南米漂流4月

2019-03-08~2019ー03-30

5・1 リンの躾に一苦労

 

うちの中では、リンにかなう犬がいなくなった。動きは敏捷になり体つきも大きくなった。ジジ犬の垂れ耳に噛みつくは、マスターベーション用にダックスフンドの長い身体を使うは、さすがに、もう、リンはやりたい放題だ。僕のいる前では、の態度はあまりしないようではあるが、ちょっと目を離すと目にあまるものがある。
 今日も息子が来ると興奮状態におちいり、普段の甘噛みをすっかり忘れてしまい、結構本気で噛んでしまった。リンは興奮状態になると我を忘れてしまう。
 このままではまずい。というわけで、息子のアパートの2匹の成犬に合わせた。うちのアパートにリンが来たばかりの頃、対面させていたので2度目である。2匹ともリンより3回りも4回りも大きく、さすがのリンも少し大人しくなった。それでもリンは2匹に寄っていく。2匹の犬はうなり声を発して警告しているにも関わらずだ。2匹に噛まれると、歯のないジジババに噛まれるのと比べモノにならない。息子がいうにはほとんど手加減しないだろうという。
 2匹とも、僕らがいるのでリンに何もしないが、リンがへたにちょっかいでも出すようなことをすれば痛い目にあうだろう。
 家に帰ってきてから、少しリンの態度が変わった。自分より強い犬がいることを知ったようだ。これからも再々連れていって、犬の順列を教えた方がよさそうだ。

初めての顔合わせ。それほど怖がる様子はなかった

 

 

4・3 なかなか直せない偏屈性格

 

 メルカードのメイン通りを歩いていると、果物屋の店員が「BOM DIA(おはよう)」と声をかけてきた。
 メルカードのメイン通りに軒を並べている果物屋は輸入品など、巷で販売しているモノと異なる高級品の果物を売っている。値段は、庶民にはちょっと手の出しづらいものばかりである。店員は通りを歩く人に声をかけては、味見をさせたり、うまく言いくるめたりして果物を売る。値段は、普通の店で売っている果物の2倍から3倍だ。
 なので、店員も外国人や旅行者風の人に声をかけては売りつける。長年ここに通っている僕は、そのことを知っているから、声をかけられてもほとんど返事もしないし、味見をしないかと、カットした果物を出されても受け取りもしない。いったん受け取ると、店員はさらに勧めてきてあの手この手で売りつけようとするからだ。
 今日も「BON DIA」と言われ小さな声でぼっそと「BOM DIA」と返しただけであった。相手の男には聞こえなかったらしく、「返事もしないのか」と捨て台詞を返してきた。きちんとした友人などは、ちゃんと「BON DIA」と返事し、「いらない」とちゃんとした対応をするのだが、僕の場合はよっぽど気分がよくないと完全無視をしてしまう。どう考えても僕の対応が失礼だ。解っているのだが、売りつけるために、寄ってきたり、声をかけたりする店員たちを僕はどうしても好きになれないのだ。
 日曜日に立つフェイラ(青空市)しかり、妙にこすっからい売り子はどうしても好きになれない。だからと言って無視をするのは失礼だと思うが、なかなかこの偏屈な性格はなおせない。
 とはいっても売りつけようとするこすっからい店員ばかりではない。写真を撮っていると、買いもしない僕の質問にきちんと答えてくれ、そのうえ味見までさせてくれる親切な店員もいた。やはり、僕の対応が失礼なのだ。

写真は、ブログとは関係ありません

 

4・29 リンの成長

柴犬のリンが大分成長し、大人の顔になってきた。

柴犬には大きく分けて、きつね顔と狸顔がいるそうで、狸顔を選んだつもりであったが、成長するにつれ、きつね顔になってきた。身体つきも、以前のころころかわいい、という感じから、ほっそり体型になり、見た目、きつねの子供そっくりである。これから、冬毛に生代わり、またころころ狸顔になる可能性もあるが、戻るのか?  

 動きは敏捷になり、軽く平手で叩こうとしても何度もかわされる始末である。ジジババ犬は大きさが追い越され、体高はリンの方がおおきくなった。軽く、背中を飛び越されるようになった。

 しょっちゅう、ジジ犬にちょっかいをかけ、噛まれてくうくう鳴いている。やめればいいものを、噛まれても、噛まれてもちょっかいをだす。そのうち、手加減せずにがっぷり噛まれそうで心配でたまらない。

 リンは噛まれたり、叩かれたりしても、さほど鳴かないが、毛をひっぱられたり、注射されたりすると、大げさに泣き叫ぶ。ノミとり用の櫛で日に何回かすくのであるが、毛がひっぱられ痛いのか、泣きさけび暴れ、いつも途中でブラッシングをやめなければならなくなる。

 予防注射に行っていたときも、される時に痛そうに鳴いた。今まで飼ってきた犬たちは、痛くないのか、とこちらが心配するほど平気であったが、リンは痛がった。

 リンは僕がシャワーを浴びる時もトイレをしているときも、座ってじっと待っている。それを見ると、つい可愛くなるのだが、普段は主人と思っていないようなそぶりをしたり、そそうをして叱るとグルグルうなったりするので、きちんと躾をしないと反抗的な犬になりそうで心配だ。今まで飼ってきた犬とは大分違うようだ。

リン。もう大人の顔

 

4・27 ダリアにつぼみ

 

なんと、ダリアのつぼみができていることに気づいた。日記を見てみると3月18日にダリアの球根を植えたと書いてある。ということは40日ほどでつぼみができた訳である。

早速、オルガニック市のおじさんにこのことを話すと、「うちのは、もう咲いているものもあるよ」という。あまりの速さに驚いた。日本のサイトを参考にして栽培しているが、日本の季節がまったく当てはまらない様な感じである。メキシコの高原原産の花らしいから、地上階から約100m上階の日当たり抜群のベランダで栽培していることも良いのだろう。ブラジルの気候の方があっているのだと思う。それにしても、もう咲きはじめるとは・・・。他に種を適当に撒いたというべきか、埋めたというべきか、カフェ、ゴーヤの芽も芽吹いて成長し始めている。まったく、ブラジル恐るべしである。

 種を撒いて、きちんと水を毎日あげれば、たいていの植物が育つような気がしてきた。今度は以前芽吹いて育てていたものの、旅行中に枯れてしまったマンゴーの種を植えてみようと思っている。

球根を植えて1カ月でつぼみがついた

 

 

4・26 古い写真

 

 うちは貧乏であった。そんなことを気づきもせず、進学校の中・高で勉強させてもらい、そのうえ予備校にまで行かせてもらった。そんな、両親と援助してくれた人々には感謝しかない。恥ずかしいことであるが、それを知ったのはブラジルにきてずいぶん経ってからで、父がなくなってからであった。

 知らなかったとはいえ、そんなにまでしてもらったにもかかわらず、ブラジルにきてしまったし、まともに会社に就職しなかった。大学時代の友人・知人は皆就職し、すでに老後に入る体制にはいっている。今、考えると僕が大学を卒業したころは、バブル末期とはいえ、幾らでも会社に就職することができた。人並みのことをできなかったことを反省している。当時の僕の生活は今考えるとはめちゃくちゃであった。未だに当時の友人知人が、僕のことを、飲んだくれで、毎夜毎夜遊び歩いている、てきとうな奴だと思っているのも仕方がないことである。もし、ブラジルにきて成功をおさめ、牧場主にでもなっていたら、こんなことは思わなかっただろう。

 こんなことを考えてしまったのも、掃除をしたおりに、ブラジルに来る前に撮った古い写真がベッドの下からでてきたからであろう。

セントロの夕

 

4・25 断捨離

ユーチュブやネットなどを見ていると、「断捨離」という言葉を最近よく見かける。不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想らしい。確かにモノが少ない方がすっきりして気持ちがいい。

 アパートにうんざりするほどものが増えてきた。もう、使わなくなったPCやカメラ、壊れた冷蔵庫などゴロゴロしている。ひとつには、サンパウロでも物を捨てるのが難しくなりどんどんたまっていったこともある。以前は道に出していれば、誰か彼かが持っていったものであるが、最近は金を払って持っていってもらわなければならない。そういった手続きが面倒なこともあるし、掃除が大の苦手なのである。さらにさらに、想い出深いものは棄てられない。それが例え壊れたものであっても、使わないものであってもだ。

 最近、そういった自分にさすがにうんざりしはじめた。使わないPCは例え動いても、HDを抜いてすべて捨てた。人からもらったDVD器も、スピーカーも・・・・。さらに進めて、壊れたり、使わなくなったフィルムカメラやレンズを捨てようとしたができなかった。もう使わないし、動かないものもあるのにできなかった。ほとんど起きている時は肌身離さず持っていただけにできなかった。あ~。。。まだ想い出を引きずっていくつもりなのか。。。。そんな自分に呆れる。

 カメラ類は後回しにして本や服をせっせと捨てることにした。もう、2度と読まないだろう本など、まだまだたくさんあった。穴が開いた靴下やズボン、シャツなども。中には20年以上前に日本からもってきたものもある。いらないもの、つかわないものを捨てて、部屋をきれいにしようと思っている。しかし、難しい・・・・。

4・24 カフェ芽吹く

 

柑橘類の芽がでてきた、とずっと思っていた芽が実はカフェのめであった。

息子からもらった芽がでたのか? あるいは、アパートの前にある広場で拾ったカフェの芽が出たのは不明である。当初、はっぱが硬そうだったのでてっきり柑橘系の種が紛れ込んで芽がでているものと思っていた。

ところが、日が立つにつれ葉っぱがカフェに似てきた。もしかしてとよ~く見るとカフェであった。やった~。どうせ、芽がでることもないだろう、と適当に鉢に植えた種が芽吹いたのであった。

植物を売っている店で、苗をかっても20~30レアル(1000円しない)ほどらしいので、機会があったら買おうと思っていたのだ。種から芽吹くと、喜びもひとしおである。てっきり最近適当に植えた。ニガウリかもな? と思っていたので次の夏? 春? には緑のカーテンができるかもな、とも思っていた。それがカフェとは・・・・

日本では観葉植物としても育てられているくらいだから、葉は固めで照かりがあり、ジャスミン風で綺麗だ。見ると脇には、植えていたニガウリらしき芽もでている。

今まで、アボガドを枯らさないために惰性で毎日水やりをしていたが、水のやりがいも出てきた。

てっきり知らない間に紛れ込んだ柑橘類の芽と思っていた

 

4・23 日向ぼっこ

 

晴れると、ジジ犬が「日向ぼっこをするのに、ベランダに行かせてくれ!」とせがむようになった。

ジジ犬はもともと日向ぼっこが大好きで、日が差し込む所を見つけては、目を細めて気持ちよさそうに日向ぼっこをしていた。ところが最近、太陽の軌道が変わったのかジジ犬が日向ぼっこをしていた場所に日があたらなくなった。

偶然に、彼はベランダに日が当たっていることをしり、それ以来晴れると、毎日のようにベランダの戸をあけてくれ! とせがむようになった。ベランダは隣とすりガラスをへだててつながっている。犬が出てきたことを知ると、隣のババがガラガラガラッと戸を閉める。とにかく煩いのだ。以前、たまたま犬が扉近くにウンコをすると「臭い」と文句をアパートの管理人にいうし、最悪の奴なのだ。

犬がうんこをして1分もたたずに取っているのに、ちょっと臭いがしただけで文句をつける。30分も1時間も臭いのならわかるが、わずか数十秒の臭さも我慢できないのだ! 文句を僕に言うように言われてきた、アパートの清掃人がなんの臭いもしないのですごすごと帰って行ったことがある。ブラジル人は自分がやったことに対してはしらんぷりをして平気で人の迷惑をかえりみないのに、ちょっとでも迷惑を被ったと思うとすぐ文句をつけるのである。

今日も、ベランダに行かせてくれとジジ犬がせがむ。隣のババが煩いので本当は嫌なのだが、ババに負けるのも腹立たしい! ベランダで30分日向ぼっこをさせて中にいれる。

彼も年を取った。今年で14歳。昔は精悍でなかなかハンサムだったのに

 

4・22 4月ももう終わり

 

 この頃、朝方は曇っていても、午後近くになると雲は消え去り、快晴となる日がつづいている。日本では、高知の方だとほぼサクラは終わり、少しずつ暑くなり始めているらしい。高知に住む人のブログを見ていると、つくづく日本は季節感があっていいな、と思ってしまう。四季折々の花が咲き、冬には魚も脂がのり、おいしいだろう。もちろん、サンパウロでも冬の魚には脂がのり、おいしいが、日本のものは脂ののり方が違うように感じる。おそらく一味もふた味もおいしさが違うだろう。しかし、海水魚にはほとんど養殖モノがなく自然のモノが食べられる。特にアジなど数種いて、なかなかうまい。これはサンパウロの利点かもしれない。この頃、日本食ブームで魚が食べられるようになったとはいえ、まだまだ養殖するほど売れないのだ。とはいいつつも淡水魚のティラピアなど、養殖魚は確実に増えている。チリから輸入されている養殖魚のマスなど、大人気である。

サンパウロでも朝7時ほどだと、上着が必要なほど涼しい。とは言っても、おそらく18,9度であろうが・・・。すっかり、サンパウロの暑い気候になれた身には20度以下だと涼しく感じるし、18度以下にもなると寒く感じる。もう、日本の寒さには耐えられないかもしれない。

パスコア(復活祭)連休も終わり、早、4月も終わろうとしている。季節がらでいえば、晩秋にちかいのではないだろうか? それにも拘わらず、未だに昼間は半袖だし、昨日の夜は熱帯夜で寝苦しかった。寒い冬は嫌いであるが、サンパウロはまだまだ冬にはなりそうにもない。もしかしたら、今くらいの暑さが一番良いのかもしれない

今朝、6時。雲が多く1日中曇りだとおもったが、11時頃には雲が消え、快晴になってしまった

 

4・19 笑う門には福来る

 

 笑う門には福来る、という言葉があるが、最近嫌なことばかりが続き、顔が怒りでこわばっているのが解るほどである。ユーチューブで面白そうな動画を探していると、毎朝、笑顔の練習・・・、というような見出しが目に入った。その中身は見なかったが、ずっとその言葉が頭の中に残っていた。
 仔犬のあまりのしぶとさにキレ、ついつい怒りすぎてしまった。仔犬の顔を見ていると、そんな自分に気が付き反省。この仔犬には怒り過ぎたらよくないことは解っていたが、あまりに言うことを聞かないので、ついカッとしてしまったのだ。そんなとき、笑う門には福来る、という言葉を思い出した。
 それ以来、毎朝笑う練習を、鏡を見ながらしている。口をあけたり、閉めたり、ほんの少しあけたり、大口あけたり、少しずつ自分のもっともよく見える笑顔を作っていく。意外にむずかしいが、面白いといえば面白い。
 おそらく、ニコニコした顔を常にしていれば、他人も寄ってきやすく、いろいろな出会いが増えるから「福が来る」のだろう。僕の場合は福には来てほしいが、人にはあまり寄ってきてほしくない、という自分勝手な考えである。どちらかというと、顔が怒りで強張っているのは、身体にも悪いだろう、という思いから始めた。やっぱり、少しでもリラックスした表情の方が体調にも良いだろうし、平穏な気持ちでいられるだろう。カッとし易い短気な性格なので、今後、歳を取っていくとますますその傾向は強まるだろう。できれば、そんな性格を少しでもマイルドにしておきたいという気持ちも強い。


腹を出して寝る犬の姿を「へそ天」という新語があるらしい。慣れ親しんだ場所でくつろいでいるときに寝るポーズらしい。この頃、凛の寝姿はへそ天ばかりだから、うちでくつろいでいるということか?

 

4・18 犬の予防注射

 

 60日が過ぎたので子犬を予防注射に連れて行かねばならなかった。人に聞いてできるだけ安全に予防注射を受けることができる獣医を家の近くで探した。そしてやっとパウリスタ大通り近くに普通より少し高いが、生後60日以前の子犬は注射できない、と電話で忠告してくれた獣医院を見つけた。もともと「柴犬の会」で紹介してもらった獣医院である。いろいろ探したが、こんなにはっきりと言った獣医院は初めてだったのでちゃんとした薬を使っているだろうと考えてここにしたのだ。

 少し心配し過ぎかもしれないが、ブラジルの場合、輸入品と偽って国産を使っているかもしれないし、その薬の安全性も心配であった。以前、市が無料で狂犬病の予防注射をして10匹以上の犬が死んだことがあった。ただでさえ、この予防注射は心配であった。

日本のサイトで見るとこの予防注射を批判しているサイトが結構多い。獣医や製薬会社が金もぅけのために、毎年1回の注射が必要だ、と言っているという。見たサイトの中には、予防注射をした犬の中には死んだ犬までいるらしかった。全面的に予防注射をしないことがいい、というサイトから、3年に1回で十分だというサイトまであった。事実はよく解らないが、犬によっては、少なからずの悪い影響があることは確かなようだ。もちろん、多くの犬には病気の予防になるようだ。

 ここは、ブラジル。あきらかに日本以上に道は汚いしビールスは多い。少なくとも生後60日の子犬には1月おきに3回の注射、そして3年に1度くらいは予防注射が必要な気がする。路上生活者が引きつれている犬は予防注射なぞ1度もしたことが無いことを考えると、ブラジルでも3年に1度くらいでいいのではないか? と思っている。飼っている14歳になるジジババ犬は9歳になって注射をやめた。1日1回散歩につれて行っているがそれでも今まで病気もせずに立派に生きている。

 予防注射は、僕が犬にした最初の頃は6種混合だったのに今や10種である。その辺もちょっとひっかかるし、人間同様、犬もそんなに長生きする必要があるのか? と思う。勿論、病気にかかって、苦しむのをみるのは本当に辛いし、死ぬと悲しい。最近は犬も長生きするようになり、認知症になる犬も増えてきているらしい。(日本の話)飼い主が先に死んで、たらいまわしにされたり、処分されたりする犬まで出てきていると言う。(ネットで読んだ話。事実は?)そんな犬を、有料で世話をする業者があるらしい。払う余裕がある人ならそれも良いだろうが、ない人もたくさんいると思う。

 では、どうすれば良いのか? 飼わなければいいだけの話であるが、僕には、犬のいない生活は考えられない。それは人間の勝手と言われても仕方がない。できる限りの世話をするとしか言えない。こうやって考えてみるとやっぱり勝手だ、と思う。批判されても仕方がない。

 

獣医抱かれ緊張するリン

4・17短気は損気

 

 犬の躾は、体罰だった。いうことを聞かない犬は、そこそこの力で腰を平手や新聞を丸めて叩いた。頭は、バカになると困るので叩かない。しかし、今いる柴犬は叩かれてもまったく平気の平左だった。何度叩かれても張られても、甘噛みや大便をやめない。今まで飼ってきた犬だと、数回叩かれると、止めるようになるのだが、止めない。

 息子も、彼がきたことを喜んで噛みまくる凛についに根を上げた。「いくら、ダメダ、と言って叩いてもまったく止めない。こんな犬初めてだ」とびっくりしていた。高知弁でいうと「しわい(しぶとい・しつこい)」犬だった。おそらくこの犬は興奮状態に入ると周りが見えなくなるのだろう。抑制が効かなる。

名前を呼んでも無視する様になってきたので、躾方法を変え、目を見ながら「ダメダ」と怒るようにした。小便を便所いがいでしたときなど、犬の方も自分が悪いことをしたと分っているのか、目をそらせようとするがそれでもしつこく目をみながら、怒り、最後に粗相した場所に鼻をおしつけると、今まで以上にきゃんきゃん鳴いた。おそらく、この犬には体罰する以上に言葉と態度の方が、効き目があるようだ。

それ以降、凛が興奮すると、静かに目を見て「ダメダ」というと、興奮は次第におさまり、噛むのをやめるようになった。ズボンを履くときもむやみやたらにズボンの端に噛みついていたが、静かに目をみながら、「離して」というと離すようになった。それまでは、軽く蹴っていたのだが、そうすると面白がった余計にじゃれてくるところがあった。

犬によって躾が変わってくることを初めてしった。人間はもっとだろう。嘘をついたので、息子は一度だけ平手で顔をはったことがある。それが正しい躾だったのか未だによくわからない。最近、僕自身も短気を直そうと心がけている

最近、気温が下がり30以下の日が増えてきた。

 

4・16 もうすぐパスコア

パスコア(復活祭)を週末に控え、メルカードが普段と異なり魚屋のブロックを中心に賑わっている。パスコアとは、金曜日が、キリストが十字架にかけられ死んだ日とされ、その3日後に復活したことを祝う日らしい。そのため木曜、金曜日は肉類を食べない習慣である。ブラジルでも魚、特に塩タラを食べるのが一般的である。

とはいうものの最近は、パスコアでも平気でシュラスカリア(ブラジリアンバーベキューレストラン)の店に行って肉を食べる人も多く、一般家庭でも肉をたべないでバカリャウ(たら)料理を食べる家庭は、老人や、敬虔なカトリックのいる家庭ぐらいではないだろうか。僕の友人、知人の家でも、ほとんどの家庭がバカリャウ料理や魚は食べないらしい。魚の値段が高いこともあるだろう。特にバカリャウ(タラ)は北欧からの輸入品で高い。さらに塩抜きをしなければならないので料理をするのもかなり面倒である。

毎週、いわしやサバなど安魚を買っているのだが、案の定、今日はクエやアマダイなどの大きくて高価な魚しかない。今日入荷した魚は先週も買ったシマカツオしかなかった。1キロ20レアル。先週身は刺し身でたべて、3枚におろしてもらった後の頭と骨も貰って帰ってダシをとり味噌汁を作ったが非常においしかった。なので今週も買うことに決めた。1匹25レアル(約700円)で購入。これを2日に分けて食べる。毎食カツオの刺し身となる。高知出身なので、刺し身は小さいころから食べ慣れている。毎食、刺し身となってもまったく苦痛ではない。

2日目はタタキにして表面を炙って食べるつもりである。切るだけだから、面倒がなくていい。タタキにする場合、母が良く買っていた魚屋では、その場で、藁で焼いて、氷水にさっと入れてタタキ用にしてくれたが、もちろんそんなことは、メルカードの魚屋はしてくれない。3枚におろしてくれるだけである。だから、自分で食べる時にガスコンロで表面をさっとあぶり、切るだけである。本当はちゃんとした方がおいしいことは解っているのだが・・・。

しかし、それでも十分おいしい。今、高知のカツオをたべれば、おいしさでそれはそれは感動するだろうな~

高級レストランやお金持ちが買っていくのだろう。イセエビもたくさん入荷していた

 

4・15躾の難しさ

柴犬の凛がきてから約1か月。だいぶん大きくなった。
顕著なのは、ウンコの太さ。鉛筆次第に見分けのつかないものまで出てきた。
 なんでもかんでも噛んでいたが、最近は噛む力の入れ方を覚えてきたようで、だいぶん噛み方がゆるくなった。それもジジババ犬の怒りの噛みのおかげだろう。耳などきつく噛まれたりあまりにしつこくされると耐えきれなくなった、ジジババ犬も噛む。僕がいるのでさほどは強く噛んではいないのであろうが、凛はキャインキャインと鳴き、小さな声でしばらく,くうくう鳴いている。それでも、また同じようにちょっかいをかけるのだから、本当にしつこい。最近ではババ犬などは凛がそばに来るとうなるほどである。それでも凛は一向に平気でずんずん寄っていく。ふつう気に弱い犬では考えられない! ババ犬はほとんど前歯がないので噛まれても痛くないことを知っているのであろう。凛は、アホ犬ではないので、完全に確信犯である。だから余計にその辺が憎たらしくなる。
 当然、人に対してもそんなところがある。一度徹底的に叱ったせいか、だいぶん人にたいしてしつこさは消えてきた。それでもまだしつこい。ただ、あまりに過度に叱りすぎると反抗してくるようになる可能性があるので、その辺は具合を見計らって叱るようにしている。
 人間同様、犬の躾につくづく難しさを感じる。

精悍さがましてきた。優しげなかわいさがない。もしかしたら野生的な柴犬の血が濃く残っているのかもしれない

 

 

4・12 日本犬を飼う難しさ

 初めて日本犬を飼っているが、その賢さには舌をまく。そして、そのしつこさ、ずぶとさ、厚かましさは、洋犬にはないものだ。
 「今飼っている犬がびっくりするほど賢い」というとたいていの友人、知人は、日本犬だからという。果たしてそうだろうか? 日本犬全部がそれほど賢いのだろうか? それとも飼った犬が、たまたま頭がよいのか? 今まで日本犬を飼ったことがないのでよくわからない。
 日本では、ごく普通に柴犬を飼っているし、柴犬が頭の良い犬種なんて今まで聞いたこともない。シベリアンハスキーはバカ犬だという話は聞いたことがあるが・・・。
うちに飼っている柴犬は、猫のようによく手(前足)を使う。猫パンチは当たり前、ババ犬が飲んでいる最中に水入れに前足を入れてかき混ぜたり、はては、ババ犬がドッグフードを食べている時に頭を撫でたり、その無作法ぶりに見ている僕の方が頭にきて止めらせるほどである。耳もよくうごかす。喋りかけると、耳を動かし、顔をひねって一生懸命きこうとするポーズをとる。
ある友人が「柴犬はもともと、クマや、イノシシを狩ったりする猟犬だから、きちんと躾ないと後々大変だよ」と忠告された。柴犬が猟犬だとは知らなかったが、昔は確かにそうであっただろう。
日本ではそんなに難しい犬種とは聞いたことがなかった。それだけに今まで飼ってきた犬たちとは変わらないだろうと思っていた。飼った犬が特別なのか? 日本犬だからなのか? 今まで飼ってきた犬には感じられなかった強情さと図太さ、頭の良さを感じる。
 もし、すべての日本犬が持つ特性なら、お年寄りや女性が飼うにはあまり適さない犬種のように思う。柴犬でさえ、これほどだから秋田犬のような大型犬だとそれはそれは大変だと思う。それほど今飼っている柴犬はよくいえばやんちゃ、悪く言えば、傍若無人である。飼い馴らせば良い犬にはなるだろうが難しそうである。もしかしたら、この辺が外国人に人気が出始めている理由化ものかもしれない。本当かどうかわからないが、飼い主いがい慣れないと言うし、強盗に襲われた時、洋犬は逃げるが日本犬は飼い主を最後まで守るという話も聞いたことがある。実際はどうだろう??

バスタオルに包まって寝るババ犬の横で隙を見ている凛。ババ犬にしつけをしてもらうつもりであったが、今では凛に圧迫を受けているババ犬

 

 

 

4・10 ダリアの成長

 

先日植えたダリアの球根の芽がすっかり大きくなって葉をひろげはじめた。たぶん球根をうえてから1カ月もたたないと思う。その成長ぶりにはびっくりする。さすがブラジル…日本でも同じかもしれないが。

 植えた時には、そのまま枯れていく可能性が大、と思い超手抜き植えで、サイトに書いてあった支え棒も、その穴もあけていなかった。葉が広くしげりはじめ茎が横倒しになりはじめたので慌てて、支え棒を刺す。おそらく根を傷つけてしまっただろう。

 この調子だと、葉ばかりが成長し、花にまで栄養がいかないだろうから、サイトに書いてあったように余計な茎や葉は取った方がよさそうだ。試しに、2,3取ってみたが簡単にペキペキ折れる。思った以上に弱い。花を綺麗に咲かせるためだけでなく、本体にも余計な負担がかからないように取った方がよさそうだ。サイトに書いてあったように肥料をやった方が良いかもしれない。

 凛(柴犬の子犬)や、ババ犬も、葉に食いついている。有害物質を含んでいる可能性もあるし、ダリアのためにもよくない。速い目に剪定した方がよさそうだ。

綺麗に花を咲かしてくれるかな~

ダリアと凛

 

 

4・9 この頃の食事

 

はや、4月も、もうすぐ10日。それにしてもこの頃、日がたつのが速い。そう感じるのはそれだけ歳をとったということであろうか? 今日はメルカードに買い出しに行くが、いつも買うマグロのアラやいわしがない。高価な魚はとても買えないから、こうした安いものをいつも買う。それでもイワシはキロ豚肉以上するし、マグロのアラはそれ以上である。すっかり魚を食べることが習慣になってしまい、肉を食べることはあまりなくなってしまった。それだけに安い魚がない時は困ってしまう。
 結局、カツオを1匹買う。シマカツオらしい。故郷の高知で見かけるカツオとは、見かけも味も随分ことなるが仕方ない。1匹、約1キロ300グラム、キロ⒛レアル(約600円)であるから25レアルになった。頭や尻尾も入れてこの重さであるから、3枚におろしてもらうと食べる部分は800グラムほどにしかならないのではないだろうか。聞くと骨や頭も出汁がでておいしいらしいので、すべて持って帰る。
 この頃は化学調味料を使わなくなったので、骨や頭で出汁をとる。本当は鰹節や昆布で出汁をとると、おいしいのだろうが、鰹節(かたまり)はブラジルでは売っていないし、売られている昆布は中国製ばかりだから買わない。なのでもっぱら、魚の骨や頭、あさり(売っている人はシジミというが、みかけはあさり)で出汁をとる。そんな生活にもやっと慣れ始めた。
 考えて見れば、最近は、ほとんど既製品を食べない生活である。ある意味、健康的だといえるかもしれない。しかし、食に気を付けている人がガンになって死んだという話をよく人にきく。だから食にこだわる意味はないようなことを言われるが、ガンになって死のうが別にかまわない! できるだけ化学物質が入っていないモノを食べたいだけである。早く死のうがまったく問題ない。むしろ、あまり長生きしたくないとさえ思っている。

メルカードの肉屋。ブラジルでは魚はまだまだ高い。肉を食べるのが普通

 

4・8 ブラジルに暮らして

 ブラジルにきて、はや、20年以上がたった。

 ブラジルに着た頃、「もう、自分の年齢の半分はブラジルに住んでいる」という人の話をよく聞いたが、そこまでは行かないにしてもそれに近くなった。考えて見れば、本当にあっと言う間であった。

 こんなに長くいるのに、流ちょうにポ語を話せないし、未だにブラジルの習慣には慣れない。今でこそ、ブラジル人の中での仕事ばかりになったが、日本の日本人との仕事が多かったこと、友人は日本人ばかりであること、リベルダージに近い場所に住んでいることなどがあげられるだろう。もう、感覚的には日本に住む日本人とも異なるし、ブラジル人とも異なる。無国籍の人間になってしまった感じである。

 ようするに、頭が固くてブラジルに馴染み切れないのだ。さらに何度かブラジル人に騙され、騙されかけて、簡単にはブラジル人が信用しきれなくなったことがあげられる。もちろん僕の側の問題もあるが、ブラジル人の犯罪者やずるい人間は、僕のような外国人を狙って詐欺をはたらこうとするから余計である。日本にも当然詐欺を働く人間がたくさんいるだろうから、外国人は苦労していると思う。

 ポ語が流ちょうに話せ、家族がいれば、また話も異なってくると思う。ポ語も流ちょうに話せず、独りで住み、ブラジル人の信用できる友人も少ない人間には、半端ない苦労がある。鏡の中に、険しい顔つきのおじさんを見て驚く

土曜日のセントロ

 

 

4・6 誕生日

4月5日は誕生日。自分ではしっかり覚えていた。ゴロ的に4月5日というのはすきな日なのである。

40代は年をとるのが悲しかったが、50を過ぎた今、どうでもよくなった。誕生日になって年齢が1歳加算されても、もはや何も感じない。僕より年上の人の中には、「いろんなことが解るようになって、歳をとるのが楽しい」と言う人もいるが、さすがにそこまでは達観できない。

 誰も知られずに誕生日を迎える、と思っていたら、友人と息子が、誕生日おめでとうメールをくれた。フェイスブックにも誕生日を書いていないのだが、ブラジルにきて以来からの、この友人は毎年おめでとうメールを送ってくれる。しかし、僕は誕生日をいつもきき忘れてしまい、今までしらなかった。今年は、忘れずに聞いて、日にちを頭に刻み込んだ。誕生日おめでとうメールをだそうと思っている。

 息子が何か食べに行こう、という。どうせ僕がお金を支払うことになるのだろう、と思いつつ、「いいよ」と返事した。と、驚いたことに、「おごるから」というメールが返ってきた。彼が高校生の時だったと思う。「食事に行こう」と言ってくれたが、よく聞くと、お金は僕もちで! だった。「そんなら、別に祝ってもらわなくてもいい」と言って断った覚えがある。そのとき聞いた話では、彼の友達たちは、皆、お金は、お父さん持ちで祝うのが普通らしかった。しかし、僕は、祝ってもらうお金を自分で払うことに、納得がいかなかった。

 結局、高級レストランは行けるはずもなく、彼が好きなラーメン屋に行くことにした。日本では、ラーメンと言えば安い部類に入るが、ブラジルでは、安すぎもせず高すぎもせず、中の下ほどの値段で食べられる。全部おごってくれるといったが、さすがに、それじゃかわいそうなので、半分僕がもつことにした。しかし、こんなことは初めてである。彼も少しは大人になったか?

 

 

4・5 凛の成長

 

 凛(子犬)が、成長し、ジジババ犬と身体の大きさがさほど変わらなくなってきた。体高は、ダックスフンドのジジババ犬より高くなった。家にきてまだ1カ月もたたないのにその成長ぶりは目を見張る。

 なんとも厚かましい犬で、その厚顔ぶりにさらに拍車がかかってきた。ジジババ犬がどんなに唸り声を発しようと、平気だし、わざとジジババ犬がバスタオルに包まって寝ているうえに乗っかっていく。もう前歯の無いジジババ犬にかまれようと痛くないことを知っているのだ。ただ怒ったジジ犬が犬歯でがっぷり噛むのではないかと、僕としては冷や冷やしている。なので凛がちょっかいをかけはじめると、凛を叱りやめさせるようにしている。まあ~、とにかくひどいもので、尻尾に、耳にじゃれて噛みつくのでジジババ犬もたまったものではない。こんな厚顔な犬を飼ったのは僕も初めてである。あまりのしつこさにあきれるほどである。

 朝、掃き掃除をしていると、箒にじゃれてきて何度おいはらっても、しつこくやってくる。最初はあまりにしつこいので頭に来ていたが、エネルギーの発散にいいことに気が付いてからは叱らなくなった。少しでもエネルギーを発散して、ジジババ犬に向けて欲しくない。それに相手はまだ生まれて3か月ほどの子犬である。怒る方が間違っている。しかし、あと何か月たてば大人しくなるのだろう・・・。

 彼女がきたおかげでジジババ犬の食欲は増え体重が増えた。このまま体重が減っていき、静かに死んでいくのを待つだけだったのに、凛がきたおかげでジジババ犬の静かな生活は一変した。特にババ犬は凛にかなりのいやがらせを受けているにも関わらず、凛が叱られたり、頭がドアに挟まっててキャンキャインと鳴くとまっさきに来るのはババ犬だ。なんだかんだ言って凛がかわいいのだろう。

僕自身の生活も少し変わったように思う。凛がやってきたことは正解だった思う。

包まって寝ているジジ犬からバスタオルを奪おうとする凛

4 何が事実か??

セントロを歩く。

 先月初めごろは、どんどん新しい店が新装オープンしていたかのように見えたのに、また、閉めている店が増えてきているような感じがする。あくまで気がすると言う程度で実際はどうなのか分らない。しかし、新しい大統領になってよさげだった経済も、少しブレーキがかかったような感じは否めない。

 インディオの住む土地を開発したり、イスラエル擁護をいったり、息子がマネーローダリンに関わっているような記事がでたり、ここにきてマイナスのニュースがめだつ。  

やらせの記事なのか、よくわからないが、プラス面の記事が少なくなってきたことは、確かである。今日ネットにもわずか2000人? を全国調査し結果がニュースとして載っていた。あまりにも調査数が少ないのでもしかして見間違いかもしれないと思い、もう一度確認して見てみたが、既にその記事は消えていた。なので、はっきりわからない。国民の人気のある政党1位はPT、2位PSL(現大統領の党)であるそうな。

 ブラジルもやらせのニュースや情報操作のニュースが多いだけにしっかりと見ていかなければならない。

セントロを歩いてもいまいちぱっとしない

 

 

 

 

4・3 タイ料理

友人にタイ料理屋に連れて行ってもらった。

タイ料理屋には疎遠で、日本でも1,2度しか食べたことがなかった。特別にうまいというほどではなかった覚えがある。1度はわりかし高級なところで食べたが、それほどにうまいとは感じなかった。

昨夜、行ったのは、ほどほどの危険地域にあり、店内は10畳ほどでテーブルが6,7ある程度のごくごく小さなお店だった。やはり少し危険な地区にあるため、入店した後は鍵をかける。危険とは言っても、コンセレーロ・フルタード通りのほんの少し降りたあたりなので、わずかに危険地区に入るくらいだろうか? しかし、7時を過ぎ暗くなって、冬がまじかにせまったサンパウロでは、もう夜といっても良い時間だ。幾分危なさを感じる。

普通、リベルダージに行く場合はグロリア通りより下は行かないこと、と言われているらしい。そのさらに下の通りより、さらに下のグリセリオ地区に入るのでやはり、危ない地区ともいえると思う。ここから数十メートルさきには、麻薬の吸引所や売買されるところがあし、昼間にいくと、仕事にあぶれた男達がバールや一杯飲み屋で、つけでビールなどを飲んでごろごろしている。ときどき写真をとりにいくが、この辺では危なくてカメラを出せない。普段、見かけない人間が歩くと男達の視線をばしばし感じるようなところである。

そんな区域の入り口にあるタイ料理レストランは、久しぶりに食べる料理らしい料理ということ、サンパウロではまだ物珍しいタイ料理ということもあり、おいしく楽しめた。普段、僕が作る食べ物はほとんど料理とは言えないものだからそう思うのかもしれない・・・。煮る、焼くくらいでほとんど調理していない。良く言えば、素材の味を楽しめる、といえないこともないが・・・。自分で作って自分しか食べないのでどうしてもこうなる。さらに、僕自身、グルメでもないし、健康的に食べることができれば良い、としか考えていないし、超面倒臭がり屋だから、作るのも超適当である。これで、誰か食べてくれる人間でもいれば、もう少し、努力はすると思う。

たまには、外で食べるのもいいな、と思った一夜であった。

 

 4・1 ダリア芽吹く

ダメ元で植えたダリアの球根が立派に芽吹いた。球根から出ていた芽が犬に食われ、もうダメだと思われた根も無事新芽が出た。嬉しい。動植物が生育していくのを喜ぶようになったということは、それだけ年をとったということか・・・。

 もともと、幼い頃から動物は好きで、ほぼずっと犬や猫、鳥が近くにいたと思う。父母が好きだった影響だと思う。しかし、その頃はいることが当然でそれほど慈しむ気持ちはなかった。それが、最近は芽が出たり、犬の成長が素直にうれしい。彼らが立派に育つためにできる限りの世話はしたい。恐らく以前はここまでの気持ちはなかったと思う。やはり、年をとったということだろう。

 ブラジルにきてからもさまざまなものを飼った。犬、亀、魚、さまざまな植物・・・。小さなアパートでよく飼ったものだと思う。本当は牧場を持って、いろんな動植物を飼うのが夢だったが、ブラジルは危な過ぎてその夢はいまだに果たせない。もっとも一番の理由は資金がないことではあるが。

 

芽吹いたダリアとババ犬

 

2019-03-08~2019ー0303-30

 

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