南米漂流2019年9月

11・5 ラッキーだった一時帰国

 ブラジルに帰ってからずっと暑さが続いていたが、少し涼しくなった。予報では大雨が降るらしい。その影響か? 

今回の日本への一時帰国は台風や大雨の影響を随分と受けた。そのおかげで予定も変更をせざるを負えなかった。僕自身は、幸運なことに日本への帰りの飛行機もブラジルへの飛行機も台風や大雨の狭間にあたり大きな影響はなかった。しかし、中継地のダラスで飛行機の整備不良で4時間半も待たされた。

アメリカ? ダラス? では夜11時を過ぎての飛行機の離陸、あるいは乗務員の労働は禁じられているらしく、飛行機が飛ばない可能性があり、かなりひやひやさせられた。

飛行機の客席に座り、これでやっと無事にブラジルに帰ることができると思い一安心してうつらうつらしているところに、「整備不良のため降りてくれ」とのアナウンスがあった。今まで50回以上海外便にのっているがこんなことは、初めての事である。もっとも、飛んでいる途中に故障がみつかり、はらはらさせられるよりはずっといいが。

今回の一時帰国は行く前からいろいろ問題があった。結局、最後の最後まではらはらさせられた。しかし、日本での高知への飛行機乗り継ぎもうまくいき、アメリカでとめられるでもなし、ブラジルの税関で荷物検査を受けるでも無し、うまくいった旅だと言える


 

11・4ババ犬ひん死の重傷

友人に会って、2時間後に家に帰り着いた。

 いつものように、リンとアズミ(ババ犬が迎えてくれた。) しかし、ババ犬の様子がおかしい。

 犬たちのトイレ場所には鮮血が・・・。ババ犬を抱き上げると、逆光に照らせれ、涙が光っていた。ほとんど虫の息でようやくたっている状態である。うっ・・・。怒りがむくむくと入道雲のごとく拡がる。そんな僕の心情をさっして、リンはさっと逃げる。

 ババ犬は頭を2か所噛まれ、舌がべろんと出た状態で、もう死ぬのも時間の問題のように見えた。彼女はぼーっとした状態で、僕の呼びかけにもほとんど無反応であった。

 こんなことをしたのは、リンの他いない。おそらく僕のいない間に大ゲンカをしたのであろう。体重で3倍、身体の大きさは4倍程のリンにはとうていババ犬はかなわない。それでもババ犬は、リンに立ち向かったようだ。ほとんど歯も抜け落ち立ち向かえる状態ではないのに。よく殺されなかった、としか思えない。とはいいつつも、死ぬ1歩手前である。おそらく、一晩持たないだろうと思った。

 その日のリンは、朝から妙にイラついていた。おそらく初めての発情が続いていることも影響していると思う。今まで、これほど、ジジババ犬と喧嘩をしたことも傷つけたこともなかった。僕が日本に旅行中、リンのみ犬ホテルに預けていたこともなんらかの影響があるのかもしれない。

怒りが抑えきれず何度か手をあげたが、リンは歯向かうことも、鳴くこともなく罰を受けた。

 もう、ババ犬は一晩もたずに死ぬだろうと思った。息子に携帯でそのことを告げた。「ええっ・・・、なんで」、前日まで元気なババ犬を見ていた息子は信じられないといった声をあげた。

よく見ると、ジジ犬も耳に噛み傷たくさんあり、一か所は穴さえ開いていた。2匹でリンと戦ったのだろう。リンは嫉妬に我をなくしてしまったのかもしれない。できるだけ平等に扱ってきたつもりであるが、リンにはそう映らなかったのだろう。

それでも、ババ犬は少しずつよくなり、餌を食べるほどに回復し、舌も少しずつ口の中に入れている時間が増えた。一時は、ペットの火葬場を探したほどである。

ババ犬は性格が激しい犬で絶対ひかない。今までも、勇敢にもピットブルに向かって行ったほどである。ババになっても歯が無くても、リンに向かっていったのであろう。そんなババ犬にリンはカッとなったのだと思う。嫉妬が加わり、彼女を狂わしたのだろう。

一晩たって大分回復したババ犬


10・31 帰国前

日本に帰国して以来、ほぼ1カ月ぶりに書く。

日本に行く前は、様々な心配ごとがあり頭を悩ました。とくに、おいて行く犬3匹が心配であった。ジジババ犬は息子に面倒を見てもらうが、リンは犬ホテルに預かってもらうことにしていた。本当はリンも息子に面倒を見てもらうつもりであったがリンとジジババ犬とは折り合いが悪く、喧嘩をして近所から苦情が来ることをギリギリになって確信し、急に犬ホテルに宿泊させることにしたのだ。1日約2000円、サンパウロのセントロで安宿を探せば人間のホテルでもある価格である。(友人によると、犬ホテルは2000円~3000円で妥当な価格らしい。もっと安いホテルもあるだろうが、安さを追求してリンの性格が曲がっても困るし・・・)約20日間であるから、4万円である。痛い出費だ。

 急に嫌な予感がし、飛行機の経由地をロスからダラスに変更でさらに4万円近いお金がいった。こんなくだらない予感なんて放り捨てていれば良いのに、夢にまで出てきてしまったからしょうがない。予感を無視できなかった。あ~、まったく、自分でもため息がでる始末である。

 それやこれやで、ほとんどヤケクソの気持ちで、レプブリカから空港行きのリムジンバスに乗車した


10・1散歩をするのも一苦労

(柴犬)と散歩していていろんな人が声をかけてくる。サンパウロではまだあまり見かけない犬だからだろう。

サンパウロでは小学校は早朝からはじまる。6時半ごろ学校に行く途中の少年が、「その犬は噛む?」と聞いてきた。「噛むから近寄らない方がいいよ」と言うと残念そうな顔をして行ってしまった。

ブラジルの人は、犬を見るとすぐに「まあ、かわいい! 」と言って寄ってきて触ろうとする。犬としては知らない人間に急に触られると驚く。犬ががっと跳びついたり、強く噛まないにしても、軽く噛んだりすることもある。噛んだ時にびっくりして手をひっこめると傷を負うこともある。なので、決して近寄らせない。

本当は少年に日本犬をじっくりと見せてあげたかったが、なにかあると責任を負うのは僕であるから近寄らせない。

「まるで、きつねのようだね~」と言ってよってきて触る男もいた。「知らない人には嫌いだから・・・」と言っているのにである。しっかり触って行った。

「まあ、ロボジーニョ(小さなオオカミ)そっくりね」と言って寄って来たおばさんもいた。

こうした人たちがたくさんいるので、できうる限り早朝に散歩をしている。しかし、あまりに早すぎて、薄暗いうちから散歩にでると、今度は泥棒が徘徊しているから要注意である。中には犬を盗んでいく奴もいるらしい。なので、夜が明けきった6時半に散歩をすることにしているが、意外に煩い人は多い。

 


 

9・30 帰国前

 リンの後ろ脚が少しずつよくなってきているようで、あまりビッコを引かなくなってきた。ほっとした。僕がいない間に悪くなるんじゃないかと心配していた。
ここしばらく、気が付いたときに後ろ脚をマッサージしたり、さすったりしていた。その成果だろうか??  もしこのまま脚をひきずるようだったら病院につれていくしかないと思っていた。ただ、まだ完ぺきによくなったわけでなく、3本脚でぴょんぴょんはねながら歩くこともしばしばである。よくなった兆しが見えてきた、というだけであるから、まだまだ心配である。

 日本に帰国した折にスロージューサーを買おうといろいろ調べている。結局、買うことにしたのはパナソニックのビタミンサーバー。買おうと思ったクリスビンやフュームロなどのメーカーは韓国なのでやめた。というのは、以前に韓国製のカメラ機材を買って、そうそうに壊れてしまったからだ。壊れるどころか25万円もしたレンズがこの機材のために落ちてしまい壊れてしまった。このとき、二度と韓国製品は買わないと決めた。
スロージューサーは日本製品より韓国製品が良いような感じであるが、僕にはいまいち運がなさそうなのでやめた。

 

9・28 老化

 昨日、「ライン」を通じて妹からメッセージがきた。返事と一緒にあまりの代わり様に驚かないように伝えた。2年前に帰国したのだがその時に比べると激変していると思う。髪は極端に薄くなったし、老化も激しい。体重は60キロちかくあったものが、52キロほどになってしまった。サンパウロでしばらくぶりに会う人が僕だということをよくわかるものだ、と、こちらが驚くほどである。
おそらく、メニエル病(三半規管の不治の病)の再発、人に騙されたりストレスを溜めこみ眠れないことが何日もあった。それが原因で、おそらく老化が進んだと思われる。
 お米をすべて玄米にし、肉から魚中心に、朝はニンジンジュース、食べる野菜はすべてオーガニック。朝夕の散歩。この2年とにかく健康に気を使った。これで体重が驚くほど減った。
 おかげで病気はよくなり、高血圧の薬も止めることができた。ほとんど人に会うことがなくなったのでお酒も飲まなくなった。随分健康的な生活になった。
 しかし、髪はどんどん抜けていく。おそらく、ここまで気を付けていて抜けるということは遺伝だろう。母型も父型も皆薄い。母型のおじいちゃんはつるっぱげだったようだし、おじさんもすっかり薄くなっていた。
 さすがにここまで来ると、剃ることも考えたが、毎日剃る面倒臭さを人に聞いてやめた。もう、少し頑張ってみよう、と思っている。
 ある友人が、禿げていることを気付かせてやるために、いってやらなきゃいかん。と言っていたが、禿げている人間のほとんどは言われなくても十分気が付いている。禿げ、と言われ、内面、多くの人は傷ついているのだ。禿げの気持ちは禿げしかわからない!

9・27 日本での買い物

 ついに帰国がさ来週の日曜日に迫ってきた。大まかなことは調べて解決したが、これからは、買い物についてしらべなければならない。これがまた僕には面倒臭い。というのは、最近は通販でしか売っていなかったりする商品が多いからだ。

 たとえば、モニター。ブラジルでは写真専用のモノとなると物凄く高い。できれば日本で最近発売された安いモノ、6万円程度のものをかいたいと思っている。しかし、買っても飛行機で運ぶ途中壊される可能性が大である。なので無事運べるかは50%の確率である。

「エイゾウ」というメーカーのものを買いたいが店頭では売ってなくて取り寄せとなる。なんとか店頭売りのものを探しているが難しいようだ。

 できるだけ出費を抑えたいが、PC、接写レンズをできれば買いたい。となると30万円を超える。悩むところだ。


9・26 犬ホテル

旅行中、リン(犬)を犬ホテルに預けるつもりでいたが、思った以上に高かったので息子に見てもらうようにしていた。
 念のために、僕がいなくても大丈夫か様子をみようと、昨夜は犬が入れないようにして居間に寝た。ところがリンは居間に入れてくれと鳴くは、ジジババ犬をいじめるは、で、とても、日に様子を2,3回見に来るだけでは、大人しく居ることができないことが分った。1日ならともかく20日間ともなると不可能である。
 犬ホテルに払うよりは息子に払う方が良いと思っていたが、急きょ、犬ホテルの予約を入れた。高い! サンパウロで、人間の泊まる安ホテル並みである。20日間で4万円以上かかる。これでも友達価格にしてもらった値段である。
 しかし、仕方がない。もし預けなければ、ジジババ犬と喧嘩し、ジジババ犬たちは鳴きまくり苦情がくるだろう。リンが寂しくて鳴く可能性もある。とても安心して旅行できない。あ~、お金が飛んでいく

 


9・25 息子を撮る

何年ぶりだろう。息子の写真を撮ったのは。
一番、最後に撮ったのは息子と日本に帰ったときのことだから、もう4年ほど前のこととなる。
当時、高知の実家から東京に向かう途中、大阪、奈良、京都に下車して観光をしたおりに撮った。金閣寺で撮った写真はあまりに天候がよく光がよかったため? 息子の友達は加工写真と思ったらしい。本当に暑い夏だった。
アパートのベランダで撮ったのだが、数年の間に息子の顔つきは少し暗くなり、目つきがするどい、きつい顔になっていた。世間の荒波にもまれたせいだろう。確かにここ数年、彼にも僕にもいろんなことがあった。
結局、犬たちがまとわりついて、思うような写真がとれず、また今度ということになった。

 


9・24 人物写真を撮る難しさ

 寒くなったり、暑くなったりの日が続いているが、サンパウロは、確実に夏に向かっている。日のではすっかり早くなり、6時には明るくなっているし、街路の草木はいろいろな花が咲きはじめた。

ブラジルでもっとも有名な花、イッペーは、紫、白、黄色の開花が終わり、ピンクが咲きはじめた。しかし、ここ数日、寒さが続いたために、なかなか開花がすすまない。リベルダーデ(東洋人街)広場の脇にあるイッペーローザは毎年咲き誇り、薄いピンク色の雪が降ったと見間違うほどだ。今年はまだわずかで、このまま終わる様な気がしないでもない。セントロでイッペーローザの木のある広場や街路に行ってみても、わずかに4,5の花が咲いているくらいだ。今週になって寒さが続いたことが影響しているようだ。

昔はこれほど寒暖の差がある日が続くことはなかったような気がする。もしかしたら、僕自身、寒暖にさほど気をかけなかったのかもしれない。イッペーの花が咲いたことも気に留めるようになったのも2010年以降である。

昔は写真の対象は人が多かったが、今は花や木などを撮ることが多くなった。ひとつには、肖像権がうるさくなったことがある。レンズを向けるとあからさまに嫌な顔をし、文句をいう人が増えた。撮らせてと頼むと、何のために、どこにのせるのとあまりにもうるさく聞いてくるので、面倒臭くなってとりたくなくなってしまう。別に何の理由もなく撮りたいときもあるのだ。それをいちいち説明するのは大変である。

「写真は暴力だ」と誰かが言ったが、その通りだと思う。だから、人を撮る場合は懇切丁寧に説明をする義務がある。しかし、そんなことをしていると、決定的瞬間を逃してしまうこともある。結局、ますます撮りづらくなる。


9・20 リンの後ろ脚が

いつもは曇るだけの天気だが、今朝は久しぶりの雨となった。首輪をつけ散歩に行く準備万端になっていたリン(犬)はふてくされ気味。
散歩は好きだが、首輪をつけられるのが嫌いなリンはつける段になると、逃げてなかなかつけられしてくれない。それでも散歩には行きたいので、結局大人しくつけさせることとなる。
彼女は、最近左後ろ脚を挙げてケンケンでときおり歩くようになった。痛いのかと思い後ろ足を軽くマッサージをするがさして痛がる様子も見せない。しかし、触られるのを嫌がるそぶりをなんとなく見せるので痛いのか? 彼女はあまり反応を見せないのでよくわからない。病院に連れていくべきか、迷うところである。もう少し様子を見て決めようと思っている。あー、またお金が飛んでいく。仕方がないが・・・

雨で散歩に行けずふてくされるリン

9・18水 

 今朝の6時半のセントロの気温26度、昨日の朝は21度だったことを考えると今日はかなりの暑さになりそうである。暑くなったり寒くなったり、おそらくこうした天候がこれからしばらく続きそうである。
 温度があがるにつれ上昇するのが水の値段。ついこの間まで、5リットルの大型ボトルの水が3.4レアルしなかったのに、月曜日には5レアルちかくになっていた。今日また買いにいかなければならないが、また価格が上昇しているのではないだろうか?
 以前、水は、有名メーカーのモノを買っていたのだが、一度安いモノをためしたところ、味は悪くなかったので、それ以来、そのメーカーの水を買っている。1週間に15リットルほど、米の煮炊き、料理、コーヒー、飲み水に使う。今の時点でざっと15レアル。日本円で420円ほど。毎週買いに行くのが大変だし、1カ月で1700円もいるのは大きい。そのうえ、どこの水を入れているかも疑わしい
 なので、日本から濾過機を買ってきて普通の水道水を使おうと思っている。15000円ほどピッチャー型の濾過器なら結構濾過されるのではと思っている。ただ、サンパウロの場合、水道水は下水を一度濾過して使用しているという話も聞く。どうだろう??

 

9・15 Para voce

毎週火曜日はメルカードに新鮮な魚が入荷する日。買う店は10年近く買っている馴染の日系人の店だ。他の店よりも少し高い時もあるが、一番信用でき安心して購入できる。店のオーナーもすっかり馴染みである。友人・知人から、メルカードは高いからアクリマソンのフェイラ(市)で買った方がいいよ、鮮度もいいし・・・、と何回か勧められたが、ずっとメルカードで買いつづけいているので今更、変えるのも気が進まなかった。

 今日行くと、普段はいない、従業員のブラジル人が売り子として出ていた。欲しい魚を買う段になると「PARA VOCE、・・・・(あんたには、この値段にするよ)」と言ってきた。短気な僕は、ここでカッとなった。この言い方は、ブラジル人がする特有の言い方で、客に媚びを売って買わそうとする言い方である。「あんたには」といいつつ、他の人に売る値段と同じである。

 「じゃ~、いくらにしてくれるんだい?」とむっとしながら聞くと、やはり普通の売値である。「僕に特別に安くしてくれるんじゃないのかい?」。そういうと彼は苦笑いしながらバツのわるそうな顔をした。

 初めての店ならしょうがないだろう、しかし、10年以上、毎週買い続けている店である。この男も5,6年まえ店で働きはじめのころから知っている男である。

 はっと、ひどく腹を立てている自分に気が付いた。こんなことで腹をたてたら、いかん(だめだ)。ここはブラジルなのだ。彼は単に、ブラジルで一般的にしている売り方で僕に接しただけなのだ。たかがこんなことで腹をたてている自分に反省。


9・13セントロで写真を撮る

朝6時半のセントロの気温は22度。暑くなりそうだった。昼3時の同じ場所の温度計では37度。朝、感じたように暑くなった。この時期としては異例の暑さで、正確に記録された温度は35度だったらしい。
 午前中はこの暑さに誘われて咲いた、カフェの花とイッペー・ブランコの花を撮る。日差しが強く、とにかくあつい。
両方ともアパートの建物からすぐのところにあり、市議会場を巡回する警察がたくさんいるので、まず襲われる心配は少ない。安心して撮影に集中できるのは嬉しい。それでも顔を覚えられ、後で襲われることもあるので注意が必要ではあるが・・・。普通は、3,4枚写真を撮るとさっさとその場を立ち去るのであるが、今日は一脚を立て、1時間以上写真をとってしまった。長居しすぎた。反省。
 写真を数枚撮ると、さっさとその場を立ち去るのが、サンパウロのセントロでの写真を撮るコツだと僕は思っている。長居しすぎるとヘンな奴がよってきてロクなことがない。時々、セントロを、カメラをナマで持ったまま歩いている人を見かける。勇気があると思う。僕は体も小さいし、とてもそんな勇気はない。写真を撮るとすぐカメラを鞄に入れるようにしている。強盗からしてみれば、どちらも同じかもしれないが・・・。幸いなことに、そんな毎日の注意のおかげか、一度リオのバスの中でカメラを盗まれただけである。この時は、おそらくカメラを狙っての犯行ではなく、外国人(僕)を狙ったのだと思う。

散歩でよく見るジョンメンデス広場の温度計

 


9/11 蚤とり

昨日、パウリスタ大通り(サンパウロ市でモットも有名なビジネス街)の路上温度計で38度を記録したようだ。どうりでアパートから出るとむっとした熱気がしたわけだ。まさかこれほど暑くなっているとは思ってもみなかった。もう、真夏日よりと言っても差し支えないと思う。今朝の6時半のセントロの気温は22度だったので昨日以上に暑くなる可能性は大きい。ネットによると激しい熱波がきているそうである。メニエル病になって以来、暑さに極端に弱かったが、血圧が下がっているようで、今年の暑さはそれほど身体に堪えない。去年は暑くなると気分が悪く成ったりしたものだが・・・・・。毎日の、食と軽い運動のおかげだろうか???

太陽光に毎日30分以上浴びた方が良いことを、ユーチューブで日本の健康番組を見ていて知った。ほぼ毎日犬たちをベランダで日なたぼっこをさせている。3匹の犬が、僕の足に座ろうと押し合いへしあいである。それだけ犬たちに慕われているとことにうれしさを感じるものの、暑くてたまらない。

日差しの下にでると、蚤が一目瞭然になる。せっせとジジババ犬についているのみをとる。もう、蚤とり名人と言ってもいいほどにうまくなった。しかし、とってもとっても蚤いる。おそらく散歩にでるとついてくるのだろう。本当は薬を飲ませればよいだろうが、のみとり薬=毒を飲ましているのと同じなので、どうも気が進まない。なので毎日せっせととってやっている。しかし、痒そうに掻いているのを見ると薬を飲ますのがいいかな、とつい思ってしまう。もう人間でいうと80歳近い年なのでできれば薬はのましたくないと思っているのだが。

サンパウロのセント。今日も暑くなりそう


 9・10 暑さ到来

今週は、夏天気が続く。まるで真夏のような暑さだ。セントロの路上気温計で9時の温度が26度。日差しも強く、横断歩道の信号待ちでは思わず日陰に入りたくなる暑さだ。

いつもながら、驚かされるのが人の衣替えの速さ。きっと日本に住む日本人のように押入れから夏物・冬物をだす、というのではなく、すべての服をすぐ出せるようクローゼットにおいているのであろう。ブラジルは、パラナ以北はさほど寒くならない? から、持っている冬服はすくないだろうし、気温の上がり下がりがあまりにもはげしいから、すぐ出せる状態で保管しているものと思われる。

今週に入りサンパウロは急に気温が上がったので、ムクムクの冬毛におおわれた柴犬はぐたっとしている。毛の短いダックスフンドのジジババ犬は逆に過ごしやすそうだ。

この暑さで、咲きそびれていた花一斉にさくのではないだろうか

抜け毛が部屋の隅にたまりはじめた

 


9・9 病気は気から

以前は、手を洗うのは飯を食う前くらいのものだったが、最近はよく洗うようになった。外出から帰って、犬の糞処理後、犬を触った後、カフェを作る前、食事を作る前、食前などなど・・・。

 もちろん糞処理と言っても、素手でするわけではなく、手に触れないように器具を使うのだが、バイキンがその器具を上ってきそうなので、必ず洗う。

 食を作る前には、熱湯で皿、箸やフォーク、包丁やまな板などを消毒するようになった。熱湯で消毒と言っても熱湯をかけるだけである。多くのバイキンは高温水に何分以上なんてことをよくきくから消毒にならないかもしれない。手を洗うにしても、石鹸でヨーク洗い流さないとだめらしい。石鹸は別に殺菌の役割はなく洗い流すためのものだからだ。だから僕のやっている消毒はあくまで気持ちの問題のような気もする。しかし、やらないよりマシだとは思うが。

 よく、路上で作りおきをしたフルーツのナマジュースを売ったりしているが絶対に飲まない。どんなに暑くても水も買わない。買うならきちんとした店でかう。もしかしたら同じものかもしれないが、路上の安い水は水を自分で詰めて売っている可能性もあるからだ。

 小さい頃、縁日でおいしそうなイカ焼きやタコ焼きを、母はバイキンがいっぱいだからと言って食べさせてくれなかった。亡くなった母は、熱心な宗教家で食べ物に煩かった。畑を借り自分で耕し野菜類を作って自分で料理し食べさせてくれたし、子供たちの衣服もすべて自分で作るような人だった。僕には母の影響がおおきいだろう。

ブラジルのTVでもやっていたが、何か悪いモノを食べあたって下痢をすると、ひどいものになると寝込むし、後遺症もあるらしい。決してバカにできないのである。そのTV曰く、「海岸や路上で売っている食べ物には、バイキンがうようよです。極力ひかえましょう」とのことであった。

 一度、僕がメニエル病で寝込んでいるときに、メルカードでの買い物を息子に頼んだことがあった。

 息子は僕に勢力をつけようと、バール(軽食屋)の作り置きのナマジュースを買ってきてくれたことがある。息子の気持ちはホントよく解ったが、「身体の抵抗力は弱っているから」と言って遠慮させてもらった。一瞬、息子は悲しそうな顔をしたがしょうがない。健康な時にもそうしたモノに対する免疫はほとんどないのに、ましてや病気で寝込んでいるときには無きに等しい。

 ブラジルのTVによるとバールでさえも作り置きのサルガジーニョ(おつまみのような軽食)も結構危ないらしい。「そんなことを言ったら何も食べれないよ」と言う人もいるだろう。僕もそうおもう。大丈夫だと思う人はどんどん食べればいいだけである。病気は気からというし、食べているうちに免疫もつくと思う。ただし,自己責任で・・・・。

バイアのアカラジェやベレンのツクピーは屋台で食べてこそおいしい。できれば、売れていて清潔な屋台で

 


9・7不思議に縁の無いイッペー祭り

今日も快晴。昨日(土)、フェイラ(市)の、野菜売りのおじさんが言った予報はあたった。

今日はイッペー祭りがスザノ市で行われるのでバスがリベルダージから出発するようになっていた。数年前から、是非一度イッペー祭りに行きたいと思っていたが、忘れていたり、天気が悪かったり、花がいまいち咲いていなかったり、で行くことができないでいた。今日こそは行きたいと思っていた。

祭りが開催されることに気が付いたのは、金曜日の夜。9月にあることは知っていたのだが・・・。なのでバス予約することができなかった。前回のダリア祭りにダメ元で、リベルダージのバスに乗り場にいくと1席空いていて滑り込みでなんとかギリギリ、バスに乗ることができた。もしかしたら、今回もできるのではないか、と思っていた。というのは先週まで、雨模様の寒い天気がつづき、行く人は少ないだろうと考えたからだ。もし、乗ることができなくても、アパートから歩いて⒛分ほどの距離であるから散歩に行ったと思えばよい。

リン(犬)の散歩をいつもより少しはやい6時15分に出発した。この頃、リンの調子がイマイチよくない。もともとガツガツ食べるような食欲旺盛な犬ではないが、より細くなった感じがする。先日食べたドッグフードを吐いたし・・・。この犬は、変なモノを食べ、しばしば吐くことがある。今回も石鹸を口にしていたので取り上げた。それほど気にしていないが、食が細くなったのは気にかかる。散歩をしていると、全力疾走したせいか? わずかの間だが疲れて道にべったっと座り込み動こうとしない。疲れやすいのか普通なのかわからない。この犬は、道路にべったっ、と寝そべることはよくあるのだ・

結局、リンの具合が気にかかって、用意に手間取ってしまい、行くのをやめた。

リンは別段調子もわるそうになく、ちょっとずつドッグフードを餌箱から食べている。もともと1度にガツガツ食べる犬ではないことを知っていたが、2時間も3時間もかけて気が向いたら少しずつ食べるなんて、ほんと気ままの犬だ。あ~今年もまた行きそびれてしまった

今年市内で咲いたイッペーローショ

9・6野菜を食べる量,増加

久しぶりに早朝からすっきり晴れた天気。今日はオーガニック市での買い出しの日である。
その前に、犬の散歩が待っている。リンを散歩に連れていかないと、僕が出かけている間にジジババ犬をいじめることがあるからだ。散歩に連れていき始めて、ジジババ犬をいじめることが少なくなくなってきたような気がする。やはり、エネルギーの発散が必要なのだ。
 今日は首輪(正確にいうと胴と首につける)のも、前のように嫌がらずあっさりつけさせた。おそらく、リードにつながれて歩くのに慣れ、散歩の楽しさに気が付いたのであろう。以前は自分好き勝手に歩けないのでリードをつけて歩くのを物凄く嫌がった。だいぶん大人らしさが出てきたのかもしれない。もっとも相変わらず、歩くときにリードをカジカジ噛んで噛み切ろうとするが・・・。ジジババをいじめるのが少なくなってきたのも、もしかしたら精神的に少し成長したせいかもしれない。
 ぼくの行く7時30分ごろは、買い物客はほとんどがじいさんばあさんだ。これくらい早くいかないと、ホウレンソウや、らっきょう、ニラなどの季節の野菜や日本の野菜はなくなってしまう。最近は、ブラジル人もそのおいしさを知り買うようになったし、中国人はごっそり買っていく。この時間に行けばギリギリまだ残っている。最近は、どうしても欲しい野菜は売っている人に取り置きしてもらっている。そうしないと、これらの野菜を作る農家(日系農家)は少ないので売り切れてしまうのだ。
 考えてみれば、この市を利用するようになって随分長くなった。だんだん買う量が増え、1週間分の野菜を毎回3000分くらい買うようになった。
 野菜ばかり3000円分を買うのは金額的に多すぎのような気もするので一時期減らそうと考えたが、健康のためと割り切って最近はあまりケチケチしないで買うようになった。なので葉ものの野菜を食べる量は日本の人に負けていないと思う。

 

市の近くに落花していたプリマベイラの花。春はもうすぐ


9・5老いる

顔がぼこぼこになったし、髪も薄くなった。もうすっかり、おじさんだ。いや、爺さんに見えるかもしれない。そんな老けた僕を、久しぶりにあった知人たちが僕と認識することに驚いてしまう。
 以前は、老けた自分をなかなか認めることができなかったが、さすがにこの頃は、老けこんだ自分を認めている自分に気づく。そんな自分が寂しい。映画俳優などは、歳をとってもそれなりに格好良く、何歳になって女性に注目される。うらやましい限りだ。
 今日、ひさしぶりに古い友人に出会った。ブラジルに来た頃からの古い友人だ。僕より随分と年上の人ではあったが、自分の好き放題いきていたので、実年齢よりずっと若々しい人であった。ちょっとしたいざこざで数年あわなかったのだ。
今日、数年ぶりに会ったのだが、その老けぶりに驚いた。あまりに老けて見えたので悲しくなったほどである。黒々とした髪も白髪が交じり薄くなっていた。顔の皺は以前から多い人であったが、よりいっそう深く刻まれ、増えたようにさえ見えた。こんなに老いた友人とはあいたくなかった。それほど歳をとったように感じた。もう、寿命が尽きそうな予感さえした。さすがに、老いたことは何も口にできなかった。
 当然、僕を見て、僕の老け具合に驚いたことだろう。彼も何も言わなかった。いや、あまりに老けていたので、僕が感じたと同様に何も言えなかったのかもしれない。

studio crystal