CMの怪

 4チャンネルのあるテレビ番組を見ていると、コメンテイターが興味深いことを言っていた。政府がテレビ局に対して圧力をかけ始めているというのだ。

 その手段の一つとして、お菓子やおもちゃなどのCMが、子供の発育を害するということで禁止された。そのおかげで、今まで午前中は、アニメやゴレンジャーなどの子供向けの番組がどの局でも流されていたが、CMが禁止されたために番組自体が成り立たなくなったのか? どの局からも子供番組が姿を消してしまった。その代りに、バラェティ番組や、ニュース番組や、カルチャー番組が放送されるようになった。その変更した番組では、政府関係のCM、自動車、銀行など政府と密接にかかわりのある企業のCMが流されているらしい。政府関係のCMが増えることにより、テレビ局には政府のお金が大量に流れ込むことになる。もちろん政府のお金とは国民からさまざまな形で徴収した税金である。政府系のCMを増やすことによって、政府は都合の悪い内容を報道させないようにテレビ局に対し圧力をかけるようになったというのだ。テレビ局もCMを外されると資金的に困るので政府の言う事を聞くしかなくない、という仕組みだ。

 実際、各局のCMを調べてみると、子供向け関連の、おもちゃや清涼飲料水、お菓子のCM、そしてビールなどのCMが確かにこの頃少なくなった。その一方で車、銀行、ペトロブラスなどの政府関係のCMが増えている。もしかしたら、知らないうちにじんわりとTV報道に政府の圧力がかけられているのかもしれない。

 多くのブラジル人はあまり新聞を読まないから、新聞はTVに比べると一般庶民への影響力は少ない。そのせいか、圧力はまだあまりかけられていないようであるが、そのうち新聞、ネットなどにも波及していくのではないだろうか? ほとんどの国民がこうした裏事情をしらない。もし、このコメンテイターの言う通りなら、気が付いたら中国のようにガチガチの規制がされるようになっていた、なんてこともあり得るかもしれない。恐ろしい。

 

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