食肉不正ニュースが流れた原因は

食肉不正

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 パラナ州にある食肉業社を中心に21の業者で賞味期限切れの肉に化学薬品などを使った不正が衛生管理局の監理官を抱き込み、行われていた事件が発覚した。そのニュースは、世界中に流れ、中国をはじめ、チリ、ヨーロッパ諸国、日本などがブラジルから食肉の輸入を一時中止した。

 当初、ブラジル政府は、肉不正のニュースが流れてもせいぜい国内だけであろうと思っていたようで、話がどんどん大きくなるにつれ、あたふたとしたようだ。大統領は各国に電話をかけ、ブラジル肉の安全性を伝えた。

 これはあくまで推測だが大統領は、年金受理の法改正などから国民の目をそらすために、この事件のニュースを意識して流したのではないだろうか? 食肉輸出国が思った以上反応し、最大の輸出国の中国を始め多くの国がブラジル産の肉をストップしたのではないだろうか。

 一般の肉屋数店で聞いてみたが、それに近い考えのオーナーが多かった。

「不正があったのは、国内で流通している肉だよ。それもスーパーなどで売っているパック販売もの、それとソーセージやサラミなどの加工品だね。海外輸出用の肉に不正はできない。管理しているのは国内の税関だけでなく国外の税関もしているからね」というのが一般的な意見であった。確かにその可能性が高いと思われる。

 先週末から今週になってやっと、世界各国で輸入は再開されたが、ヨーロッパ諸国では輸入される肉の100%が検査されるようになったという。

 ブラジルは、肉をはじめ大豆、果物などの世界最大の食料生産国である。それだけに、今回の信頼失墜は大きい。あれだけ、まがい物や健康に害のある製品を世界中にばらまいている中国にまで、信頼がなくなっているのだから情けないとしか言いようがない。

 もし、国民から法改正案から目をそらすために、政府、大統領が意識して不正ニュースを流したのなら墓穴を掘ったことになる。まったくアホな話だ。

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