ブラジルどうなる? 不安が一杯

70 %OFFバーゲンをするお店

 不況の蔓延で、セントロを歩いても雰囲気が暗い。天気も曇り空の肌寒い日が続き、余計暗い気分になる。テレビニュースでは、突然クビにされ3人の幼い子供を抱えた父親が途方にくれる姿が流され、強盗殺人事件のニュースが日常茶飯事に流れる。暗い話題ばかりである。ときおり、明るい話題として、日本のハイテク関係のニュースが流されると言った調子だ

 この頃、歩いていて見かけるのは「安売り」の張り紙や30%OFFや50%OFFの張り紙である。商品がほとんど売れず、困った商店が安売りを始めたのだ。ブラジル最大の卸問屋街25・デ・マルソでも、より安い周辺の貸店舗に移転する商店が出始めている。メルカードの知り合いの魚屋も40%も売り上げがおちたと言う。他の店では、従業員のクビを切り始めているらしい。いくらバーゲンセールがされても、皆お金をもっていないから横目で見ながら通り過ぎるしかない。お金持ちも政権が不安定なために、今後を不安に感じ、財布の紐をしめている。消費はほとんど止まってしまった状態である

 公営病院や学校はどんどん予算が削られ、運営ができなくなり、給料をもらえない職員が続出している。こんな状態にもかかわらず政府は、電気代、水道代などの公共料金を雨が降らないせいにして有無を言わさずあげる。電気代は今年既に2回も値上げした。おそらく政府に資金がないのだろう。それにもかかわらず政治家たちはせっせと汚職贈賄に精をだし、国民の税金を吸い取ろうとするからたまったものではない。もう、国民の堪忍袋も破裂寸前のように感じる。

 こうした国民の不満はすべてジウマ大統領にむけられ、現在支持率は8%を切っている。もちろん、国のトップの大統領に一番責任があるといえるが、ブラジルの政治家は腐りきっている。その中でもジウマ大統領はましな方だと言えると思う。おそらく誰がブラジルの大統領になっても国情は現在とほぼおなじか、むしろ悪くなるだろう。それだけに、来年のオリンピック後が怖い

 

 
普段は道一杯ののメイン通りもイマイチ人が少ない

普段は道一杯ののメイン通りもイマイチ人が少ない

 
移転してしまったお店。こうしたお店が増えている

移転してしまったお店。こうしたお店が増えている

 

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