ブラジル見聞記

 2014年 6月

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2015年>>1月  2月

日々のブラジル、見たり 聞いたり 6/19~23日
DSC_79896/23  サンパウロのセントロ観戦場満杯  試合開始が5時なので家で観戦する人が多いと思っていたら、約3万人が入場し、途中で今日も入場止め。入場できなかった人々が、周辺にあふれた。 DSC_76286/23 流行のネイル 今流行のネイルデザインはW杯デザイン。ブラジル国旗からはては、ネイマールの顔まで。国旗のデザインは、小さな星まで描かれていて、その完成度には驚いた。他国の女性も、W杯デザインのネイルが多く、国旗や国旗色をあしらったデザインのネイルをしている人が多い
DSC_55546/21 コロニア芸能祭 今年もコロニアの芸能の祭典が行われた。日舞、太鼓、詩吟などのほぼ純日本的な芸が行われる。今年で49回を数える。この大会のために、1年をかけて練習する人々も多く、出演者は皆完成度の高い演技を見せてくれた。小さな子供たちやブラジル人の参加もあり、日本の文化伝統を伝えるのに重要な祭典である。 DSC_79396/23ブラジル決勝Tへ サンパウロのセントロ観戦場は今日も3万人以上の観戦客が集まり、途中で入場を止めた模様。こんなに人が集まって、もし負けたら大変なことになるな、と心配したが、無事4-1でブラジルが勝ちほっとした。
DSC_71496・21南米の美人国3c コロンビア、チリ、そしてコスタリカかが、南米の美人国3Cとして有名だ。今回のWカップはコスタリカかが快進撃! 応援する人々を見ると、噂にたがわず、美女美男が多かった。次回のコスタリカの試合はこの辺にも注目してみては! DSC_68976・21 仮装が面白い Wカップの楽しみは試合はもちろんだが、各国の趣向を凝らした仮装やペインティングが面白い。日本の着ぐるみや日章旗のペインティングがなどがいろんな意味で注目を集めている 写真はバナナの仮装をしたバナナマン
DSC_64066/19スペイン×チリ 応援にも勢いの差 面白いもので、両チームの調子を現しているかのように、応援にも大きな差があった。昇り調子の勢いを感じさせるチリ人応援に比べ、どこにいるのかもわからないような静かなスペイン人。南米諸国の中でもおとなしい印象のチリの人達がこれほどこの迫力のある応援をするとは思わなかった。 DSC_71736・20寒い! 今朝は寒波に襲われ、南伯では零下になったらしい。サンパウロも昼間でも20度を切った。初夏の北半球からやってきたW杯観光客はさすがに寒そうだ。試合を追って、常夏の東北伯から、冬の南伯への行ったり来たりの旅で風邪をひく人も多いのではないだろうか。
   

 

日々のブラジル、見たり 聞いたり 6/12-6/17
DSC_56886/17 メキシコ人はラテン系 ブラジル人の群衆の中に、今日の相手国であるメキシコ国旗を羽織ったメキシコ女性が男性に肩車をしてもらって突然現れた。おそらく女性はな~んも考えてないだろう。これはまさにブラジルのノリ。やっぱりメキシコ人もラテン系だった! DSC_57446/17国旗色つけまつ毛 ブラジルの国旗色が黄・緑・青ならメキシコは緑・白・赤。国旗色の長~いつけまつ毛しばたかせながら、応援する女性がいた。今、ブラジルの流行は国旗色のネイルだが、今後、ブラジルも国旗色つけまつげが出てくるかもしれない。
DSC_59316/17 ヨーロッパ系美男美女にコロリ アニャンガバウーの観戦場に突然2人のヨーロッパ人美人が現れた。目ざとく見つけた男たちは次から次へと、写真を一緒に撮らせてもらっていた。女性たちも同様でヨーロッパ系のハンサム男を見つけるとキャーキャー言いながら写真を撮っている。ブラジル人はヨーロッパの系美男美女に弱い! DSC_55176/17 やっとW杯気分 卸問屋街25・デ・マルソには青。黄、緑の国旗色が溢れている。売れることをみこしてたくさんのW杯グッズを仕入れたものの、予想通りには売れず、随分売れ残っているそうだ。売れ始めたのはメトロ・ストが終わってW杯開催まで2日前から。やっとW杯気分になった人が、今グッズを買い求めている。
DSC_4971 6/15 次戦メキシコ戦警戒:メキシコからの応援団は4万人が訪伯しているそう。サンパウロの観戦場でもよく目につく。選手の動きは速いし、要注意、と次戦のメキシコを警戒している。 DSC_53006/15 気の抜けた土曜日:、サンパウロのセントロを歩くと、一時期減っていた路上生活者が少しずつ増えてきているような気がする。戻ってきているのか? 海外からの観戦客は、各地の試合場に散って行ってしまったのかほとんど見られない。気の抜けたような土曜日
DSC_49596・13 W杯の良さ :応援する人々を見ていると、意外に皆仲良く写真を一緒に撮ったり、会話をしたりしている。黒人も白人も黄色人も一緒になってひとつの画面を真剣に集中している姿を見ていると、W杯もいいもんだ、と思ってしまった。左から、カメルーン、オランダ、メキシコ、オランダからの人々  DSC_61646・13 カメ予想  前回のW杯のタコ予想をまねて、今回は世界中で動物を使った予想が盛んである。パンダ、ライオン、サル、オウム・・・・。ブラジルの予想動物はウミガメのカベッソン(頭でっかち)。ブラジル×クロアチア戦はブラジルの勝ちを当てた。他の動物に負けないよう当て続けてブラジルのカベッソンの名を世界に知らしめて欲しい。(写真はカベッソンが飼育されているプライア・フォルテ)
DSC_49546・12偽物シャツは背番号10番? 皆が着ているwカップ試合用のシャツを見ていると、ネマールの背番号10番が多いこと多いこと。もしかしたら、路上で売られている偽物シャツはすべて10だし、偽物はすべて10番じゃなかろうか DSC_49646・13 一番目立つ国 :応援する人の衣装を見ていると、国民によって性格がでているようで面白い。昨日、今日とみていて、一番派手なのは、メキシコ人。ソンブラ(つばの大きな帽子)やマスカラを被った応援は一番目立つ。
DSC_48966・12ブラジル勝 ブラジルが3-0でクロアチアに勝った。スタジアムも大きな問題はなく7万人の観衆を集め無事開幕試合を終了した.写真はセントロの大画面観戦場 DSC_48236・12 Wカップナンパの仕方 観戦会場で見ていると、若者たちは可愛い娘を見つけるとすぐさま、一緒に写真を撮ってと頼みこみ、Eメールなどを聞いていた。女性も結構積極的で、かっこいい外国人を見つけると、同様の方法でナンパ。もう少し若くてカッコ良かったら・・・
   

過去の日々のブラジル>>

日々のブラジル、見たり 聞いたり(6・10-6・12)
DSC_45326・12お土産に! ネイマールの背番号10番のW杯記念サンダルビーチ。日本へのおみやげに喜ばれるかも DSC_45296・12 反Wカップ抗議運動 昨日夕、バスターミナル入口で、メトロ・カロン駅に集結して、反Wカップデモを呼びかけるチラシが配られていた。そのチラシ通り数百人が集まりデモが行われたが、警察のゴム弾、ガス弾により鎮圧された。セントロは街全体がWカップモードになり、遠い問題のようにさえ感じる
DSC_45306・12意外に多いクロアチア人 今日は開幕戦のブラジル×クロアチア。セントロ大画面応援会場には意外にクロアチア人の応援団が多いのにびっくりした。クロアチア人に勝敗を聞くと2-0でクロアチア。ブラジル人に聞くと3-1でブラジル。僕は勝敗よりも日本の審判がうまく裁けるかどうかの方が心配 DSC_45536・12やっとW杯モード 先週とは打って変わって、今日は完全W杯モード。セントロの観戦会場にも11時には数百人の行列。車も人も建物も、黄・緑・青のブラジルカラーで飾られている。写真は国旗カバーをつけた車のサイドミラー
DSC_45176・11 駆け込みグッズ買い サンパウロは12日がWカップ特別休日のため、11日の夕はシャツ、鳴り物などを駆け込みで買い求める人が多かった。ギリギリになってやっと用意するのは、ブラジル人の習慣? DSC_45216・11 大画面試合観戦場 11日の夕の段階ではまだ完成しきっていなかった。数か所の入口以外は周囲が覆われ物々しい。ここまでしたら、泥棒が盗みを働きづらいだろう。でも妙な圧迫感が。明日はテレビ観戦がよさそう
DSC026246・10 応援グッズやっと売れ始める  問屋街のグッズ屋さんには、人だかりができて応援グッズを買い求めていた。メトロストも終わったし、ちょっとW杯らしい雰囲気に。雪国の春の雪解けの気分。開幕まであと2日大きな問題が起こらなければいいが DSC_44706・10 ロボコップ その重装備から、ロボコップと呼ばれる。ヘルメットに防御の重装備、そしてガス弾に、ゴム弾、さらに毎日のハードな訓練。デモのなよっちい学生たちがかなうわけがない。こわごわ写真を撮る
   
日々のブラジル、見たり 聞いたり(5・23-6・6)
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6・6 Wカップ観戦用大画面建設中 普段はどんなイベントでも一週間以上前から組み立てを始めることなぞないのにこの早さ。スタジアムもこの大画面建設並みに計画して早く建設に取り掛かればよかったのに! おそらくこの大画面には政治家がかかわってない? のだろう。私腹を肥やすことのみしか考えない政治家がかかわるとロクなことがない。

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6・6 サンパウロの町が燃えるような朝焼け 今朝の朝焼けはまるで町が燃えているよう。あたかも、今のサンパウロの状態を表しているようだ

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6・5 メトロストでサンパウロの交通網は混乱も、バスが活躍 通勤客450万人の足に多大なバスの増便が即座に行われ、先日ストをして市民から白い目で見られていたバス運転手たちも面目躍如。テレビニュースでもその素早い対応に称賛の声があがった。

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6・5 交渉決裂、明日もメトロスト 州政府側は8.7%の賃上げを掲示したが労組側は12.2%から引かず交渉決裂。一部の駅は幹部クラスの職員によって運行されているが、メトロ警察も、一般職員も姿が見えなかった。このままストが続くと、ただでさえ普段の通勤環境に多大なストレスを感じている市民の堪忍袋の緒が切れて、暴動が起こるかもしれない。皆でW杯を盛り上げるどころか、盛り下げている。あ~、情けない

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6・4 国旗色の街灯。御茶ノ水橋とセ広場の街灯が青、黄、緑、ブラジルの国旗色に光るようにされていた。先週末あたりから店を国旗で飾り付けたり、車に国旗を張ったり、町中に国旗が溢れ始めた。 (写真では、解りにくいが、緑、青、黄色の街灯)

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6・4オットオン・パレセ・ホテルを占拠していたセンテットが消えた。穴をあけられた壁(下写真)は、元通りセメントで塗り固められていた。180人も入っていたのだから、無理やり追い出すとなるとかなり荒れたはずなのに、テレビでは一切報道されなかった。金を払ってひきあげさせたのか?? 後記 実はまだ出て行っていなかった。警備の警察によるとまだ180人は建物内にいるとのこと。良く見ると端っこに入口があった

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5・30 サンパウロ州に寒波 寒い! 各地で10℃を切るところも。高原都市サン・ジョゼ・ドス・カンポスには、寒さを味わいに訪れる観光客が増えているらしい。サンパウロ市内最低気温11度

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6・2  かつてエリザベス女王も宿泊した高級ホテル、オットンパレセがセンテットによって占拠された。現在は使用されておらず、出入口はセメントで塗り固めていたが、センテットは破壊して侵入。女、子供も含めて180人が入り込んだ。警察も抗議側もだんだん行動が激しくなってきている。衝突して負傷者がでなければ良いのだが

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サンパウロのw杯開幕スタジアムまだ名前決まらず:。開催まで20日を切ったにもかかわらず、未だにスタジアムの名前が決まってないとは!! サッカークラブ、市などの内部混乱で現在3つの呼び名がある。呆れてしまうのを通り越して失望してしまった。

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5・23 W杯開幕日6月12日にも大規模デモ予告:もうここまで来たら、皆でW杯を盛り上げていくしかないのに!もしW杯失敗となったら、海外の投資家はブラジルに失望するだろう。そうなるとブラジルから投資金が引き上げら可能性もなきにしもあらず。結局、ブラジル国民はますます困ることになる。

   

 

日々のブラジル、見たり 聞いたり

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5.22 W杯応援グッズは、趣向を凝らしたいろいろなものが売られているのに、イマイチW杯に向けての盛り上がりが感じられない。

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5・22ナイキのW杯記念モデルシューズを欲しそうに眺める男性。W杯デザインパッケージのコンドームもあるそうだ。緑と黄色のブラジルカラーが巷に氾濫しはじめた

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5・21今日は朝からバスのストでサンパウロの交通網は大混乱。23万人の足に影響。市民は、もうW杯どころでなく自分たちの給料値上げで頭が一杯の感じがする。こんなことでWカップが無事できるのだろうか? サッカーの王様、ペレもブラジルW杯開催を後悔しているし・・・・。ここまでいくと呆れてしまう

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5・20レシフェで軍警察スト中に、スーパーや電気店襲われ、略奪、強盗が横行した。昨日あたりから罪になることを恐れた? 人達が盗んだ商品を返し始めたそうだ。悪いことをしきれない人々がいることを知ってちょっと安心。返すくらいなら最初からこんなことはしなければいいのにと思ってしまう。皆が略奪する様子を見てついつい盗んでしまった人もいるのだろう。群衆心理は怖い。

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5・20バス運転手が賃上げ要求でサンパウロ市内15のバスターミナルを閉鎖。 帰宅の足に大きな影響を与えた。教員の賃上げデモもあった。あまりに多発するデモにW杯開催が心配になる

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サンパウロ市に住むグァラニー族が居住地を族のものとして認めることを求める抗議運動を行った。 詳細:インディオとの約束

 

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3月19日 サンパウロ見聞録
 

DSC_7931Wカップまじかにして Wカップを前にして、またデモが増えてきた。ストも多く、大学職員のスト、病院のスト・・・、本当に多い。次から次へと傷口から膿が湧きだすようである。そんなニュースをテレビで見ていると、本当にWカップができるのか心配になってくる。もうここまできたら、なんとか海外から多くの人にきてもらって、成功してもらいたい。 メキシコの世界的な予約エージェンシー? が大量のホテルの予約を解約したそうだし、何かあるんじゃないかと疑いたくなってしまう。国内でも、駐車場の料金徴収による反対デモがセアザ(南米最大の生鮮市場)であり、中枢センターは壊滅状態になった。後ろでPCC(サンパウロ最大の麻薬組織)が煽動して暴動状態になったのではないか、というような噂もある。 イタケロン(サンパウロの会場スタジアム)は未完成のままFIFAに引きされ、各地スタジアムまでの交通機関はほとんど未整備だし、ここぞとばかりデモやストが多発するし、PCCの暗躍しているようだし、ますます治安は悪化するし、政府も頭がいたいだろう。もっともすべて自分達撒いた種(汚職贈賄などなど)であるから、自分達で刈り取らなけばならない。しかし、きっとそれらの責任は国民になすりつけられるだろう。国民は一時的には良い状態になるように感じるだろうが、長い目でみれば、結局国民が苦しめられることになる。外国人でしかもフリーの僕などは不安で一杯である。 笛の音や歓声がするので、窓の外を見るとデモが行われていた。写真をとりに行くと、女性や高齢者の先生たちの賃上げ要求? のデモだった。リオの清掃員たちが37%もの賃上げを勝ち取ったことから、今デモやストをすれば給料はあがるという思惑が波及したのだ。 オリンピックの準備は全くのようだし、ブラジルはいったいどうなるのだろう? 心配である。

過去録>

12月25日 サンパウロ見聞記
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今年は飾り付けがショボイ

クリスマス ブラジルでは、クリスマスは家族と聖夜を厳かに過ごし、新年は友人たちとワイワイ大晦日を過ごすというのが一般的なようだ。クリスマスはブラジル人にとって1年の行事の中で最も大切な日なのだ。 クリスマスばかりは、刑務所にも恩赦があり、数日間、囚人が解放される。毎年のことであるから慣れたが、最初聞いた時には驚いた。「危ないから夜はであるかないようにした方が良いよ」と日系人のおじさんに忠告されたものである。今朝、犬の散歩をしていて、危なそうな男2人が向かいから歩いてくるのを見て、突然このことを思い出した。 ただでさえ治安が悪いのに、さらに囚人が出所されるなんて信じられない! ブラジルは移民国家で多種多様な人種が生活するせいか、人権、人種問題には、非常に神経質で、気を使っている。テレビなどでも毎年、「なんで解放するのか?」的なことが話題に上るが、クリスマス時期の解放はもう何年もずっと行われている。未だに続いているということは人権派の運動家がうるさいのか? それとも今まで大きな犯罪が起こっていないのか? 良くわからない。一時出所した囚人のほとんどはちゃんと刑務所に帰ってくるらしいが、帰って来ない囚人もいるらしい。 サンパウロを離れて、旅行や、故郷に帰ってしまった人々が多いのだろう。今日は人通りも少ないし、ほとんど車も走っていない。町全体がひっそり眠っているようである。22階のアパートから建物だらけのサンパウロの町並を見ていると不思議に故郷の高知を思い出したた。そういえば、20年ちかく、日本の寒い正月を過ごしていない。気持ちが引き締まるようなシンと寒い厳かな日本の正月が、今日は妙に懐かしい。

 

12月27日 サンパウロ見聞記
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故郷ニ帰ったり旅行に出たりしているのか、クリスマス以降、町から人がめっきり減った

寝正月 クリスマスが過ぎ,急に暑くなってきた。それこそカッと照りつける真夏の日差しだ。 やはり、ブラジルの年末はこうじゃないといけない。中途半端に涼しいと、気の抜けたビールのような気分になってしまう。 日本の正月はしんと寒く、線筋がピンと伸びるような厳かさがあるが、ブラジルの新年は、カッと照りつける日差しとうんざりするような暑さ、さらにビール、シュラスコ(バーベキュー)、などなどが猥雑に絡み合い、ワイワイガヤガヤ厳かな気分からは程遠い。 もう、20数年ブラジルに住むが、なかなか、この暑い年末になじまなかった。やっと3年前ほどからブラジルの正月もそれなりにいいな、と思い始めたと思ったら、今年の年末はまた日本の寒い正月が懐かしくなった。でも、日本の正月を過ごしたら、きっとブラジルの猥雑な正月が懐かしくなるだろう。 そんなことを思いながら、来年の正月は、読書三昧、DVD三昧の寝正月になりそうだ。おそらく僕の場合は日本にいても寝正月と思うし、結局はどこにいても寝正月で終わりそうな気がする。

 

12月31日 サンパウロ見聞記
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リベルダーデ広場に設置された輪抜け様

ブラジルのお正月 日本では、正月には着物を着て御節料理を食べるのが習慣ですが、ブラジルでは、白い服を着て、レンチーリャを食べ、海岸で7回波を飛び越えお願いをするのが一般的です。ですから、年末に海に向かう人が多いのです。 白はブラジルでは「平和、平穏、純粋、無垢」を表わし、クリスマスなどにも白の服を着る人が多いようです。レンチーリャ(日本名が平豆。一般的にはレンズ豆と呼ばれる)とは円形をした緑色の種で、そのコインのような形から「幸福、幸運、金運」をもたらすとブラジルでは言われています。軽く湯がいた状態で炒めたり揚げたりもでき、使い勝手がよく、味もくせがないので何にでも合います。 日系人がたくさん住むサンパウロでは、大晦日に東洋人街リベルダーデで餅つき、南米大神宮より、輪抜け様、仮設の参拝所が設けられ参拝が行われます。この輪抜け(茅で作った大きな輪)様は、高知県各地で盛んに行われている行事で6月30日(夏)に今年一年の無病息災を願って高知の人々は輪を抜けます。移民に高知の人が多かったので、輪抜け様の行事が定着したのでしょうか? この毎年、大晦日に行われる行事は、今年で43回目を迎え、ブラジル人の間にもすっかり定着し、多くの人々が訪れ、茅の輪を抜け真剣な表情で参拝をしていきます。餅つきには2400キロのもち米が用意され、つきあげた紅白餅2万袋と雑煮3000杯が無料で振る舞われるので、それを目当てで来ているブラジルも中にはいるでしょうが、日本の行事がブラジル人の間にも定着するのは嬉しいことです。

 

1月1日 サンパウロ見聞記
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最近は、自分の犬がした糞をきちんととる人も増え、随分と飼育マナーもよくなった

ペット社会へ テレビのニュースで、街路や店内に取り付けられているビデオカメラで映された映像が流されることが最近急に増えた。強盗、自動車事故・・・。去年の暮れには、映像を管理する人間が歩いているグラマーな女性をずっと撮り続け、その映像が流出し問題になった。 いつもどこかで撮られていると考えるとぞっとする。もう、誰もみていないから、いないから大丈夫なんて決して言えない。カメラがどこから覗いているかわからないのだから。 今日は、20歳前後の若い女性が、他人の家に自分の飼っている犬を捨てる映像がテレビのニュースに゙流れた。その犬はマルチーズのような長毛の成犬で純血種だと思う。犬を抱えて1mほどの柵の中に入れると、まったく振り返りもせず、その娘はどこかに行ってしまった。恐らく飼えなくなったか、長旅にでるために、他人の家の庭に捨てたのだろう。道路に捨てずに庭に捨てたのは、後をついてくると思ったのか? できればお金持ちに可愛がって欲しいと思ったのか? 家で生まれた仔犬を人にあげるとき、僕は身を切られるように辛かった。しかし、この娘からは、そんな悲壮感は全く感じられなかった。ただぽいっと、置いたという感じだった。カーニバルや年末年始の長期の休み前には、街を徘徊する純血種の犬が増えるらしい。犬は連れていけないし、犬用のホテルに預けるにはお金がかかる。旅行には行きたいから、結局犬を捨ててしまう利己的な飼い主がいるからだ。 「困るのよね~、道で1匹プードルを保護したわ」とずっとうちの犬たちを診てもらっている獣医が嘆いた。おそらく、このようなことはサンパウロだけでなく東京やニューヨークなど世界中の都会で起きているだろう。犬にしてみたら、気が付いたら野良犬になっていたという感じだろう。 僕の住むアパートのエレヴェーター内には、「ペットの飼い方」という紙が貼られている。「鳴いたり、人に迷惑をかけたりした場合は2万円以下の罰金を支払わなければならない。1日以上1匹にはしないこと、散歩に連れて行くこと・・・」など事細かに注意事項がかかれている。それだけこのアパートには犬猫が多く飼われ、クレームも多いのだろう。僕も飼っている犬たちが吠えないように細心の注意を払っている。 10数年前にはペットを飼う人はにはこれだけたくさんいなかった。第一、ほとんどのアパートではペットを飼うことが禁止されていた。これだけ急激にペットが飼われるようになったということは、サンパウロも都市化が進み、疎外感や孤独を感じる人が増えてきた証拠であろう。そういう僕も犬や魚に癒されているひとりである。

 

1月9日 サンパウロ見聞記
DSC_8677危機一髪夜9時、暗くなったアベニーダ・リベルダーデを、友人とセ広場方面に歩いていた。 と、突然、後ろから背負っているカメラ用のデイバッグが引っ張られた。びっくりして後ろを振り向くと、プロレスラーのような褐色の肌をした大男の腕が僕のデイッパクの根本をつかんでいた。うっすらと汗をかいた、丸太のような大きな腕が街灯にてらされヌラヌラと光っていた。ぎょっとした。友人と話をしているうちに油断して、男が近づいてきた気配を一切感じなかったのだ。 「ジネーロ、ジネーロ(金、金)」、男の声が耳に飛び込んできた。怖いという感じはなかったが、あまりにびっくりして自分の顔が痛いほどひきつっているのが解った。建物側であまりに突然のことに驚き、固まっている友達の姿が目に入った。格闘技やスポーツを普段からやっている人ならともかく普通の人はなかなかとっさに身体が反応できない。このことは僕自身もそうなので良くわかる。ブラジルに来たばかりの頃、襲われたことがあるが、身体が驚きと怒りで固まってしまい殴られっぱなしだった。 何故か、自分のひきつった顔を見られているのが恥ずかしかった。そんなことを思っている状態ではないのだが・・・。その時、チラリと男の後ろに仲間らしい人影が見えた。 いくらかのお金は胸ポケット入っていたが、お金を渡すなんて考えは一切頭に浮かばなかった。デイッパクに入ったコンピュータを盗られると困るなという気持ちで頭の中は一杯であった。幸いなことに、普段はかならず持っているカメラは、今日は荷物がたくさんあるのでもっていなかった。 街灯にてらされて、隙だらけの男の顔が、見え隠れする。一瞬、空いている手で殴ろうか、という考えが頭に浮かんだ。しかし、人を殴ったことも無いような非力な僕が殴っても、ほとんどダメージを与えられないだろう。もし拳銃や刃物を持っていれば男の気持ちに逆に火をつけ、傷つけられる可能性もある。この時はなぜか冷静に頭がはたらいた。声も発せず、ずるずるとさらに車道に逃げているうちに、ふっと軽くなった。男が手を離したのだ。 何故、男が手を離したのか解らなかったが、そのまま車道の反対側に逃げた。大声をあげて、だれかれ構わず助けを求めれば、もっと早く男は逃げただろうに・・・。とっさに、大声をあげられなかったのは僕も冷静さを欠いていたのだろう。 今、思うと、男は、捕まえれば僕が立ち止まってすぐ金をだすと思ったのだろう。予想に反して、僕が「金、金」と叫ぶ男を無視して、反撃はしないまでも、さらに僕が逃げようとしたので焦ったのだと思う。建物側に僕を追い込むべきだったのである。僕が車道に逃げようとするのを止めることができなかったのが彼の敗因である。男は、こうした犯罪に慣れていなかったのであろう。経験豊かな強盗でなくて本当にラッキーであったと思う。 何度か強盗にあいかけたことはあったが、これほど近くまで強盗を近寄らせたのは初めてのことであった。ここサンパウロでは、たとえ、人と一緒の時でも緊張を解いてはならないのだ。 実は、朝から、不穏な動きを感じていたので、何か起こるのではないかとビクビクしていた。案の定起きてしまった。家までの道すがら、僕の勘もまんざらではないと妙な感心をしてしまったが、こういう勘は外れてもらいたい。

 

1月18日 サンパウロ見聞記

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ゲイ青年の死  バタバタバタ・・・、夕の7時、夕飯を食べていると、ヘリコプターがアパートの上空でホバリングする騒音が周囲に響き渡る。また、デモ行進か? と思い窓から外を見下ろすと、ノーベ・・デ・ジュリオ橋を2,300人の人々が行進していた。デモ行進にしては、人数が少ない。それにしては、しっかりと警察が後ろからついてきているし、いったいなんだろうと、思っていた。通常、抗のデモ隊はアパートの前の市議会前まで来るのだが、この行進は橋の真ん中で止まってしまった。何人かが小さな明かりを持っているのも通常の抗議デモと異なる。 テレビをつけると、ゲイの青年が、深夜ディスコを出た後、ノーベ・デ・ジュリオ橋から突き落とされて死亡した、というニュースがちょうど流れていた。犯人は解っていないらしい。あっ、これだ! 今行われている行進は、このゲイ青年の追悼だということに気が付いた。小さな光は蝋燭だろう。もう一度窓の外を見たときには、橋の中ほどに蝋燭を置いて行進はほぼ解散してしまっていた。せめて、蝋燭だけでも撮ろうと橋にいくと、思っていた以上に多くの蝋燭があった。 ニュースでは、犯人はゲイを敵視するスキンヘッド・グループではないかと言われている。警察が周囲を固めていたのは、おそらく行進を企画したゲイ友達が、スキンヘッドの襲撃を恐れて、警察を要請したのだろう。「スキヘッドがゲイ狩りをするから気を付けた方が良いですよ。僕の友人も男二人で歩いていてゲイと間違えられて襲われましたから」と友人が言っていたことを思い出した。 最近は驚くほどゲイが増えている。僕の印象ではブラジル男の5人に1人はゲイではないだろうか? と思うほどである。それほど、特にセントロにはゲイが多い。ブラジル各地で行われているゲイパレードも毎年盛んになり、ゲイは確実に市民権を得ている。カナバレスコ、芸術家、スチュアート、ガルソン、美容師、・・・はほぼゲイらしい。感覚が繊細で対応がやわらかく気が付くからこうした職業に向いているのだろう。今まで、芸術家、カナバレスコからはじまり、男娼までいろいろなゲイに接してきたが、いわゆる知識階層と呼ばれる職業のゲイは、ソフトで才能豊かで素晴らしい人々が多かった。一方、下級階層のゲイは、うるさく、執着心が強く、うんざりするような人が多いように感じた。 ブラジルは移民国家だけに世界中の移民が暮らし、ただでさえ複雑で様々な問題を抱えている。最近では、さらにゲイ、レズなどの同性愛の人々、それらの人々を排除しようとする人々などの問題も加わり、ますます複雑な社会になってきた。一見、なんでもありの住みやすい社会に見えるが、実際はどんどん住みづらい社会になっているような気がする。 最近の日本の男性は、ブラジル人から見れば、やせた体型で女性っぽい服装や髪形のゲイっぽい人が多いから、旅行や仕事でサンパウロに来る人はスキンヘッドに襲われないように十分気を付けた方が良いと思う   過去録>

 

1月18日 サンパウロ見聞記
DSC_0064グロベレーザ2014 グローボ局が、政治家とつるんで情報操作をしているということを去年デモで知って以来、見る局を変えているが、朝に放送されている「グローボ・ルラウ(農村)」という番組は見続けている。その番組のCM時間で、カーニバルのCMが流れた。毎年、カーニバルが近づくと、グローボ局ではカーニバルのCMを流すのだ。 このCMでは、グロベレーザと呼ばれるカーニバルの女王(カーニバルのコンパニオンガール)が一糸まとわぬ身体にボディー・ペインティングを施して、サンバのステップを踏む姿が流される。今年はどんな女性か、と実は前々から楽しみにしていた。とくに1代目は僕好みのきれいな女性で、サンボドロモ(行進会場)では、他のカメラマンと一緒になって彼女をおいかけて写真を撮っていたものだ。見ていて彼女には花があった。2代目はあまり印象に残っていないがボリュームのある可愛い感じの女性だった。そして3代目、ちょっとがっかりしてしまった。僕の好みとはかけ離れ、口が大きく、胸も小さかった。3代目のナヤラ・ジャスティーノはリオ州出身で1、グローボ局のファンタスティコという番組で一般視聴者によって53%という高得点を集めて選ばれたらしい。170センチ57キロの、日本人女性のようなスリムなボディは、健康的で褐色の肌が魅力的だ。ブラジル人も、豊胸手術を施した、ボンボンと砲弾のような大きな胸をした女性にあきて、自然な胸の美しさに気づいたのかもしれない。彼女には女性票も随分多かったのではないだろうか。リオのエスコーラ・デ・サンバでは、豊胸手術をしてない女性を募集しているし、今までの、とにかく大きな胸をしていたらいい、という考えから手術をしていない自然な胸に、回帰し始めているのかもしれない??http://www.youtube.com/watch?v=Zuu_Z-a8Y30http://fotografia.folha.uol.com.br/galerias/20679-globeleza-2014#foto-342802一番最初の写真ナヤラ・ジャスティーノhttp://g1.globo.com/fantastico/noticia/2014/01/eleita-pelo-publico-nova-globeleza-grava-vinheta-do-carnaval-2014.html

 

1月31日 サンパウロ見聞記
DSC_2933犯罪多発ニュースを見ていると、毎日あまりにたくさんの犯罪が起きているので驚いてしまう。特に最近はハストンと呼ばれる根こそぎ泥棒が、すっかり定着してしまい毎日、店やレストランが襲われている。以前は店に客がたくさんいれば、警察に通報される可能性が高くなるので、襲われることはなかったのだが、最近はお客が入ってようがなかろうが関係ない。むしろ客が多い程、携帯やお金を多く盗むことができるので、わざわざ客が多く入っている店を狙っている感じがしないでもない。つい先日も、客が30人近くもいた日本食レストランが襲われ、客は携帯から財布、貴金属まで持って行かれたそうだ。返り間際に「良いお食事を!」という言葉まで残していったという。薬局に入った泥棒は、売り子になりすまし、お客に薬まで売っている映像が残っていた。盗むものも、車や携帯だけでない。犬や自転車まで、金になりそうなものならなんでもである。テレビを見ていると、走っている自転車に二人乗りのバイクが近づき、銃で脅して自転車を止め、後ろに乗っている男が自転車を背負っていってしまった。その姿を、持ち主が呆然立ち尽くし見送っている映像はなんとも印象的だった。最近は高価な自転車に乗る人が増え、自転車も高く売れるのだ。自転車の盗難保険に入る人も3倍以上に増えているらしい。さらに愛犬を奪われ、返してくれと泣く飼い主の映像などもしばしば見かける。恐らく強盗は、ペットブームで3000、4000レアルで犬が取引されることを知っているのだ。獰猛な、ピットブルまでも盗まれたのには驚いたが・・・。毎日、ニュースで流される強盗映像をみていると思わず笑ってしまうようなモノや、驚かされるモノがあって飽きない。あくまで他人事なので、笑ったり、驚いたりして見られるが、もし自分の身に起こったらと思うとぞっとする。
2月22日 サンパウロ見聞録
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出発時間の2時間後やっと出発

Canaval de Rua(街のカーニバル)

重い気持ちと、けだるい身体にムチ打って、やっと家をでる。土・日曜日に出かけるのはもともと好きでない。家で本でも読みながら寝転んでいたい。しかし、新聞でCarnival de Ruaがあることを見てしまったので、行かないわけにはいかない。 あまり行ったことのないピネイロス地区だけに、ちゃんとたどり着けるかどうか少々不安であったが、だめなら、付近にある美術館に行って、Junko koshino +Go Yayanagiの作品展をみにいくことにして、気持ちを奮い起こして、家をでる。 案の定、やっているはずの行進はやっていなかった。正確な住所は解っていなかったが少なくても近くにまで行けば、打楽器の音くらいはしているだろう、と軽く考えていた。しかし、それらしき音はいくら耳を澄ましても聞こえてこない。さらに歩いているうちに、ピンクと黒の横じまの派手異様な高層ビルが出現した。きっとあれが「トミエ・オオタケ文化センター」予想し行ってみることにした。 やはり、その通りであった。それにしてもハデな文化センターである。普通の平屋が多い付近で一際目立っている。近くにメトロ駅もできたし、これからこの辺もどんどん開発されていくのであろうが、付近の景観にかまわず、こういう建物をたてるのは、日本の政治家風に言え ば、「いかがなものか」と言う気がする。浅草の下町に、突然30階建てのピンクと黒の横じDSC_5058まのビルができたようなものである。もっとも数年後にはビルがたくさんできて目立たなくなり、先見の明があったということになるのかもしれないが・・・。 展示会を見終えて、もうひとつのブロッコの出発場所を探してみることにした。新聞の地図を見ながらやっとそれらしき人が集まっている場所にたどりついた。しかし、出発は2時だったはずであるが、とうに3時を過ぎている。 ちょうど近くにいたバッテリアの人のよさそうな女性に「何時にパレードは始まるの?」と聞くと、にこにこ笑いながら「もうすぐと思うけど、何時にはじまるのかしらね~」と言ってさらに表情をほころばした。ここサンパウロでは、ブラジル時間(時間に適当で必ず遅れること)はなくなっていると思っていたが、仕事以外で自分達の楽しみの世界にはまだ残っていたのだ。バッテリア(打楽器隊)はマリファナを回し飲みしながら、音合わせをしている。のんびりと話をしながら準備をする様子を見ていて、気の合った仲間同士で、自分達の楽しみのためにやっているということが良くわかる。サンボードロモ(カーニバル会場)で行われるパレードは企業化したエスコーラ・デ・サンバ(サンバグループ)が金を稼ぐためにやっているために皆本当に真剣で、会場では少しでも点を獲得するためにピリピリして怖い程である。おそらく優勝すると大きなお金がうごくのだろう。パレードに参加するにも結構なお金がいるし、サンボドロモの入場料も決して安くない。とにかく金かねである。こうした金本位ではあるが1大企業化したカーニバルは何千にもの人々の働き口を生み出し、海外からの観光客を呼び込むのだから、今や必要なものなのである。サンボドロモのパレードに参加した人々に感想を聞くと目を輝かせて「良かった。もう一度参加したい」と言う人がほとんどだということ考えても、企業化されたカーニバルも必要なのだ。 4時を過ぎたころやっと出発になった。先ほどの女性によると10時ごろまで休みながらパレードを続けるらしい。意外にバッテリア(打楽器隊)も歌う女性もうまいのでびっくりした。ブラジル人はやるときにはやるのである。何の規制もなく自分らのペースで気ままに行進するルアのカーニバルがすっかり気にいってしまった。

Passado>

 

3月2日 サンパウロ見聞録

DSC_6938Canaval

もう、20年以上、サンパウロに住んでいた居るが、Carnaval de Rua(街のカーニバル)をこれほど見に行ったことはなかった。サンボドロモ(カーニバル会場)で行われるパレードと比べると全然ショボイし、華やかさも色気もまったくない。そんなCarnaval de Ruaにはまったく興味が湧かず目もいかなかった。今年はどこも行く予定がなかったので、カーニバルはゆったりと寝て過ごすつもりだった。ところが、カーニバルの一週間前に行ったプレ・カーニバルが意外に面白かったので、今年はCarnaval de Ruaを回ってみようと言う気になった。 回っているうちに今まではショボイと思っていただけの衣装も、そのショボさに不思議に味を感じるようになってきた。金がないならないなりに、自分らのできるカーニバルをやろうとういう気持ちが伝わってきたし、サンボドロモで行われる行進のようなピリピリした雰囲気も全くなく、自分らが楽しむためのカーニバルという姿がいい。 サンボドロモのパレードは、1年をかけて作り上げられたもので、豪華な山車、迫力満点のバッテリア(打楽器隊)、超セクシーな踊り子、・・・、完全にショウ化されたパレードはプロの舞台である。見ていても楽しいし、その豪華なパレードに驚くことさえある。そのパレードに関わる人は少しでも点をあげるために必至で、パレードが上手くいくようあらゆることに手をつくす。カメラマンなどは邪魔な最たるもので、ほとんど暴力的に排除する。カメラマンも他のカメラマンよりも少しでもいい写真を撮りたいからギリギリまで入り込み、パレードの邪魔をするから、お互い様ではあるのだが・・・。僕も何度暴力的に排除されたことか。一度などは背中にしょっていたデイパックをつかまれて振り回されたこともあった。あまり暴力的にやりすぎると、テレビや新聞で報道され、点数に響くこともあるので、今は昔に比べると少なくなってきたようだ。1年という歳月と莫大なお金をかけての、晴れ舞台の行進だし、主催者にとってはできふできは死活問題だから、気持ちは十分わかるのだが、こういうピリピリした雰囲気と暴力的な雰囲気がいまいち好きになれなかった。でも、人々の真剣で必死な姿には、心に響くものがあったことは確かだ Carnaval de Ruaは、ショボイし、始まり時間など超適当だし、あまり絵にもならないが、自分らが楽しみながらやっていることはよくわかる。こういうカーニバルもいいな~、と今は思っている。

Passado>

 

3月12日 サンパウロ見聞録

DSC_7113カーニバルの後

テレビのニュースによると、来年から、サンパウロのCarnaval de Ruaはすべてのブロッコが登録しなければならななくなったそうだ。地区の住人から、騒音、交通渋滞の苦情が殺到したらしい。大きなブロッコになると数千人が集まり、警察も警備にあたっていたから、連絡は入れていたとは思うのだが、実際はどうなのだろう。僕のみたブロッコは小さなものでも少なくとも100人以上は集まっていたから、もし、登録や連絡なしに、勝手にやって道路を封鎖していたのなら、例えカーニバルだといえども許容範囲を超えている。 以前にも書いたが、今年のCarnaval de Ruaは、例年以上に盛り上がっていた。300ちかいブロッコが街に繰り出したそうだから、周辺の住人にとっては迷惑な話だ。うちのちかくでもいくつかのブロッコが行進を行っていたが、音が聞こえる度に階下に降りて、写真を撮っていたので僕自身はさほど騒音と感じなかった。でも、もし、そんなことをせずに、本でも読んでいれば、煩くてきっと頭にきたと思う。なにしろ、打楽器隊の音は、遠くできくと騒音にしか聞こえないし、ガンガンにスピーカーの音量をあげて歌うからたまらない。 なかなか終わらない行進に頭にきた、酔っ払いの運転手が、人混みの中に突っ込み、数人の重軽傷者がでるとい事件もあった。運転手は怒った群衆に車内からひきずりだされ、リンチにされかけ、車も破壊された。  ビール缶を片手に踊る人々の様子をみていると、かなり憤懣が溜まっているように感じた。先日リオの清掃人がストを決行し、40%近い給料のアップを獲得した。もごね得ということが解り、おそらく、右に倣えで、他の会社や政府機関の他部署の人々が、これからどんどんストを行うだろうから、物価は上昇していくだろう。そうなると、人々の生活はますます圧迫され、憤懣は溜まっていく。治安が悪く、ただでさえ住みづらい環境なのに、いったいどうなるのだろう。最近、何があってもおかしくないほど治安が悪化しているので、毎日薄氷を踏むような生活をしている感じさえするのに、これで物価がさらにあがればたまったものではない. 夕、Wカップ反対のデモがあった。今回は約1500人近い参加があったようだ。それに対する警察の警備は1700人。これだけがっちり固めて破壊行為を抑えたにもかかわらず、ブラックボックスによって銀行のガラスなどが破壊されたが、さすがにそれほど被害はなかったようだ。 スタジアムも70%以上ができ、開催も3か月前になったのだから、今更反対しても仕方がないと僕なんかは思ってしまう。それよりは、少しでも海外から客が来やすくなるようにしてブラジルが潤うようにした方がいいと思う。今さら、スタジアム建設に使ったお金は返ってこないのだから。 しかし、ブラジル人達の考え方はすこし違うようで、世界から注目が集まっている今、反対運動をして、少しでも良い条件を政府から引き出そう、という思惑があるようだ。政治家は、私腹を肥やすことしか考えていないから、いつもは、て国の金を横領することとと、国民から金を巻き上げることしか考えていない。それだけに、Wカップ、選挙と続く今が国民の要求を訴えるのに絶好の時なのだ。 その気持ちはわかるが、Wカップがこけたらオリンピックにも大きな影響がでるだろうし、世界の信用はガタおちになってしまうだろう。そうなると、Wカップ、オリンピックがあるから大丈夫だろうと集まっていた世界の投資が引き揚げてしまう可能性もある。ブラジル経済が傾くと当然、国民の生活も苦しくなる。 FIFAは、ブラジルでのWカップは、Wカップの歴史上最悪だと言っているらしい。南アフリカでさえ、前年にあるコンフィデラソンの試合はちゃんと予定のスタジアムでできたのに、ブラジルは本番開催の3か月前になってもできてないスタジアムがあるのだから。 こんなことになってしまったのも、政治家や資本家がよってたかってスタジアム建設資金を横領してしまったからである。クリチバは一番完成が遅れているスタジアムであるが、スタジアムの建設資金を使って、サッカークラブが有力選手獲得したという疑惑が流れている。おそらくどこの開催都市も同じようなものだろう。自分達の血税が横領し放題されているのだから国民が怒るのも無理はない。スタジアムができるのが遅延したために、さらに資金の投入をした所も多い。病院や学校はなかなか造らないのに、スタジアム建設には簡単に金をだす。こうなると怒らない方がおかしい。きっちりと責任追及はすべきだと思う。もっとも、Wカップが終われば、すべてうやむやになってしまうだろうが・・・。 以前は横領事件があるたびに「ブラジルの政治家はこれだからね~。仕方ないよね」と他人事のように笑ってすましていた人々が多かったが、さすがに今度ばかりはそんな人は見かけない。

 

 

3月13日 サンパウロ見聞録

 DSC_3341Wカップ反対デモ

夕、Wカップ反対のデモがあった。今回は約1500人近い参加があったようだ。それに対する警察の警備は1700人。これだけがっちり固めて破壊行為を抑えたにもかかわらず、ブラックボックスによって銀行のガラスなどが破壊されたが、さすがにそれほど被害はなかったようだ。 スタジアムも70%以上ができ、開催も3か月前になったのだから、今更反対しても仕方がないと僕なんかは思ってしまう。それよりは、少しでも海外から客が来やすくなるようにしてブラジルが潤うようにした方がいいと思う。今さら、スタジアム建設に使ったお金は返ってこないのだから。 しかし、ブラジル人達の考え方はすこし違うようで、世界から注目が集まっている今、反対運動をして、少しでも良い条件を政府から引き出そう、という思惑があるようだ。政治家は、私腹を肥やすことしか考えていないから、いつもは、て国の金を横領することとと、国民から金を巻き上げることしか考えていない。それだけに、Wカップ、選挙と続く今が国民の要求を訴えるのに絶好の時なのだ。 その気持ちはわかるが、Wカップがこけたらオリンピックにも大きな影響がでるだろうし、世界の信用はガタおちになってしまうだろう。そうなると、Wカップ、オリンピックがあるから大丈夫だろうと集まっていた世界の投資が引き揚げてしまう可能性もある。ブラジル経済が傾くと当然、国民の生活も苦しくなる。 FIFAは、ブラジルでのWカップは、Wカップの歴史上最悪だと言っているらしい。南アフリカでさえ、前年にあるコンフィデラソンの試合はちゃんと予定のスタジアムでできたのに、ブラジルは本番開催の3か月前になってもできてないスタジアムがあるのだから。 こんなことになってしまったのも、政治家や資本家がよってたかってスタジアム建設資金を横領してしまったからである。クリチバは一番完成が遅れているスタジアムであるが、スタジアムの建設資金を使って、サッカークラブが有力選手獲得したという疑惑が流れている。おそらくどこの開催都市も同じようなものだろう。自分達の血税が横領し放題されているのだから国民が怒るのも無理はない。スタジアムができるのが遅延したために、さらに資金の投入をした所も多い。病院や学校はなかなか造らないのに、スタジアム建設には簡単に金をだす。こうなると怒らない方がおかしい。きっちりと責任追及はすべきだと思う。もっとも、Wカップが終われば、すべてうやむやになってしまうだろうが・・・。 以前は横領事件があるたびに「ブラジルの政治家はこれだからね~。仕方ないよね」と他人事のように笑ってすましていた人々が多かったが、さすがに今度ばかりはそんな人は見かけない。

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