erotika fair

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ショー・ボーイズのムキムキ肉体美に大喜びの女性客

エロチカ・フェアーに見るブラジル人のセックス感

今年で3回目のエロチカ・フェアーが行われた。

去年、おと年といくことができなかっただけに、今年はなんとか行ってみたい、と思っていた。サイトで調べると、入場料60レアル(約3000円)と少々高い。そのうえ、ちょっと交通の不便な会場で行われるらしいことを知って、躊躇してしまった。去年行ったという中年男性の友人に、「行く価値はあるか」と聞いてみると、「十分あるよ」と言って急に顔を崩してスケベ笑いを浮かべた。その笑いを見て行ってみようと思った。

友人のスケベ笑いを思い出しながら、重たい身体にムチ打って出かけたものの、メトロを降りて迷ってしまう。バス乗り場のインフォメーションの若い女性に聞くが、まったく要領をえない。2度も3度も「エロチカ・フェアー」というのも恥ずかしいし、途中であきらめた。だいたい「エロチカ・フェアー」なんて誰も知らなかった。会場の名前を言って、人に聞き聞き、やっと1時間後に会場にたどり着いた。60レアルも払ってフェアーに行くような庶民はほとんどいないようで、歩いて会場まで行く人は僕が見る限りでは僕と1組のカップルしかいなかった。皆、車やタクシーでどんどん会場に乗り込んでいた。エロチカ・フェアーは庶民が行く所ではないのだ!

ブラジル人はギリシャについで世界で2番目にセックス好きな国民で、週平均2回以上セックスをするというデーターがテレビのニュースに出ていた。それが本当なら、一般庶民の人々も、もう少しセックス・フェアーに関心があってもよさそうなものだが、庶民と余裕のある生活をする人々とでは、やはりセックスの楽しみ方に差があるようだ? お金に余裕のある人々は、お金を払ってでも、セックスにさらなる快楽や欲望をもとめるが、庶民にとってセックスはごくごく日常的な本能的活動で生活の一部であるから、そこそこの快楽をもとめれればいいのだ。

会場に着くと、客の半分以上が女性なのには驚いた。約70店の出店は、どこもたいてい女性の売り子を置いていて女性客が気軽に説明を受けれるようにしていた。説明を熱心に聞く女性客が一杯で、僕もいろいろ聞きたかったがとても入り込む余地はなかった。シリコン製ペニスや、どうやって使うのか見当もつかなリングを、綺麗な女性がきゅうりでも手に取るかのように握しめ、係りの人間に話を聞きいている様子は、不思議に違和感がなかった。おそらく女性たちから恥ずかしさが微塵も感じられなかったからだろう。街にあるセックス・ショップは、さすがにこうはいかない。汚く、暗い雰囲気があるので、男の僕でさえ入りずらい。ましてや女性ならもっと恥ずかしくて入ることさえできないだろう。シリコン製の大きなペニスは女性よりも男性が購入するらしい。ブラジル男性は、風俗店で「アナルに指を突っ込んでくれ」と頼む人が多いらしい(さすがに、嫁さんに、指を肛門に突っ込んでくれ、とは言えないから、風俗店で頼む人が多いようだ)から、それも納得がいく。巨大なシリコンペニスをアナルに挿入してヒイヒイ言っている姿は、想像しただけでもぞっとするが・・・。馴れるとやみつきになるそうだが、日本でも同じような趣味の男性が多いのだろうか?

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客はおそらく女性の方が多かった

日本で一度、秋葉原のセックス・ショップに行ったことがある。ありとあらゆるセックス器具、それもオタク系が喜びそうな精巧なモノや電動で奇妙な動きをする機器があり、目を見張ったものである。結構、外国人のカップルがいて熱心に見て購入しているのが印象的であった。今回、日本のメーカーも出展しているかと探したが、中国のメーカーが2,3出展しているだけで残念ながら日本メーカーは見られなかった。ブラジルはセックス大国であるから、今後セックス機器、特に女性用製品の販売は十分に可能性があると思うのだが・・・。

会場の隅に、小さなキャビンがならんであり列ができていた。看板を見ると「お遊びの部屋」と書いてある。男性用と女性用があり、女性用は列ができているのに、男性用はがらがらだ。係り員に請われるまま、キャビンに入ると、20代くらいのミニスカート姿のかわいい女性が入ってきた。「写真はダメ、触っちゃダメ」とまず注意を受け、言われるままに長椅子に横たわると、お尻を僕の大腿部にスリスリした後、顔を近づけてきたのでキスでもしてくれるのかと思ったが、さすがにそんなことはせず、耳タブを2,3度カミカミしてくれた。それはそれで、心地よかったが、それ以上に自分の体臭が気にかかった。もちろん毎日シャワーに浴びているし、下着は代えているが、香水などまったくつけないから、もし臭かったらと思うと恥ずかしくてしょうがなかった。もう、老人に片足を突っ込んだような年齢であるから、自分が気づかないうちに老人臭があるかもしれない。「そろそろ、体臭消しに香水でもつけた方がいいな」と思った。3分もたたないうちに「お遊び」は終わり、少々拍子抜けではあった。外に出ると、相変わらず女性用は列ができている。よく見るとおばさんが結構多い。女性にはムキムキ上半身裸の男性がお相手するらしい。離婚が多いブラジルでは、おばさんたちには結構欲求不満が多いのかもしれない。最近聞いた話では、欲求不満の女性向けに女性用の風俗店も町にはできているらしい。

舞台では、ヌード・ショーや絡みショーがあるらしいので行ってみると、ショーボーイズ呼ばれる、筋肉ムキムキ男たちによるストリップショー(パンツは脱がなかった)が行われていた。若い娘もおばさんも、黄色い声を出してのりにのって盛り上がっている。中には、ゲイらしき男達も数人いて一緒になってガラガラの黄色い声をあげている。ショー・ボーイが、舞台に上げた一般女性の臀部に股間をぶつけるような力強い腰の動きををすると、見ている女性たちはうらやましさと嫉妬の入り混じったような歓声を上げる。ブラジルでは筋肉ムキムキのマッチョな肉食系男がモテルのだ。日本のほっそりした草食系男性は、女性にはもてないかもしれないが、きっとゲイたちにオオモテにするだろう。ブラジルにはホストクラブと言ったものはない? ようだが、こうしたショー形式の男性ストリップハウスがあり女性たちには大うけらしい。もし日本のホストクラブのような店ができれば、それはそれで受けるだろうが、たぶん、ゲイたちも大挙してやってくるような気がする。

フェアーで、ブラジル人のセックスに対する趣向、特に女性の趣向を垣間見ることができ、なかなか面白かった。確かに友人の言うとおり、行った甲斐は十分あったが、このフェアーはどちらかというと男性よりは女性が楽しめるフェアーだと思う。現に、来ている人々は女性の方が少し多かったようにさえ感じた。今後、ブラジルではセックスに対するオープン化がますます進み、女性と男性の垣根がどんどん低くなって行くのではないだろうか。そんなことを思ってしまったフェアーであった。

 

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舞台に上がった客はボーイの荒々しい力強さにうっとり

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男性向けにソフトストリップも

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ボディーペインティング。

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このリングが何かわからなかった

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エロチックな下着を熱心に見る女性客

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気軽にシリコン製ペニスも購入していく

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