評判の悪い市長推進プロジェクト

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中央の赤い部分が自転車道。車道の3分の1を占めている。このレーンに駐車すると罰金

 2月に有料配布となったレジ袋が、消費者団体の抗議で5月11日から再び無料になった。

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無料になった買い物袋

レジ袋には、緑色と灰色のビニール袋2種あり、ゴミ袋として使用する場合は、緑色にプラスチックや瓶などのリサイクル可能ゴミ、灰色に生ごみやトイレットペーパーなどの有機ゴミ、とゴミを仕分けして捨てることが義務付けられている。違反者には50~500レアル(2000円~2万円)の罰金が課せられる。このゴミ袋はとうもろこしなどからできていて今までの袋以上に強いことから、当初ハダット市長はこのゴミ袋のプロジェクトは消費者にも、店側にもよく、その上環境にも良い、と自画自賛したものだ。袋は無料になったものの、ゴミ袋の仕分けはまだ続いているようで、ゴミ袋には店のロゴマークや名前が印刷された緑色と灰色のものが配布されている。

市長が推進したプロジェクトは他にも自転車道設置がある。この自転車道は、サイクリストの利用率が少ないにもかかわらず、自転車道の設置によって車道や歩道の一部が割かれ、車・歩行者が通ることと自転車道への駐車が禁じられている。車道が狭くなったことにより渋滞を引き起こし、その上今まで駐車できていた場所に車を止めることができなくなり、ペンキ代に多大な費用がかかることから、市民には評判が悪い。さらに、ところかまわずペンキを塗り自転車道を設置することから、あまりの無計画ぶりに裁判所から中止命令がでてしまった。

レジ袋有料配布とゴミの仕分けも、計画的なプロジェクトとは言い難い。レジ袋の有料配布は2010年頃から何度かくりかえされたがその度に、プラスチック業界や、消費者団体に反対され中止になってきた。そのことを全く踏まえず、無計画に強行しようとした市長には呆れてしまう。さらに仕分けしたゴミをどのように回収するか、ほとんど計画されていないようで、「せっかく仕分けしてゴミをだしているのに、結局はごちゃまぜにして持って行かれてしまう」と文句をいう人が僕の周囲にもたくさんいる。いかにも、市長らしい無計画プロジェクトである。

テレビなどを見る限りでは市長の人柄には好感が持てるが、今まで彼が行ってきたプロジェクトを見ると無計画なものが多く、評判が悪い。市長が率先して最近行った、クラコランジャからの麻薬常習者の一掃では、つい口を滑らせ「一掃する前に、クラコランジャを仕切る大物と話をつけて行った」と言ってしまい、アルキミン州知事など野党から大分突っ込まれたようだ。

同じPT党のルーラ元大統領は、ゆくゆくはハダット市長を大統領にと考えていたらしい(今はPT党が生き残るのさえも難しそうな状態だが・・・)。今までの市長の行ってきたプロジェクトを見ていると、「よさそうな企画」だと見ると(あるいは、何らかの利権がからんでいるのか?)何も考えないで即飛びついたような無計画なプロジェクトが多い。とても大統領には向ている人物とは思えない。

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