デモ・スト吹き荒れはじめる

 3月下旬ころから、賃上げ要求ストやデモが増えてきた。

トラック運転手が高速道路の料金とジーゼルの値下げを要求して幹線道路を封鎖しての抗議運動、教師の75%賃上げ要求スト、サンパウロ近郊の市町村ではゴミ回収職員が11%の賃上げ要求ストで町中がゴミだらけだ。地方都市では警官までも賃上げ要求ストを行い、市民は犯罪を恐れ戦々恐々としている。おそらくこうした賃上げ要求ストはますます増えて行くことだろう。

 一般庶民は自分の生活で精いっぱいで、新聞やTVのニュースなどもあまり熱心にみない人が多い。とにかく給料があがれば生活はよくなるだろう、と思っている人が多い。僕自身も最近やっと熱心にTVやネットでニュースを見るようになったくらいで、ブラジルの経済・政治についてほとんど無知であるから、あまりえらそうなことは言えないが、最近のブラジルの状態を見ていると、そんな無知な人間の僕がみていてもて怖くなる。

 知人の話によると、ブラジルの国庫は、だいたいの金額が表示されているが、実際いくらあるのか知る人はいないらしい。ふたを開ければ、政治家が取り放題取って、ほとんどなかった、なんてこともありそうだ。まるで、末期の江戸幕府の様相だ。しかし、日本にしても、実数が把握されていない国民のタンス預金がいくらなんてことを発表して国民に妙な安心感を持たせるようなことをしているから、実際はどの国にしても同じなのかもしれない。

 昨日もセントロを歩くと、わずか2時間ほどで2つのデモ行進に出くわした。1つは数千人の中規模なもので、もう一つは、100人もいない小さなものであった。どちらもピッチリと数十人の警察官が寄り添い警戒していた。これほどまでに警察はピリピリして警戒しているにもかかわらず、僕が知る限りではTVのニュースではなにも取り上げられていなかった。裏で報道規制が敷かれているのを感じずにはいられない。

 

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教員賃上げ要求デモ

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