ブラジルの市場・ベレン編

ヴェロ・オ・ペ-ゾ市場

1901に建造され国内で美しい建物5指と言われている。内部は魚が売られている

 アマゾン流域にある市場だから、ベレンもマナウスも同じようなものだろうと思っていたら、雰囲気も売られている魚も果物も意外に異なっていて驚いた。河口の町と中流の町では、魚の種類や人々の好みはだいぶん異なるようだ。

 ヴェロ・オ・ペ-ゾ市場は1901年に建造され、食料品を中心に服から土産物、食器類まで生活に必要なものはほぼなんでも売られている。独特のいろいろなものもあり見て回るのは非常に楽しいが、写真を撮るたびに危ないから気を付けろ、と注意された。ベレンを訪れる観光客が必ず訪れ、テントがたくさん張られ小道が網の目のように走っているのでスリやひったくりが多いからであろう。カメラなど貴重品をもっていく場合は、ガイドなどと訪れたい。

軽食屋

メニューは魚の揚げ物が中心

アサイの実を絞り機に入れて液体にする

アサイの実を絞り機に入れて液状にする

アサイはビニール袋に入れて売られる。

アサイはビニール袋に入れて売られる。

マンジョッカの皮はぎ

マンジョカイモは日持ちしないので入荷すると即皮むき

マンジョッカの葉

醗酵させたマンジョッカの葉

ツクピー

芋の絞り液を醗酵させたアマゾン独特の調味料、ツクピー

マンジョッカの粉。大きなものになると小指の爪の3分の一ほど。とても硬いので噛みくだくというよりてヒン飲む

マンジョッカの粉。大きなものになると小指の爪の3分の1ほど。とても硬いので噛みくだくというよりてヒン飲む

魚市場の建物の横の広場にはたくさんのテントが張られ、食事ができる。昼間には付近の働いている人々や観光客が食事に訪れる。アサイはサンパウロで食べるシロップのはいったシ甘いャーベット状のものではなく、実をしぼったドロリとした液体だ。連れてきてくれたガイドの友人は、アサイに、マンジョッカの粉などを入れて、味を調え、グビグビ飲んでいた。僕もスプーンですくって飲んでみたが粉っぽい味で、サンパウロで食べるものとは全く別物で飲みづらかった。現地の人はそのまま飲んだり、揚げモノにつけたり、いろんな食べ方をしている。偶然居合わせた、数年ベレンに住んでいるという駐在の奥さんは、おいしそうにアサイを飲んでいたが、おいしく食べれるようになるまでは大分かかりそうな感じがする。アサイは実をその場で絞り機にかけドロドロの液体にする。
 昼にピラルクのフライを頼むとアサイの入った椀とピラルクのフライ、そしてご飯が、ぱぱっと並べられた。友人ガイドは氷をアサイに入れて、フライにつけておいしそうに食べていた。暑い時には現地の人は氷を入れて食べるようだ。

 

大鯰ピライーバの幼魚。ベレンの人は好んで食べる

大鯰ピライーバの幼魚。ベレンの人は好んで食べる

鎧なまずのスープは美味

鎧なまずのスープは非常に美味

 ベレンの魚市場は、マナウスの魚市場に比べると、魚の数や種類が少なかった(時間のせいかもしれない)が、マナウスではあまり見なかった鎧なまずがたくさん売られていた。一度、マナウス近辺の川で漁師からとれたばかりの鎧なまずを売ってもらい、スープにして食べたがことがあるが、今までに食べたどのスープよりもおいしかった。「えらがおいしんだ」と言われたが食べ忘れてしまった。今でもそのことが残念でたまらない。 ベレンの人々大好きな魚は、フィリョッチつまりピライーバと呼ばれる巨大ナマズの子供である。白身の柔らかい肉で、煮物にしても揚げても焼いてもいける。鍋にして食べさせてもらったが、僕の食べた魚は肉が柔らかすぎてあまりおいしく感じなかった。

 

ベレンの人は干し塩エビが好きで大量に売られている

ベレンの人は干し塩エビが好きなようで大量に売られている

パラーの特産物、日本風に言うとパラー栗。滋養が高い

パラーの特産物、日本風に言うとパラー栗。滋養が高い

船の旅の必需品ハンモックも売られている

船の旅の必需品ハンモックも売られている

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ツクマン、ヤシの実。現地の人々が大好き

クイヤ

アマゾンのお椀、クイヤ。名物料理タカカはクイヤで食べる

香水などの小瓶

アマゾンの秘薬。惚れ薬やピンクイルカのどの油からとったもて薬などがある

ヴェロ・オ・ペ-ゾ市場には生活な必要なあらゆるものが売られ、アマゾン流域に住む人々の生活が垣間見れる。ブラジルのメルカードの中でも1,2を争う興味深い場所である。

 

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