた。このままいくと市内の街路樹はなくなるのではないかと心配したものだ。

サンパウロ市もこの時に市内の街路樹手入れの必要性を実感したのだろう。そのおかげで去年、倒木はあまりなかった? 気がする。今の市長はマリオ・コーバス(10数年前の市長)の息子のブルーノ・コーバスで、現知事のドリア(前市長だった)に比べて僕はよくやっていると思う。文化事業がセントロ中心に毎月のように行れ、セントロを見る限りでは道路の補修工事なども良く行われている。ドリアは、自分が掃除をしたりする姿をテレビやマスコミに見せるが続かなかった。単に庶民受けを狙っているだけのように見えてあまり好きでなかった。個人的に、あのトカゲのような爬虫類顔が嫌いである。

ブラジル人の友人に言わせると「マリオ・コーバスも何もしてないし、最低の市長だよ」らしい。

僕は毎日ネットのニュースは見るが、新聞もテレビも見ない。なので、あまり大したことは言えない。

 

 


12・5 夏が来ない

それにしてもなかなか夏が来ない! ずっと雨がショボつき、肌寒い天候がサンパウロは続いている。
 少し心配だった風邪も、それ以上悪くなることなく良くなった感じだ。
今朝、6時半のセントロ付近の路上デジタル温度計は23°を示している。普通だったら、ちょっと暑いかな、と感じるはずであるが、気持ち良い温度に感じるのは、まだ風邪が完全には抜けきっていないのかもしれない。今朝のネットニュースで信号機が凍り付いている東京の写真を見て驚いた。今の僕にはきっと耐えられないくらいの寒さに感じるだろう。
 老人の域に入った身には、寒さは堪える。
そういった意味では、サンパウロくらいの気温がちょうどである。標高約800mあるせいか、天気は変わりやすいが、めちゃくちゃ暑くなることもさほど多くなく、緯度のおかげで零下になることも滅多にない。
 温暖なサンパウロの気温にすっかり慣れてしまった身には、四季のはっきりした日本の気温には耐えきれないだろう。これで、治安さえよければ、悩むことなく、老後もブラジルに住み続けるのであるが!
 今日のブラジルのネットニュースを見ていると、2020は、牛肉、豚肉、鶏肉は値あがるだろう、とあった。諸外国の需要が増加するためらしい。特に、中国がアフリカ豚コレラが蔓延し、ほぼ豚肉がなくなる可能性があるらしい。
 普段、肉類はあまり食べないが、最近ドッグフードを自分で作るようになった。煮汁をとったり、使うことが多いので価格があがると困る。おそらく中国の商社がブラジルの肉を買いまくる可能性が高い。ちょっと心配である。

今朝のサンパウロセントロ付近


12・4 風邪?

 なんとなく風邪っぽい。

 頭が少し痛いし、身体の節々が痛い。そのうえ、メニエル病が発症しそうな感じさえある。
 しかし、少しである。痛いかな、なんとなく、と言う程度である。数日前から少しおかしい。今朝は散歩を止めようかと思ったが、歩くことによって血流がよくなるだろうし、むしろ、行かない方が良くないような気がしては普段より少し遅い時間に出かけた。散歩に行かないとリン(犬)のエネルギーも溜まるだろうし・・・。
 ここ数年、ほとんど風邪はひかない。風邪をひいても、たいてい一晩寝れば治る。ガッと熱がでてガタガタ震えるほどにはなるが、一晩で治ってしまうので大事にはいたらない。それさえも、2,3年はなかったような気がする。
 肌寒い気候が続いているにも関わらず、散歩の後、汗をかいたままで着替えなかったことがおそらく原因だと思う。
 今は、ほとんど治ったような気がする。しかし、今日は念のためゆっくりしようと思っている


12・3 リュウゼツランの効果は?

 

 リュウゼツラン? の一株がほぼ無くなったので新しく一株買った。

2日に1回髪を洗い、静脈瘤のある左足、そして顔、腕に塗りたくって、ほぼ1本葉? を使い切る。

ここまで使った感じとしては、髪にこしができ、少し生えてきたような? 静脈瘤も少しなくなってきたような? 顔、腕のお肌も少ししわが減りしっとりってきたような? 気がする。僕の場合はすべて気がすると言う程度でめちゃくちゃ効果があったとは言えない。リュウゼツランの他に、毎朝かかさず犬の散歩で3キロ歩き、人参ジュースを飲み、食べ物などにも気を使っているので、かならずしもリュウゼツランのみの効果があったとは言えない。さらに、ブラジルは夏に向かっているので、季節的に新陳代謝がよいこともあるだろう。しかし、リュウゼツランの効果は少なくともあったと思う。なので、さらに今日、2株目を買った。

 今日は、買う場所を変えた。別に深い意味もなく、最初に売っていた店にしただけである。

ジュースの仕方をもう一度きいた。

 食べたり、ジュースにしたりする場合は、切り口を下にして黄色いアクのような液を一晩おいて出さなければならないらしい。1本まるまる使うのではなく何等分割かして使うと良いらしい。前回は無理して1本分を使い随分あわだってあまり飲む気がしなかった。次回は四分の一ほどにしようと思っている。

 たいていのブラジル人はよく効くという。その割には、あまり使われているように見えないが・・・・。まあ、しかし、僕も効果があると思っている。数か月使ってみて効果の様子を書きたい。

studio crystal