ブラジルの果物ー果物好きの楽園、サンパウロ

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 熱帯から温帯にまで広がるブラジルの広大な国土では、原産の果物のみならず、移民が持ち込んだ世界中の果物が栽培されている。たとえば日本の果物なら、日本ナシ、デカポン、巨砲、冬柿、フジ・リンゴ・・・、あげるときりがないほどだ。

サンパウロの市営メルカードに行くと、ブラジル国内で収穫された果物はもとより、チリ、コロンビア、アメリカなどから輸入された果物も売られている。 最近は、栽培技術、輸送手段の向上で以前には考えられなかったような立派な果物や珍しいアマゾンフルーツも市場に出回るようになった。

ブラジル中からさまざまな果物が集まって来るサンパウロではほぼ世界中の果物が食べられると言っても過言ではない。日本の国土の23倍もある国土では、ひとつの地域で収穫期が終っても、どこか、ここかで収穫期に入るため、スイカやメロン、パパイアなどの多くの果物は1年中食べることができる。サンパウロは、果物好きにとってはまさにパライゾ(楽園)だ。

 


 

  ■ グラヴィオーラ
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  • 名前:グラヴィオーラ。日本ではトゲバンレイシ
  • 原産地:南米、アマゾン全域 
  • 特徴利用:樹皮、葉、種子には免疫機能を高める作用がある可能性アリ? 葉や根は血圧を下げ、前立腺の抗炎症作用、抗がん作用などがあると言われている 。
  • 低血圧の人がグラヴィオーラを摂取する場合は注意が必要。
  • 食べ方:生の他、ジュースやアイスクリーム 
  • 個人的に食べた印象:ねっちりとした果肉は甘酸っぱくおいしい。ブラジルではアイスクリームやジュースが人気。

 


 

  ■ クプアス
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  • 名前:クプアス
  • 原産地:アマゾン 
  • 特徴利用:楕円形の果実は茶色の固い皮で覆われる。表皮に触ると痒くなる人もいるので要注意。重さは2kgにもなる。 カカオの仲間で、クプアスの種からもチョコレートを作ることができる。種の油がホワイトチョコレートの原料として利用されている。カカオのチョコレートよりカフェインが少ない。 
  • 食べ方:果肉は白く、甘酸っぱい。現地ではジュースやアイスクリーム、お菓子に加工して食べられる。
  • 個人的に食べた印象:ジュースやアイスクリームにして食べると甘酸っぱくておいしい

 


 

  ■ カシュー
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  • 名前:カシュー
  • 原産地: ブラジル。ポルトガル人により東南アジアやアフリカに運ばれ生産されるようになった。生産世界一はベトナム。2位インド、ブラジルは6位(2010年) 
  • 特徴利用:実のように見える部分は花柄。花柄部分はビタミンCと鉄分が豊富に含まれる。カシューナッツは繊維が豊富でミネラル(亜鉛、マグネシウム、鉄)ビタミンKなどが含まれる。心臓病に良いと言われている。ウルシ科なので、人によっては食べるときには気を付けた方がよいかもしれない。
  • 食べ方:花柄は、そのまま生、ジュース、ジャムにして食する。実は炒って食べる
  • 個人的に食べた印象:花柄はちょっと渋い。香ばしいような独特な変わった味。人により好き嫌いが別れる。実は香ばしくついつい後を引くおいしさである。花柄を煮だしたジュース、カジュイーナは甘露のように甘く、冷やして飲むと非常においしい。サンパウロでは売られていないが、カシュー生産の多い、ナタールなど東北伯では、バール、空港の売店などにも売られている

 

 


 

  ■ カランボーラ
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  • 名前:英名スター・フルーツ ブラジル名カランボーラ.スターフルーツの名前通り、横に切ると星形である
  • 原産地:南インドから熱帯アジア。日本では沖縄や宮崎で栽培されている 
  • 特徴利用:微量なシュウ酸塩を含み、腎臓の機能不全の人はシュウ酸カルシウムができる結石症になる可能性があるので食べない方が良い。 
  • 食べ方:そのまま食べたり、サラダ、ジュースにする
  • 個人的に食べた印象:ちょっと化粧品ようななんともいえぬ匂いがする。淡いレモンイエローがきれいで、サラダに彩として入れるのもよい。ジューシーであっさりした味はついつい食過ぎてしまう

 


 

  ■ ジャボチカバ
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  • 名前:ジャボチカバ ブラジル先住民族トゥピー・グァラニー語で「亀のいる地」という意味
  • 原産地: 南米 日本では沖縄県や鹿児島県などで少量の栽培が行われている 
  • 特徴利用:フトモモ科の常緑高木。ポリフェノールなど機能性成分を豊富に含んでいる。年間を通して収穫できる果実である 
  • 食べ方:日持ちしない為、ゼリー、ジャム、ジュース、ワイン、リキュール等への加工がされる
  • 個人的に食べた印象:ぶどうような黒の厚い皮に白い果肉が印象的。果肉から種がとりずく食べずらいので、生で食べるより個人的にはあっさり味のワインが好み

 

 


 

  ■ カカオ
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  • 名前:カカオ
  • 原産地:中央アメリカから南アメリカの熱帯地域を原産 
  • 特徴利用:外皮の色は赤・黄・緑など多様で20から60個ほどの種子があり、これがカカオ豆である。成分のテオブロミンには利尿作用・筋肉弛緩作用。カフェインには覚醒作用がある。ブラジルの生産量は世界6位(2010年) 
  • 食べ方:収穫された果実は果皮を除いて一週間ほど発酵させ、取り出されたカカオ豆は、ココアやチョコレートの原料とされる。
  • 個人的に食べた印象:種の外を覆う白い果肉に牛乳を混ぜてミキサーで撹拌して飲むと、ちょっと酸っぱくておいしい。ブラジルでは凍らせた小さなビニールパックがジュース用に販売されている。

 

 


 

  ■ ゴイアバ
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  • 名前:ポ語ゴイアバ、英名グァバ
  • 原産地: 北アフリカや中近東地方。 
  • 特徴利用:フトモモ科。果実は赤いモノと白いものがある。レモンの2倍の天然ビタミンCを含み、カロチンはみかんの3倍。葉にはデンプンの分解を抑制し、糖の吸収をおだやかにする物質が含まれ、血糖上昇を抑制する作用がある。健康茶として有名。 
  • 食べ方:生、ジャム、ジュースなど
  • 個人的に食べた印象:最初に食べたモノにウジがいたせいかイマイチ印象が悪い。生で食べる場合、ゴマ粒ほどの固い種があり慣れないと非常に食べずらい           

 

 


 

  ■ メロン
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  • 名前:メロン
  • 原産地:インド地方、東南アジア。 
  • 特徴利用:メロンの主成分はショ糖、ブドウ糖、果糖。体に吸収されやすく、エネルギーとして利用できるので、疲労回復に効果的。カリウムやβ-カロチン、ビタミンC、葉酸が多く含まれている。特にカリウムを多く含むので、塩分を排泄し、利尿作用やむくみ解消に効果的。腎臓病や高血圧の予防に効果がある。水溶性食物繊維の、ペクチンも多い。赤肉メロンはβ-カロテンの含有量が多く、老化防止、がんや風邪予防に効果があるといわれているが、ブラジルのメロンのほとんどは白肉。
  • 食べ方:生、ジュース
  • 個人的に食べた印象:日本に比べると安い。ソフトボールより2回りほど大きなモノが300円ほど。最近は種類も増え、マスクメロン、網目メロンなどさまざまな種類が栽培され年中食べられる

 

 


 

  ■ マンゴー
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  • 名前:ポ語マンガ
  • 原産地:インド地方、東南アジア。ウルシ科マンゴー属の果樹。仏教では、聖なる樹とされる。 
  • 特徴利用:美肌効果、がん予防貧血予防、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防となる成分を含む。体内でビタミンA(レチノール)に変わるβカロテンの量が多いのが特徴。βカロテンは、細胞の老化を抑える抗酸化作用があるので肌の健康維持や、がん予防に効果が期待できる。
  • 食べ方:生、ジュース、アイスクリーム、お菓子など
  • 個人的に食べた印象:ブラジルで初めて食べて大好きになった。ブラジルにはとにかくたくさんの種類のマンゴーがある。トミー、パルマス・・・。それぞれに味わいがあり、甘さ、酸っぱさなどが少しずつ異なる。個人的にはパルマ種が好み。ほぼ年中食べれるが、季節により出回る種類がことなる。

 

 


 

  ■ ドラゴンフルーツ
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  • 名前:ポ語ではピタヤ。英語では中国語からドラゴンフルーツ。果皮が黄色いものはイエローピタヤとも呼ぶ
  • 原産地:。メキシコまたは中南米の熱帯雨林原産。 
  • 特徴利用:サボテン科ヒモサボテン属サンカクサボテン等の果実を指す一般的に果皮が黄色いモノと赤いモノのがある。キウイフルーツと同じように、ゴマ粒ほど種があり、プチプチした触感がおいしさをそそる。栄養素は、アルブミン、アントシアン、ポリフェノール、カロチン、カルシウム、ビタミンB1・B2、などが含まれ、健康食品として注目されている。赤肉種に含まれる色素は天然色素として染料や口紅などに使われる。服に着くと落ちにくいので注意が必要。
  • 食べ方:生食。その他、
  • 個人的に食べた印象:コロンビアで初めてイエローピタヤを食べ、その品のあるおいしさに感動した。赤い果肉のドラゴンフルーツはボケたような味で、おいしさを感じなかったが、きちんと熟れたものはおいしいと思われる。近頃サンパウロ近郊で栽培されるようになった。

 

 


 

  ■ マンゴスチン
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  • 名前:マンゴスチン
  • 原産地:東南アジア。 
  • 特徴利用:フクギ属常緑高木。非常に美味で「果物の女王」と称される。ブラジルで今のように生産されはじめたのは10数年前から。果実の外皮は粉末にして下痢、赤痢、皮膚病に使われる。皮に含まれる赤い色素は黄色の染料になる。マンゴスチンの外皮に含まれるポリフェノールの一種のキサントンに、がん抑制効果があることが発表された。キサントン以外にも強い抗酸化効果を持つカテキンなどのポリフェノール類を多量に含んでおり、動脈硬化や脳梗塞対策に有効とされる。ビタミンB1、B2、B3、Cが豊富。
  • 食べ方:皮を剥いで、種子の周りの白い部分を食べる
  • 個人的に食べた印象:ブラジルで出荷が始まったばかりのモノをいただいて食べた。その甘酸っぱくて品のあるおいしさは、あとをひく。

 

 

 


 

  ■ ウンブー
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  • 名前:ウンブー
  • 原産地:ブラジル東北伯。 
  • 特徴利用:ブラジル東北伯の代表的な果物。ベトナムやヨーロッパにも移植され栽培されているらしい
  • 食べ方:皮ごと生、ジュース、アイスクリーム、ムースなどにして食べる
  • 個人的に食べた印象:ちょっと渋みと酸味のある野生的なあっさり味の果物。ピコレ(アイスキャンデー)やアイスクリームにして市販されている。最近は、サンパウロでも露店などで売られているのを見かける。

 

 



 

 

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