危険がより身近に。発砲事件、激増の予感

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事件の起きた、メトロ・リベルダーデ駅付近。警官の巡回も人通りも多いのだが・・・

 白昼、人通りの多い東洋人街メトロ・リベルダージ駅前で、2人の強盗犯人に警官が発砲し、1人が死亡、1人が逃亡後逮捕され、流れ弾が運転中の女性の頭部をかする事件があった。

最近のリオやサンパウロでは、このような事件は、日常茶飯事のように起きているので、さほど驚くようなことではないが、自分がいつも通る場所で起きたということが衝撃であった。今まで僕の行動範囲で人が死ぬような事件が起きたことはなかっただけに、危険が、ついに身近にまで迫ってきたような不安を感じた。

 

去年は警官が犯人に撃たれて死亡する事件が頻発した。TVのニュースによると、サンパウロの警官死亡者数は85人もあったそうだ。今年に入って、犯人が警官に撃ち殺されるニュースをよく見かけるようになった。もしかしたら「犯罪者がピストルを持っていたら、躊躇しないで撃て」というような指示が警察内ででているのではないだろうか? そう思ってしまうほど、犯人が警官に撃たれる事件をこの頃よく見かけるようになった。

 数年前から、銃を持った凶悪犯罪が増えた上に、麻薬を買う金欲しさの犯罪が激増している。犯人の多くは未成年で、何の躊躇なしに発砲する事件が増えた。もし、このような発砲指示があったとしても批判するつもりはないが、警官たちは、射撃トレーニングをきちんとしているのだろうか? それが心配であった。サイトで調べたり、いろんな人に聞いたりしてみたがよくわからなかった。以前は、警官になって最初の1年間は、射撃訓練は義務であるが、その後は自腹での訓練をするくらいだったらしい。今はどうだろうか? 警察は、警察署の修復や家賃、パトカーのガソリン代にさえも苦慮している状態らしいから、警官の射撃トレーニングに予算があるとはとても思えない。そうなると、自腹でトレーニングする人はほとんどいないだろうから、普段トレーニングはしていないと考えた方が良いだろう。実際、リベルダーデの事件では、車の運転手に流れ弾が当たって怪我をした。

ニュースを見ていると、バスの中や、人通りの多い所でも警官が発砲しているので驚いてしまう。当然、狙いが外れて、周囲の人にも当たる可能性がある訳で、今までは、幸いにも流れ弾で人が死んだというニュースを見ないが(リオの麻薬組織と警官の銃撃戦では、流れ弾で何人も死んでいる)、今後、流れ弾にあたって巻添えになる人も出てくるだろう。現在の治安激悪状態で、犯罪者に対して発砲するのは仕方がないと思うが、射撃練習をしっかり積んで、周囲の状態をよく見極めるようにして欲しい。

自分の身近でいつ発砲事件がおきるか解らないので、近くで銃声が鳴ったら、すぐ身を伏せるよう頭に叩き込んでいる。

今日のTVニュースで、警官とその第3親族までの殺害犯人は、保釈金が無効で12年~30年の罪になったと言っていた。おそらく、射殺された犯人の家族の恨みから、警官およびその家族を守るために決まったのだろう。ということは、今後ますます警官に射殺される犯罪者が増え可能性あると言う事になる。そうなると泥棒や強盗も今まで以上に簡単に発砲するようになるだろうから、ますます危険が増えそうな気がする。

 

 

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